空くらい地くらい２６－３０話

２６話　スニムさんの家出

元旦のキム家にはボンレも寺から戻ってきた。だが家ではミョンジュの結婚話で機嫌を悪くしたスニムが大騒ぎしている。後妻にしたくないんだね。
ミョンジャやミョンテがミョンジュの結婚に反対しないと知ると、腹違いの妹のことだから無関心なのだと責める。そして実の母がいればいいのねと吐き捨ててスニムは家を出ていってしまう。ボンレはスニムのあとを追う。
でも、話してるうちに怒って一人で出て行っちゃった。
母の大反対にあって、ミョンジュはどうすればいいのかと泣き出し、ミョンジャはそんなミョンジュを励まし味方になると約束する。

ユン家では、サンヒョンとウンジュが激しく言い争っているのを聞いたヘギョンが、間に割って入っていた。だがサンヒョンは、自分もウンジュもお互いの実家の家風に合わない、結婚は軽率だったと話す。チャンスがほしい、次はうまくやると頼むウンジュを相手にもしないサンヒョン。

ジスはどうしてもムヨンが気になるのねえ。ウナは「初デートだ」って喜んでる。ムヨンは末っ子だし優しいから、妹が出来た気分で断れないんだろうけど、ジスが気になるみたい。
映画を観てウナを送り届けた帰り、ムヨンはバス停前のコンビニでジスの帰りを待っていた。「今帰り」なふりするムヨンかわいい。足痛いならおぶってあげようか？とか言ったのに、「今までウナといたの？送ってあげて、おんぶもしてあげて。ボディガードみたい」ってジスの機嫌が悪い。拗ねすぎ。「そうよ。むかついたの。そんなので勉強できてるの？」なジスちゃん。

---

２７話　おせち料理の行方

つい、ムヨンに冷たく当たってしまったジス。幼稚だとは分かっているのに、どうしてこんな態度を取ってしまうのか自分でもよく分からない。高校卒業検定のあとに大学入試も控え、女の子と遊ぶ時間などないはず、友達として心配して当然だとジスは自分に言い訳する。でも、ムヨンは「ウナの頼みは聞いてやらないと・・・」なのね。すねるジスの機嫌を一生懸命にとって、「どうしたの？変だよ？心配してくれてありがとう」なムヨン君。明日、新年の挨拶行くよ～です。
「嫉妬してるとでも？友達が必要だし、ムヨンが友達になってくれるのは嬉しいけど、時間を取られすぎるのは心配なの」と言い訳電話するジス。ムヨンは「そんなに念を押さなくても、友達で居てくれるだけでよい」と思ってる。だから、ウナも自分が友達で居るだけで満足するだろうって考えるのかな？

一方、家に帰りたくても帰れないボンレとスニムは、サウナに泊まることに。家では心配なミョンテとミョンジュが喧嘩に。（ムヨンの部屋着かわええ。）
サウナで食べ過ぎたスニムは具合が悪くなり病院へ。家族に連絡が入り、ボンレとスニムは家に戻る。

ユン家では、ヘギョンの顔を立て、義父の前では何事もなかったかのようにふるまうサンヒョン。彼はヘギョンを手伝って生ゴミを捨てるが、ゴミの中には母から預かってきた、おすそわけのおせち料理が捨ててあった。ヘギョンは、油ものは時間が経つと酸化するからと言い訳をするが、手もつけずに捨ててしまうヘギョンの無神経さに、ますます苛立つサンヒョン。ウンジュは拗ねて食事にも出てこないしねえ。
一方ヘギョンは、サンヒョンのことを細かい男だと思う。

ムヨンはジスの家に新年の挨拶。幼馴染とはいえ、これじゃ婿じゃんなあ。韓国ってそういうもの？「ジスがいつも叱る」とかジョンフンに愚痴っちゃって。なんか気まずい空気になりつつも、「何でウナの頼みを聞くの？」なジス。「大学行くまで友達で居ると母親と約束した。いじめられたのに明るくて良い子だ。あのままで居て欲しいから、望むことは聞いてあげる」なムヨン。
そこに、ジウンがやってきたんで、二人でお出かけです。

ミョンジュはジョンフンと元旦からドライブ・デート。ミョンジュ幸せそう。２人の結婚に、周囲が諸手を挙げて賛成するはずがないと分かっているジョンフン。あせらずに周囲に分かってもらえばいいとミョンジュを励ます。

---

２８話　その結婚に反対
ミョンジュとジョンフンの結婚に反対するスニムとミョンテは、ミョンジュに内緒でジョンフンに会おうと決心。ミョンジュを説得するより、相手の男性にあきらめてもらったほうが早いだろうという魂胆だ。
そのために、ジスとデート中のムヨンに電話。ところで、ジスは「食べたら、帰って勉強しろ」とかすっかり母親気分ですな。ムヨンはジスと居たいのに。
良い子なムヨンは店で勉強してたら、サンヒョンが。「ホントにウナを好きになったりしない？」と聞かれて、「僕には心に別の人が居るから」なムヨン。「迷惑かけるなってこと？」と言われて、「誤解されるのも俺のせいだな」と拗ねモードのサンヒョン。さらに「お前さえ居れば母さんは安心なんだ」とか説教しちゃって、「兄さんは分かってない」とかこちらも拗ねてるムヨン君。

ジスから話を聞いたジョンフンは、ミョンジュに内緒で会うことを承諾する。ジスは「番号教えてあげて」とムヨンに電話。

ジョンフンと待ち合わせたスニムとミョンテ。会うなり、スニムは娘との結婚はあきらめてくれと言い出す。ジョンフンはスニムの言いたいことはよく分かるが、あきらめると約束はできないと穏やかに話す。ジョンフンはスニムに考えてほしいと言う。

同じ頃、ミョンジュもジウンに呼び出されていた。ジウンはミョンジュに結婚をあきらめてもらおうとするが、逆にやりこめられる。

ストレスのたまったサンヒョンは、家を抜け出して剣道で汗を流していた。家に戻ると早速、ヘギョンとウンジュから、「男の癖に心が狭い」と文句を言われ辟易する。

---

２９話　天国へのワイロ


結婚はしないで恋人のままでいては？とジウンに提案されたミョンジュだが、社会に正々堂々と認められた関係になりたいと話す。だがミエからは「老後、一人になりたくないから結婚を保険として考えているのでは？」とひどいことを言われてしまう。ミエは、ミョンジュがジョンフンとの結婚を望んでいる理由が財産目当てだと思っているのだ。結婚前に財産を分けてもらおうとか、すげーチャッカリしてるな。

ジョンフンに会ったスニムとミョンテも、会ってみると意外に好印象のジョンフンに戸惑っていた。

ムヨンは、ミョンジュに会いに。「気になって黙ってられなくて」って電話番号教えたことを話しちゃった。真面目っていうか要領悪い子なんだねえ。
ムヨンはウナと一緒に高校卒業検定の願書を出した。証明写真を撮るって写真館に行ったり、二人で携帯写真とったりなウナ。走り回るウナの足の怪我が心配なムヨン。
ウナが「競争だ！」とか言って勉強頑張る気にさせてくれるし、サンヒョンには「お兄さんのこと気にしてたよ」とか言ってるし、ホントにムヨンのためにも良い妹分だよね。

明日が義父テシクの誕生日だと聞いたウンジュ。サンヒョンから一緒に実家に行って嫁の務めを果たしてほしいと言われたウンジュは、仕方なくキム家へ行くことに承諾する。

1000万ウォンのご祝儀を出したのがボンレだと知ったミョンジャは、「これは持っておいて」と返そうとするけど、「私の気持ちを分かって」と押しかえす。それを見たミョンテは、ボンレがお金持ちかもしれないといぶかる。お金のことを妙に気にかけるミョンテに、ボンレは我が息子ながら、その浅ましさにガッカリする。

ジョンフンとの結婚にあくまでも反対のスニムはミョンジュに翌日、見合いをさせることを勝手に決めてしまう。

---

３０話　ミョンジュの見合い


好きな男がいるのに見合いなんてしないと言うミョンジュに、スニムも絶対に譲らない。仕方なくミョンジュは断ることを前提で親孝行のつもりで見合い相手と会うことにする。

会社を終えたミョンジュは、母との約束を守るためハン・ソンギュという男と見合いをする。２人きりになった時ミョンジュは「母が私に見合いを勧めたのは、私の結婚相手が気に入らないからです」と率直に、今までの経緯を説明する。ソンギュは、自分は恋愛経験が豊富で、好きな人とは恋愛関係、結婚は平凡な人がいいと考えていて、そのために見合いをしたと話す。

市場に行くと言って家を出たボンレのあとを、こっそりついていくミョンテ。ボンレが入って行った食堂にミョンテも入り、それとなくボンレのことを尋ねる。どうやらボンレにはお金の匂いはなさそうだと思ったミョンテは引き返す。
でも、あの大きな食堂の経営者みたいだね。つけてるの気がついてて、昔働いてた人だから恵んでると社員に説明させてた。

ウンジュは会社でトラブルが発生し、テシクの誕生パーティーに間に合うかやきもきしていた。とにかくサンヒョン1人で行ってもらうことに。

一方、ソク家にジウンとミエがやってきた。２人は、いきなりジョンフンと同居すると言い出した。

ムヨンは勉強。ウナが良い影響を与えてると気がついて、ジスはちょっと不安みたいだね。元彼の話をなんとなくしたムヨンに「彼女ができて友達に無神経になった。ウナには逆らえないくせに、恋人じゃないなんて嘘」と拗ねてしまう。ムヨンはくっつけようとするなと怒ってます。
バイト代でお父さんに捕薬をプレゼント。一人では飲まないからってお母さんの分も用意するなんて、良い息子だ。それに、受験までバイトやめて自習室も使ったら？という両親に、「今度は練習の受験だし、落ちたときの言い訳が必要ジャン」と自分を落として両親に負担をかけましとする。良い子だああ。