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僕は君に惚れた 85・86話 [僕は君にほれた]

85話 しかし、ウジンとミンソンのキスはもろに「やっちまいました・・・」な感じなんですが、設定上はどうなってるんだ!!

翌日、先に目が覚めたミンソンはアチャー・・・となって、こっそり顔隠して反対側を見て寝たふり。それで気がついたウジンも、やっぱりアチャーで気まずそう。ひとまず反対側を向いて、頭の整理。で、こっそりぬけだしました。でも、ミンソンを見る目には愛があるように見えるんだよなあ。っていうか、あってほしい!ウジンは割と落ち着いてる。
一方、ミンソンは完全に「はずかし~」って困ってしまってる。でも、ウジンの電話が鳴ってて、ジウォンからの不在着信が沢山あるのを見ちゃって凹む。
部屋を出たら、ウジンが牛乳もらってきてくれた。飲ませてあげたくてニコニコのウジンと、顔を合わせられないミンソン。逃げ出すミンソンを、ウジンが呼び止めて散歩に誘う。口の周りに牛乳付いてるって、拭ってくれるウジンだけど、触れた時に可愛いなあって気持が湧いてるっぽい?でも、ミンソンは「覚えてない?一度の過ち?」と不安でたまらない。

ジウォンは、ウジンに何度も電話して大泣きです。迎えにきたミンソに「呼んでない・・・」なジウォン。でも、あんな電話したら「来い」って言ってるようなものだわな。ミンソは、妻に死なれた時の辛い気持を話してるけど、ジウォンは寝ちゃったよ。「ごめん。悪かった」と。
しかし、送って行ったら、事情を知ったジフンが「このヤロ~」とミンソに絡む。「善人になりたいから殴らないけど」と言いつつ、今にも殴りたいジフン。「お母さんにも殴られたし、ジウォンにも面倒かけられて、もういいだろう?」とミンソ。もてあそぶなっていうジフンだけど、もてあそんでるのはジウォンの方って気がするけどなあ~。「妹は、何もできないくせに、欲深くて、見栄っ張りで、哀れなやつなんだ。モノで釣るな」なジフン。

ジウォン、大泣きしたことで少し気が晴れたかな?ミンソからの誕生日プレゼントを今になって開いて、少し慰められたけど、それを使う気にはなれない。

ドクペさんは「降板する」とジウォンに告げる。しかし、「彼のこと、嫌いになった。好きにさせてくれる人が良い。私の要求を断らない人を探して結婚する。彼と付き合う気はない。苦労が目に見えてる。うんざり」と宣言。そして「立派にやって、見返して」と父親に。

ウジョンに「正直になれないから、大ごとになるの・・・」と言われたジウォン。ウジン父にも「何か誤解があるなら・・・」と聞かれたジウォンだけど、「二股かけた」としか言わない。

ヒョジンは一人で旅行先でミンソを待ってる。切ないよねえ。ミンソ父に「ミンソを出せ。帰って来い」なんて責められて・・・。ミンソンが納得してやってることなのに、ヒョジンばかりが責められる。
夜中にやってきたミンソは、「わりいわりい」って感じで話もしないで寝ちゃうし・・・。


86話
ウジンとミンソンは散歩。「かなり飲んでた?」って聞かれて「忘れてほしいなら、そういって。あなたも飲んでて落ち込んでたから、酔った勢いってことで構わない。きっかけは私だから。気にしないで」と逆切れのミンソン。可愛い奴だなあ。ウジン笑ってしまって「酔った勢いの過ちなんですか?気持ちがなければできないでしょ?少なくとも僕は過ちをしたんじゃない」と語る。「気を使うな」ってまだ怒ってるミンソンに、「どうして?素直になって受け入れて」と・・・。ミンソンは「過ちを犯したと思ってる。罪悪感で複雑です。でも、誤解しないでほしい。きつい感じになってごめんなさい。」ってしょんぼりしちゃって可愛い。ウジンが持ってた野花を上げようとする。
でも、そこに同僚が駆け込んできた~。科長と室長が草原で二人で抱き合って寝てる・・・。ウジンたちを探しに出たままなんだって・・・。しかし、こんなこと、ウジンとミンソンもしてたよねえ。目が覚めた二人は大騒ぎして逃げちゃった。

帰路。室長はミンソンに「どこにいたのよ~」と怒る。ミンソンは「実はウジンと居た」と告白。室長は「何やってんの?酔った勢いじゃないって?責任感の塊だし、そんなことはしないかあ・・・。内心が読めないなあ?失恋したばっかりなのに、あなたに惚れた??」と大騒ぎ。ミンソンは凹みまくってる。
そんな二人に、あっさり笑顔で飲み物差し入れするウジン。読めない男だ。これは「正直に聞いてみるべきだ」な室長だけど、「せかさないでよ~」なミンソン。

科長を「夜を共にしたんだから結婚だ~」と冷やかす同僚だけど、それを聞いてウジンもちっとドギマギしてるな。でも、ミンソンをついつい見ちゃうみたいですね。

ヒョジンとミンソ。イエジにもヒョジンにも怒られてしょんぼり。じゃれついて許してもらおうとしたりして、残酷。翌日、あっさり帰宅するミンソとイエジ。

ドクペさんとジョムスンが降板するしないで揉めていて、ウジン父は「なんかあったのか?」と疑問に。
ドクペさんは「降板するなら違約金は3倍」と言われて困ってしまう。

ジウォンは、また昔のモードに戻って玉の輿狙いに。ちょっと考察、ラストまでのネタバレありです

このドラマをこんなにハマってみてるのは、たぶん凄く少数派なんだろうなあ・・・。それほどハラハラドキドキしないし、役者さんは地味目だし、人気ないのは分かるんです。確かに、どう頑張ってもミンソン視点で「ウジンかっこええ」とは思えない。
でも、とにかく、ミンソンに頑張って欲しい!って気持ちで見てしまいます。妙にいじらしくてさあ。ミンソンの先輩の室長さんになったみたいな気持ちで見てる感じです。

さて、ウジンとミンソンは急展開。81話で気持の整理がついたらと言っていて、気持は動き始めてるんですけど、早すぎるだろ~。81話の翌日に出張に行ってキスして、翌日には「酔った勢いじゃない」って言って、その翌日には手紙の中味をばらして食事デート。ちょっと待ってとかいいつつ、実際の行動はドンドンしてしまってるよ~。頭の中はぐちゃぐちゃながら、気持はミンソンに傾いてるんだろうね。
今回のキスは、凄く辛い時に、傍にいてくれて、憎からず思ってる相手にキスされて、本能で迫ってしまったんだろうけど。とにかく、この急な展開のベースになってるものを3つに分けて分析。

1.自分の失恋とミンソンの気持ちを重ねていく過程 ウジンはとっても良い人で女性にも人気はあるんだけど、超鈍感で好意に気がつかなくて、交際したこともないって設定。恋愛上手のジウォンにリードされる形で、はじめての恋愛をしたんですよね。
そんなウジンが初めての失恋を通して、ミンソンの切ない気持ちを理解していく流れがあります。ウジンは、「心をこめて訴えれば、真意は分かってもらえる」という人なので、恋愛においてはすれ違うこともあるってのが、かなりキツイ体験だったみたいです。相手が自分の思うようにならない辛さを知ったことで、ミンソンの辛さが分かるようになる。辛い気持を抱えたまま愛し続けるミンソンを知ることで、愛の深さを確認するようになる。
ジウォンによって開いた「恋愛回路」もあるからこそ、不器用なミンソンとの恋愛も発展する可能性がでたって感じはします。

2.ジウォンへの不信とミンソンへの信頼
ミンソンの愛し方を見ているウジンが「ミンソンのように、辛くてもジウォンを愛するという選択をしないのは?」という疑問があります。
ウジンは「嘘をつく。利己的に生きる」ことがどうしても出来ない。ジウォンが欲を捨てられないのと一緒なんですよね。これが、どうやっても乗り越えられない。
ミンソンの父や兄も「裏切られたから愛を受け入れられない」という設定になってることを見ると、「裏切られた心の傷」はドラマ全体のキーになってます。

ドラマの構成としては、ジウォンへの不信が芽生えたときに、ミンソンの気持ちを知った(49話)から、「裏切られた」という思いを「愛される」という経験が埋めていく形になってます。

81話の「なんで黙っていた?」という質問も、ミンソンがついた嘘(というか秘密)の真意を見極めて、ジウォンの嘘と比べてるってところがあると思うんですよね。秘密にしてたって点ではジウォンもミンソンも一緒。のちに「家族のために他の男と会う」という全く同じ行動をする二人。でも、ウジンは、ジウォンとミンソンの嘘の違いを、感覚的にかぎ分けてるようです。

3.ミンソンそのものへの好意 明るくて元気だけど、ちょっと引っ込み思案なミンソンの美点が、ウジンには始めから見えていた。始めから好きだったと言われても納得するくらい、二人は仲良しでしたよねえ。一緒に遊んだり、星みながら眠りこけちゃったり、常にじゃれ合ってた気がする。ミンソンといる時は、まったく無理してない。空元気を見せると「馬鹿」って怒られるし。職場では普通に「カップル」とみられてるっぽいし・・・。ウジンに自覚がなくても、二股かけてると言われても仕方ない状態だった。それが、ジウォンの浮気を呼んでる気もするしなあ。

好かれていると気がついたところから、ウジンのなかではミンソンへの思いが少しづつ育ってしまっている気がします。63話でも「一緒にいると楽しくて好きですよ」って言ってますよね。ただ、恋愛感情になっていくにはキッカケが必要だし、まだジウォンへの未練もある。それに、「二股はダメ」とブレーキもかかってる。
妹みたいにしか思ってなかったミンソンが、可愛い守ってあげたい人に変わっていく。81話涙とかで意外な面を見せられたところに、キスされて「女だ」って意識したんじゃないかなあ。発情したとしか思えないキスでしたけど、ミンソンと恋愛するのに足りないのって、その一点だったわけで・・・。酔っててブレーキが効かなくなったら、あんなキスをしちゃうってことは、理性よりも感情というか本能が先走ってるんでしょうねえ。


(別記)裏切りと謝罪について。
終盤のウジンは、ミンソンとジウォンに対する気持の違いに気がつきます。ジウォンを愛してたのは嘘じゃないけど、自分の気持ちが自然にミンソンに向いていたってこと、「ジウォンに裏ぎられただけでなく、自分がジウォンを切り捨てて裏切ったのだ」と気がつきます。
さらに、ミンソンに去られそうになって、寂しく腹だたしい気持ちを体験。ジウォンがいかに傷ついたかを思い知ります。同時に、「ジウォンだって優しい気持ちでやったことだ。それを責め立てたのは正当ではなかった。責めることで傷つけた」と反省。
謝罪の手紙をだして、問題解決にあたります。そこには、恋愛感情ではないけれど、知人として、友人として、幸せになってほしいという愛情があって、それがジウォンの心を溶かす。

この「傷つけられただけでなく、自分も相手を傷つけた」って気持ちはミンソンの終盤の行動の理由にもなっています。家族を傷つけてきたと思うから、家族の要求に応えようとするミンソン。「認めてもらえないと嘆くのではなく、自分か家族の要望を認めるんだ」っていう判断をする。
ミンソンと家族の葛藤は、以下のような流れをたどります。
傷つけられまいと家族に先制攻撃→傷つけたくないとミンソン攻撃停止。自分は傷つきまくり→あまりに辛くて海外逃亡を決意→ボロボロのミンソンを見て家族が停戦申し出

ウジンは傍観者にされてしまいます。一緒にいて守ってあげたいのに近づくことで傷つけてしまうし、家族同士で傷つけ合うということが納得できないウジンも疲れてしまいます。
ウジンは「何を怖がって逃げている。なんで認めてもらえないと思う」って怒るんですよね。それは確かにそうなんだけど、傷つけあってきた家族にとっては、ミンソンが家族を傷つけまいとしたことが、自分たちを見直す契機になったんじゃないかと思います。
ミンソンがボロボロになったところで家族との争いは落ち着きを見せて、傷ついたミンソンをウジンが癒して、ラスボス父親とは一緒に対応していくことになります。
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