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Mr.ソクラテス [韓国映画&DVD]

Mr.ソクラテス (特別版) [DVD]Mr.ソクラテス (特別版) [DVD]
(2007/04/06)
キム・レウォンカン・シニル

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紹介ページ
出演:キム・レウォン カン・シニル イ・ジョンヒョク ユン・テヨン
監督・脚本:チェ・ジノン

韓国映画らしく、喧嘩・喧嘩・喧嘩!な映画です。主役のキム・レウォン君はこういう馬鹿男が似合いますよね。「哲学」とかいっても結局は他人の受け売りな所とかも、彼の馬鹿っぽさ=素直さみたいなものが上手くマッチして、嫌みなく見れたと思います。

無理矢理に勉強させられるところとかの、小ネタというか、カン・シニルさんの面白い演技で笑えました。

刑事になって正義に目覚めていく過程は、イマイチでしたね。そもそも、組織的なヤクザではないために、組への忠誠心はゼロ。チンピラが組に無理やりやらされてる訳なので、「警察」というヤクザと張り合える組織がバックにつけば、そりゃ裏切るよな~って感じ。
一応、班長(イ・ジュンヒョクさん:やっぱりこの人は不思議だ。すげー不細工だが、スーツにひげ+疲れ顔が魅力的でした)が、「若くて何も分からないチンピラを食い物にして、奴らを犯罪者にして、自分は逃げてる大物組長が許せない」と言った時に、「こういう人が自分のチンピラ時代にいたら」みたいにあ思ったこともあるんだろう。
そして、センセイが教えてくれた色んな事・・・。無理矢理にも勉強して見れば、そこから学ぶものがあって、人間の背骨みたいなものが出来る・・・。

悪役のユン・テヨンさんが、独特のキモサを炸裂させてて、全体に男くさーい映画になってます。よく考えたら、「ヒロイン」って奴がいない映画なんですね。


【紹介】公式から
その男は、刑事として、人として、ただ自分の信じるままに生き抜いた──
誰もが“ワル”と恐れる≪超≫不良青年のドンヒョク。ある日、謎のシンジケートによって突如、誘拐され、見知らぬ廃校で目を覚ました彼が命と引換えに要求されたもの。それは、身代金でもリンチでもなく、なんと警察官採用試験のための受験勉強だった! 組織が派遣した“先生”による、死と隣り合わせの教育を経て、熾烈な受験戦争を見事勝ち抜いた彼は、遂に凶悪犯罪担当の刑事となるが…。組織の恐るべき目的を知らされたとき、果たして彼に起死回生のチャンスはあるのか!?

6年目も恋愛中 [韓国映画&DVD]

6年目も恋愛中 プレミアム・エディション [DVD]6年目も恋愛中 プレミアム・エディション [DVD]
(2009/05/22)
ユン・ゲサンキム・ハヌル

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6年目も恋愛中
ユン・ゲサン君って、不思議にカッコよく見えるのは、スタイルのせいか、表情のせいか。
長く付き合った恋人同士の感じは良く出てると思います。二人の関係に絞ったことで、その間のすれ違う瞬間なんかを、丁寧に拾えてると思います。
あて馬があて馬でしかない取り上げられ方なのが、ちょっと勿体ないかな。若くて冒険好きな女の子とか、大人で素敵な男性とかにふらふらとするだけの説得力はあったけど、定番すぎるキャラだったかな~。友人とかも、出てくる割にキャラが面白くない感じ。

用意周到ミス・シン [韓国映画&DVD]

用意周到ミス・シン [DVD]用意周到ミス・シン [DVD]
(2009/04/03)
ハン・イェスルイ・ジョンヒョク

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イノライフ紹介ページ

ひさびさに韓国映画をDVDで見ました~。イ。ジュンヒョク(アナゴさん)が、かっこいいと噂の作品。映画自体は、ハン・イエスルのかわいさだけが売りって感じのB級映画です。彼女の高飛車女はファンカの流れなんだろうけど、それほど「完璧な変身」ができるほど起用じゃないので、「相手に合わせて猫かぶってる」さまにギャップがなくて、そこを笑いに持っていけないんですよね。
それぞれが要求してる女性像もギャップがなくて、あわせることにシックハックするわけでもない。

でも、仏頂面なイ・ジュンヒョクさんはいい感じでしたね~。「頭がよくて、努力家で、誰にでも合わせられる」男アサリに夢中なヒロインを、そんな風に捕らえてくれるようになるまでが、もうちょっと丁寧に書かれてもよかった気もします。
彼をメインに、喧嘩しながら仲良くなっていく感じで書いてほしかったな~。

今、愛する人と暮らしていますか? [韓国映画&DVD]

今、愛する人と暮らしていますか? プレミアム・エディション [DVD]今、愛する人と暮らしていますか? プレミアム・エディション [DVD]
(2008/09/26)
イ・ドンゴンオム・ジョンファ

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지금 사랑하는 사람과 살고 있습니까?(2007年 韓国)
テンポよく人物を紹介し、ふた組の夫婦が相手を変えて恋愛を始めるまでの流れを、分かりやすく自然に見せていきます。共通の知人のバーという共通の場を利用して、手堅い作り。
ホテルマンのミンジェが自然にみせるサービスや心遣いにソヨが惹かれていくのも、活動的なユナがヨンジュを攻略しようとして互いに向きになるのも、自然に見せてくれます。音楽とタクシーでの会話などをつかった流れる景色の映像が、物語が進むテンポを上手く出している感じ。

オム・ジョンファは、マイナス要素のある状況をポジティブに見せてしまう力のある女性ですよね。泣くのではなく、悲しみを思い切り感じることで、生きている実感を得て、前に進んでいく女性。ただ、やみくもに強いのでもなく、不思議な魅力がある女性を演じるのが上手い。決して、凄い美人でもないし、年齢を感じさせる場面もあるのですが、不思議です。
ハン・チェヨンさんは、綺麗に撮影してもらってますね。物静かで生活臭の一切しない寂しい女性を、なかなか好演してます。


(ネタバレしながらのレビュー)
心の触れ合いで始まったように見えるミンジェとソヨが、一気に肉欲に突っ走る。寂しさを埋めるように、逢い続ける二人。終わる関係だと思うから、盛り上がる。
ユナとの間に微妙な隙間やズレ出始めるミンジェ。妻に夢中になりたいのに・・・。

ユナとヨンジュンは、ユナのプライドが一線を越えさせない。ヨンジュンは「何とかものにしたい」と盛り上がり付きまとう中で、ユナの心細さや温かさを知ることになる。
「夫には私が必要だ」というユナのために、キスをして別れる二人。

ミンジェとソヨの浮気が、ソヨの姑にばれる。ミンジェの浮気を知っても、ユナを思って隠すヨンジュン。

友人のチョルジュとパートナーが結婚すると宣言。その場でメールしてるソヨとミンジェ。ユナが「最近、変だよ?」とミンジェに言い出す。友人の結婚の話で、「結婚当初のドキドキは泣くなった」なんて話すユナ。「最初から冷めているから」というソヨ。嫌味を言われたヨンジュンは、ミンジェの浮気をばらそうとして、でもユナのために言えない・・・。
ソヨはミンジェに「あなたは恐れてるのね」と涙を見せる。ミンジェは逃げるように帰ってしまう。
ヨンジュンは「君の夫が君を必要としないなら?」と問うけど、ユナは「私にはミンジェが必要なの」と答える。ミンジェの浮気を止めさせろとチョルジュに語るヨンジュン。でも、それをユナが聞いてしまう・・・。チョルジュに「本当なの?」と涙するユナ。これを見てしまうソヨ。
散々ふらふらして、夜中に帰ってくるミンジェ。「ごめんなさい。口うるさい妻だった」というユナ。「やってこれたのは。お前のおかげだ。」というミンジェ。子供を作ろうというユナだけど、ミンジェは抱きしめて「俺を殴れ」と・・・。
ソヨに「俺って冷たい男か?」なヨンジュン。「それが魅力よ。だから好きになった。あなたにとって私は女だった?」とソヨ。「熱い時がなかったと言われて、女だったと思ったよ。一緒に香港に行こうか?」なヨンジュン。

大人ですから、始まってしまうのは仕方ない。それをどう処理するか・・・。元に戻るのか??と思わせておいて、チョルジュの結婚式で、酔ったチョルジュが暴露しちゃう。もめごとで女性二人が海に落ちちゃったときに、妻ではなく今のパートナーを助けた夫。こりゃ、もう駄目だな・・・。

チョルジュの伯父さんがなくなって、また4人がそろう。元の夫婦のままやっているのか?と思いきや、やっぱり離婚したんだね。全ての関係がダメになって、4人はバラバラになってたのかな?久々に会って話すユナとミンジュ。ミンジュは「俺だけを恨んで思い出を恨むな」という。
ソヨとヨンジュン。一人で食事しつづけるヨンジュンは、ソヨの仕事する姿に惚れてお見合いをしたちう話を今更・・・。

ソヨとミンジェは、香港での再会を約束して別れる。ヨンジュンは、またユナを追っかける。



【脚本】キム・ソンミ,キム・ジン
【監督】チョン・ユンス [第2作]
【あらすじ】
結婚後に訪れた運命のような愛に熱く火がついた2つのカップル。4人の男女が危険ながらも隠密な一夜を送る。

活気に満ちていて可愛いが,仕事をする時は誰よりも熱情的なファッション・アドバイザーのユナ(オム・ジョンファ)と,ユーモラスで多情多感なホテリアーのミンジェ(パク・ヨンウ)は,友人のようなカップル。しかし,恋愛4年,結婚3年で,熱いというより安らかな生活型の夫婦だ。両親に仕送りし、家族の面倒をみるために必死に働いているユナ。

一方,女性に無関心で冷たいワーカホリックのヨンジュン(イ・ドンゴン)と,知的な容貌と物静かな性格の照明デザイナーのソヨ(ハン・チェヨン)は,若くて優秀なカップル。しかし、単に夫と妻として暮らしている,胸のときめきがない夫婦だ。

ファッションのコンサルティングをするために訪ねてきたユナと,挑発的なもめごとを繰り広げるようになったヨンジュン。そして,見知らぬ香港で運命のようにミンジェと会うソヨ。
ソヨは,夫のヨンジュンや彼女自身でさえ知らなかった自分の内面を見てくれる男ミンジェに揺れ,ヨンジュンは,いつも笑っているが,人生に疲れている女性ユナが目にありありと浮かぶ。

その夜,熱く交錯した二つのカップル-4人の男女は,危険ながらも隠密な一夜を送るようになる。彼らのクロス恋愛でどんなことが起こるのだろうか。そして,彼らは,どんな選択をするのだろうか。

アメノナカノ青空(...ing) [韓国映画&DVD]

アメノナカノ青空 [DVD]アメノナカノ青空 [DVD]
(2008/06/27)
イム・スジョンキム・レウォン

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2003年/韓国/104分
配給:松竹
スタッフ
監督/脚本:イ・オニ
エグゼクティブ・プロデューサー: キム・ソンボム、ムン・ソンジュン
プロデューサー:ファン・ピルスン
撮影:キム・ビョンソ
美術:イ・ジョンピル
編集:キム・ウンミ
音楽:パン・ジュンソク

キャスト
イム・スジョン(『箪笥』)
キム・レオン(『プライベートレッスン 青い体験』)
イ・ミスク(『スキャンダル』『燃ゆる月』『情事』)


感想 べったべたの韓国メロな映画です。細部はかわいいエピソードが丁寧に積み上げられてると思います。演出も特にストレスなくみられるし、キャラクタも悪くない。特に母親は本当に素敵。
母と亡くなった父の関係や、事故で亡くなった彼女を思って高校の前で交通整理をする男性など、脇の小さなエピまでベタだけど優しい空気に包まれてます。徹底して「愛を肯定する」映画になってると思います。
でも、それまでと言えばそれまでの映画でもあります。

あとは、キム・レウォンの大味さを、プラスと取るかどうかで、かなり評価が変わるかもしれないですね。大味な男だから、少女のコンプレックスが溶けていく訳ですが、私は大味な男って、基本的に好みじゃないからなあ・・・。いっそのこと、ラストまでカラカラ笑ってくれれば、それが逆に切なくなったような気がします。


解説  生きるのがちょっぴり苦手な少女ミナ。ある日、彼女が住むマンションの下の階に、ちょっといい加減で図々しいけれど、人なつっこい笑顔が憎めないカメラマン、ヨンジェが引っ越して来る。運命の出会いをする二人。だがそれは、ヨンジェだけが知っている“仕組まれた出会い”。
ヨンジェにとっては気軽な恋のはずだった。だが、運命の波がミナを飲み込もうとしたとき、ヨンジェは初めて彼女を深く愛している自分に気づく…。

★若手演技派女優イム・スジョン×人気急上昇キム・レウォン
主人公ミナに、『箪笥』(03)の演技で青龍賞女優新人賞を受賞し、若手演技派女優として成長著しいイム・スジョン。現実との関わりあいが下手な少女ミナの透明な存在感と多感な心を、生き生きと、そして繊細に演じる。カメラマン、ヨンジェ役に、日本でも人気上昇中、『マイ・リトル・ブライド』(04/大鐘賞新人男優賞受賞)、TV「屋根部屋のネコ」(03)の若手人気スター、キム・レウォン。韓国でのニックネームが“スマイル"という彼にぴったりの役柄だが、やがて深い愛に目覚める男の切なさは観る者の胸を打つことだろう。ミナの母親ミスク役には、『スキャンダル』(03)のベテラン女優、イ・ミスク。ミナの幸せを切実に願う母の存在が、この映画を、単なるラブストーリーとは異なる、人生を感じさせるものにしている。

★期待の若手女性監督が描く、美しく繊細な映像世界
監督は、本作品がデビュー作となるイ・オニ。彼女は、「ラブストーリーの中で今まで何度も描かれてきたこと、それには描かれなかった人と人とのつながりを、暖かく、しかもクールな方法で表現した」という。美しい映像とユーモアを交えた等身大の目線で少女ミナの初恋をみずみずしく描写しつつ、さり気ない日常の水面下に、互いを切ない程に思いやる人間模様が隠れていることを丁寧に描ききる。原題は『…ing』。
すでに過去の思い出となってしまった瞬間も、誰かの心の中に刻まれている限り、輝かしい現在でありうる、それが心に残ればという監督の思いでつけられた。

★最も切なく、最も幸せな愛の物語
自分よりも相手を愛おしく感じてしまう切ない感情、愛ゆえに持ちえた強さ、そして愛するがゆえの幸福と哀しみ…。恋人同士、親子という関係のもと、ミナ、ヨンジェ、ミスクが表すそれぞれの愛の形は、深い共感と感動を呼ぶ。そしてまた、初々しいミナの姿に、初めて恋が芽生えたときの胸がキュンとなったあの頃の気持ちを思い出し、微笑まずにはいられない。

かけがえのない人が死にゆく運命だと知ったとき、かけがえのない人を残して死んでいかなければならないとき、人は大切な人に何をしてあげられるのだろうか…?
今、最も切なくて、最も幸せな愛の物語が誕生した。

ストーリー ミナ(イム・スジョン)は、これまでの人生のほとんどを病院で過ごした女子高生。上手く周りに溶け込めない。バレエにあこがれる夢見る少女(イム・スジョンちゃんが驚異の童顔で高校生役をすんなり演じてます)

マンションの下の階に、若い男が引っ越して来る。カメラマンらしい彼は、ママのミスク(イ・ミスク)に隠れて窓辺でロックを聞きながらタバコを吸っていたミナに声をかける。
その日から、ヨンジェ(キム・レウォン)の猛アタックが始まる。実は、この出会いはヨンジェだけが知っている"仕組まれた出会い"だった。

ミナにはコンプレックスがあった。左手が生まれつき不自由で、それを隠すため、ミトンをはずしたことがない。そんなことも明るく変えてしまうヨンジェ。惹かれあっていく二人。

しかし、皆に残された時間は少ない・・・。

「アメノナカノ青空」とは、青空の書かれた傘のこと。ヨンジュがミナに挙げて、恋するきっかけとなったアイテム。

最後のプレゼント~帰休 [韓国映画&DVD]

紹介記事
監督:キム・ヨンジュン (ワニ&ジュナ アウトライブ~飛天舞 など)
出演:シン・ヒョンジュン、ホ・ジュノ、チョ・スミン、クォン・オジュン
2008年

★無期囚と刑事で出会った二人の友達
組職のために殺人者になった無期囚テジュ(シン・ヒョンジュン)に、長年の友達であり刑事のヨンウ(ホ・ジュノ)が訪ねて来て、自分の娘に肝臓を移植してあげてくれと頼む。子供は肝臓の移植手術を受けなければ生命が危ない状況。テジュは手術をするために10日間の「帰休」をもらって刑務所の外に出る。
ヨンウの家で手術を準備していたテジュは、誰もいない間に脱出を試みる。その時、誰かが彼の脱出を阻む。それはヨンウの娘セフィだった。テジュはママに会いたいというセフィの頼みを断ることができないまま、子供と同行をするようになる。そして到着した所で驚くべき事実が明らかになるが..


この設定が反則だよな~。
今、放送中のドラマ「白い春」も近い設定ですね。

育ての親と実の親。二人は対照的な友たち・・・。
この子が娘なんだと分かる過程の書き方が非常に上手い。設定自体はありふれてるといえるものなので、「どう見せるが」が大事なんですけど、ホントにストーリーを上手く転がしてると思う。

ドラマ自体は「実の子」だと気がついたあとに、一気に盛り上がります。二人の親が衝突しながら、理解し許容し合う。ここで共通の思い出である「娘の母親」が重要な役割を果たします。友情出演したハ・ジウォンが、流石の存在感が「運命の女性」っぷりを発揮。

終盤は、家族とは何か?ということを、クッキリと描きながら、題名がネタバレしているラストに向かいます。展開自体は「韓国だなあ~」って感じがありますが。こまかいエピソードが、これでもか?と迫ってきます。娘がはった絆創膏の意味、セヒという名前の意味・・・。

11番目のママ [韓国映画&DVD]

これは、設定が反則だよなあ。泣けるヒューマンドラマになって当たり前・・・。でも、泣けるというよりは「痛い」映画でした。それは、「傷」を発端したつながりだからじゃないかと思います。彼らの愛には、いつも「傷」の存在が付きまとう。彼らは、それが人生だとばかりに、当り前に受け入れている。

キム・ヘスさんが、凄くきれい。そして、さみしい女性を演じてます。健気に生きるジェスの寂しさと、孤児院育ちの「11番目のママ」の寂しさが触れ合う瞬間がある。

そして、とにかくオヤジが最悪・・・。ジェスを思う気持ちがまったくないわけじゃないけど、出て行ったジェス実母への恨みで固まったDV男。彼の被害者となることで、ジェスとママはより近づいて行く。

病気の彼女を必死に心配する少年。買ってきた薬を必死に「飲んで」って言うんだけど、それを飲んでも治らないことが分かってる。少年が「出来るだけのことをしてあげられた」と思えるために飲んだ方が良いのかもしれない。でも、「死んだ時に、努力してもダメな時はダメなんだと思ってしまうんじゃないか?」とか、「子供のためにお金を使ってあげたい」とか、色々と思うよね。

沢山、いろんなことを諦めながら生きてきたであろう彼女が、少年の未来を少しでも明るくしようと、たくましく生きていけるようにと希望を託す。

監督:キム・ジンソン
脚本ピョン・ウォンミ
出演:キム・ヘス キム・ヨンチャン リュ・スンニョン キム・ジヨン
2007年
104分
【あらすじ】
11歳で既に十人も母親が代わったジェス。ある日、彼の家に11番目の母親となる女がやってくる。お互いギクシャクしたまま彼らの共同生活が始まるが、互いになじみ始める頃、女性は急に跡形もなく消えてしまう…。母親のいない少年と悲運の売春婦が出会い、温かい愛情で結ばれていく姿を描いた感動作。

ナンパの定石(作業の定石) [韓国映画&DVD]

ナンパの定石 [DVD]ナンパの定石 [DVD]
(2009/06/26)
ソン・イルグクソン・イェジン

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2005年作品
完全なる、ソン・イェジンのPV映画。でも、可愛いんですよね~。ブリっ子演じても嫌みにならないのが、彼女の魅力だと思う。
相手役のイルグクさんは、現代劇ではあんまり魅力を感じません。

【ストーリー】
投資マネージャーのジウォン(ソン・イェジン)とフリーの建築家ミンジュン(ソン・イルグク)は共に「ナンパとは技術ではなく科学」と信じるナンパのプロ。
ある時、偶然出会った2人は一目で“タダものではない”と感じあう。お互いに惹かれ合いながらも、、自分から想いを伝えることは決してプライドが許さない。果たして、恋愛百戦錬磨の2人がの“恋愛バトル”の行方はいかに!?
【キャスト】
ソン・イルグク 「朱蒙[チュモン]」「風の国」
ソン・イェジン 『私の頭の中の消しゴム』『四月の雪』
ヒョニョン 『私の頭の中の消しゴム』『道理の枝』
ノ・ジュヒョン、ユン・ヨンジュン、アン・ソニョン、パク・チュンギュ、キム・エギョン
【スタッフ】
監督:オ・ギファン『ラスト・プレゼント』
脚本:シン・ジョング
撮影:イ・ソクヒョン
音楽:キム・ジュンソク

ミスター主婦クイズ王 [韓国映画&DVD]

ミスター主婦クイズ王 [DVD]ミスター主婦クイズ王 [DVD]
(2009/06/05)
ハン・ソッキュ

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2005年
ハン・ソッキュさんのハートウォーミングな映画です。

初監督作ってこともあるんだろうけど、脚本、特にクライマックス部分がゆるいかなあ。ベタ過ぎるっていうか・・・。そこまでは、それなりに主夫・働く妻・家族の関係を丁寧に書いて来たと思うので、オシイ感じ。
全体に、楽しく暖かい空気が作れてて、演出も悪くなかったと思います。
しかし、ソッキュさん女装似合わないね~。

【あらすじ】
背が高くスマートな身長とハンサムなマスクの容貌指数,博学な時事常識と名門大出身という学歴指数,親切でマナーのある人格指数まで完ぺきなジンマン。能力がある可愛い妻スヒと目に入れても痛くない愛嬌満点の可愛い娘を持つジンマンは,この時代最高の男性専業主夫だ。6年間,専業主夫として科学的で体系的な家事管理に天賦的な感覚があると自負するジンマンは,幸せな家庭作りに余念がない。

だが,エリート専業主夫のジンマンを絶対絶命の危機に陥れる事件が発生する。岳父の手術のためにスヒが貯めていた貯金をおろして投資して、お金をなくしてしまったこと。岳父の手術まで残った時間は3週。
スヒにばれないように事態を収拾しなければならないジンマンは,無二の親友ヨンスンと額を突き合わせて悩んでいるうちに,大金3千万ウォンを用意できる画期的な解決策を発見する。まさにそれは,主婦大賞クイズプログラム「主婦クイズ王」。厳然な専業主夫ジンマンは,その間磨きあげた暮らしのノウハウと社会常識を土台に予選を無事に通過して本戦に進出する。

ジンマンが望むのは,ひたすら1等賞金で穴が空いた家族経済を回復すること。だが,ジンマンは,TV出演で本意と違って一躍有名人になるが,ジンマン家族には予想できない一大波乱が起こり始める。

【監督】ユ・ソンドン [第1作]
【出演】
ハン・ソッキュ;チョ・ジンマン
シン・ウンギョン:イ・スヒ テレビ局アナ
コン・ヒョンジン:ヨンスン ジンマンの友人 芸能マネージャー
イ・ジュヒョン:カン・ナムギュPD
キム・スミ:ジンマンの母
ソ・シネ:チョ・タナ ジンマンの娘

なつかしの庭 [韓国映画&DVD]

なつかしの庭 [DVD]制作年:2007年
原題:古い庭園 오래된 정원
原作:ファン・ソギョン(黄暎)「古い庭園」
監督/脚本:イム・サンス
出演:ヨム・ジョンア(ハン・ユニ 中学教師)/チ・ジニ(オ・ヒョヌ 活動家)/キム・ユリ(チェ・ミギョン 学生→工場女工活動家)/ユン・ヒソク(チュ・ヨンジャク 大学 活動家)/ウンソン(ウンギョル ヒョヌとユニの娘)/ユン・ヨジョン(ヒョヌの母)


【映画の背景】
この映画の背景となっている光州事件は1980年のこと。主演のチ・ジニさんは1971年生まれですから、彼が9歳の時のこと。そんなに遠い過去の話ではありません。
韓国が民主化宣言を出したのは1987年6月まだ22年前のことでソウルオリンピックの前年です。初の文民政権である金泳三大統領就任が1993年で15年前。
今、韓国で活躍中の俳優さんの多くが、民主化宣言前の軍事政権下で生まれた人たちなんですね。

光州事件の起きた1980年の日本は、ゲームウォッチ発売、山口百恵引退、竹の子族がはやり、めぞん一刻が連載開始され、松田聖子などのアイドルブームが起きた。
世界的にはイラン・イラク戦争勃発、モスクワオリンピック、そしてジョン・レノンが死んだ年。

光州事件は「ペパーミント・キャンディ」や「光州5・18」などの映画になっています。事件の概要を簡単に・・・。
朴正煕大統領の暗殺後、韓国はソウルの春と呼ばれる民主化ムード高まったが、1979年12月の粛軍クーデターを機に、全国に戒厳令が布告され、野党指導者の金泳三・金大中や、旧軍部を代弁する金鍾泌を逮捕・軟禁された。
1980年5月18日、光州市で大学を封鎖した陸軍空挺部隊と学生が自然発生的に衝突した。翌19日にはデモの主体も学生から激昂した市民に変わっていった。21日に群集に対する空挺部隊の一斉射撃が始まると、市民は地域の武器庫を奪取して武装し、これに対抗した。
最終的に、抗争指導部は一部闘争派を残して自主武装解除を行ったが。市民に占拠された全羅南道庁に対する鎮圧命令が下り、27日抗争指導部を率いていたユン・サンウォンを含む市民軍の多くが射殺され、鎮圧作戦は終了した。

【あらすじ】ネタバレ注意 主人公ヒョヌは光州事件で27日の虐殺の直前に逃げ出した。逃亡生活を余儀なくされて、ハン・ユニという美術教師と生活することになる。運動の失敗で精神的に疲弊し、社会主義に傾倒していくヒョヌ。仲間が次々に捕まって、いつまでも隠れていられないとソウルに出て行く。それが最後だった。無期懲役。
ハン・ユニは子供を産む。数年後、(民主化宣言の数年前)ユニは運動を行う学生たちを「人生の浪費だ」と思いながらも、若い学生たちに場所を提供し、運動家たちとの付き合いは続けていく。飄々としていながらも、人を引き付ける人柄で運動の中心人物となっていくヨンジャク。彼に惹かれるように組織に入り、「口先ばっかりだ」と言って一人で労働者デモに没入して行くミギョン。
「1人だけ幸せになれない」というヒョヌと同じように、リーダーとなれといわれて断れないでいるヨンジャク。ミギョンが不当解雇を訴えて焼身自殺するに至り、ヨンジャクは衝撃を受けます。「人生も革命もクソだ」とでも言うように、天に唾を何度も吐くヨンジャク。「人生は長い。歴史も長い。今しかないわけじゃないんだ。だれが何と言おうと自分の道を進め。幸せになれ。辛い姿を見たくない」というユニに癒されるヨンジャク。彼は、犠牲になった同士を思って運動に未練を見せる。それでも、自分にもミギョンにも、失われる人生を惜しんでくる人がいる。彼は、人権派弁護士として生きることを選ぶ。
17年後、服役が終わったヒョヌが出てくる。ヒョヌや、ヨンジャクやミギョンの運動によって、民主化された韓国。だが、その変化についていけないヒョヌ。ヒョヌが、ユニと暮らした田舎の家を訪れ、彼女の日記から空白の17年をたどっていく・・・。

【感想】ネタバレ注意
最近気になるユン・ヒソクさんを追っかけてて、この作品を見ました。ユン・ヒソクさんは物語後半で出てくる学生運動家ヨンジャクです。ユン・ヒソクさんは1975年生まれで撮影当時は31歳位なんですが、若く見えますね。若さというか純粋さのあるキャラクタはハマってる。
チ・ジニさんも、学生時代と中年期を演じてますが、童顔というか若く見られるタイプの顔だちしてて、どっちも割と自然に見せてくれてます。こちらも、ある種の純粋さがベースになっているキャラクタですが、思慮深さを感じる目が「夢や理想を追って、そして敗北し、人生を浪費した」人物を十分に表現していると思います。
主役となるヨム・ジョンアさんは、活動家たちの間で母や姉的立場になっていくのが分かるような女性を見事に演じてます。彼女自身は、活動家ではなく、現実と切り結ぶようにクールに生きている女性。活動の一歩外から、「活動」というものは決して美しいだけはなく、悲惨な人生がたくさん生まれることだという視線と、そう生きざるを得ない活動家たちへの慈愛の視線を送っている。

逃亡生活の中でのたった半年の田舎での静かで穏やかな生活と、その後の獄中生活で会えないまま死んでいった女性。基本的な構成は、その「会えなかった時間」を彼女の日記から再現して、男に見つめさせることで、獄中で止まっていた時間が再び動き始めるという形になってる。メロドラマの典型的パターンを、抒情的な演出で描いていきます。
過去を追う現代のヒョヌと、過去の映像がクロスするところで「失われた時の残酷さ」というものを感じます。世の中は変わったけど、死んでいった仲間、人生を狂わされた人々・・・。

前半は、ヒョヌとユニの幸せな時間。生き残ってしまったという苦しみを抱え、疲れきったヒョヌを、癒すように関係を持つ二人。
後半は「光州事件前のヒョヌ=ユニの知らないヒョヌ」ともいえる学生たちと付き合うユニ。若い学生との付き合いは、牢獄で若さを消費するヒョヌを惜しんでいるようでもあり、「逮捕されなかったヒョヌ」という夢を託しているようでもあり、とても切ないです。まだ民主化の途中にあっても、活動は若い彼らが主導するものになっていき、ヒョヌは過去の伝説になってしまう。ヒョヌが過去になっていく中で、ユニだけは彼を今を生きる人間としてとらえている。
若く傷つきやすく魅力的な登場人物たちの存在と、残酷すぎる戦いの風景との対比によって、活動と弾圧の残酷さが強調されます。残酷な現実が彼らを傷つけ、若く理想に燃えた彼らを変質させる。時と現実の残酷さが嫌というほど描かれる。
後半部で「生き残り」となるヨンジャクは、純粋さと残酷さと身勝手さを持っています。「生き残ってしまった」彼にユニが語るシーンは素晴らしいです。ミギョンの死に直面することによって、ヨンジャクは「光州事件後のヒョヌ=ユニが出会ったヒョヌ」と重なる存在になる。過去にヒョヌを救ったときのように、彼女はヨンジャクを癒す。それは、17年後に生き残って帰ってきたヒョヌを癒す言葉にもなる。
最後に、自由の象徴のような今どきの娘との出会いがあって、彼がやったことは決して無駄なだけではないということが示されて、救いとなってます。「アボジ」という語りかけが感動を呼びます。



この映画自体は、若さがもつ純粋さと愚かさの両面を描きながら、ユニ母子による許しと再生を示して終わっています。 しかし、ユン・ヒソクさんが演じたヨンジャクに注目すると、そんな甘いものではないという監督の意思も感じ取れます。この映画の中でも、同世代の仲間たちの17年後の姿の描写で、彼らの追ったキズというものは、決して消えてなくならないということが序盤で示されています。後半部で登場するヨンジャクは、ショッキングな焼身自殺というエピソードによって、「傷を背負う人」として位置づけられています。
この映画後半でヨニに癒されるヨンジャクですが、イム・サンス監督の「浮気な家族」にも似た設定で同名のチュ・ヨンジャクというキャラクタがいます。「386世代(この民主化運動を主導した学生たちの世代)」の主人公の夫で、能弁で爽やかな人権派弁護士の表の顔と、浮気している裏の顔がある。「なつかしの庭」のヨンジャクも後に人権派弁護士→選挙出馬というのが語られており、同じ人物というか、非常に似た人物として書かれてるように思えます。
ちょっとだらしないというか、気分に流されがちな感じとか、セックスによって生を感じ救われようとする点。その結果大事な人を亡くしてしまう設定(亡くなり方も少しだけ似てる)なども共通してるような・・・。
浮気な家族では、ヨンジャクの父親は「北に家族を残して逃げてきた」ことに苦しみぬいた男性で、ヨンジャクはその父の苦しみから逃げるように生きてきたという設定になってます。「なつかしい庭」において、ヨンジャクが「一人だけ逃げる」ということに迷いを見せるキャラクタになってるあたりも重なる気がします。
同一人物じゃないにせよ、ある程度重なった人物像であるのは確かだと思う。この「なつかしの庭」のヨンジャクは、ミョンジャを死なせたという罪悪感をヨニに許されるような場面があって、未来が開けているように見える。しかし、「浮気な家族」で中年となったヨンジャクの幸せは破たんしていく。
イム・サンス監督はどこか突き放すような視線をもったひとで、現実をすべて解決なんかしないで、「もやもや」を残す書き方をすると思います。だから、ヨンジャクの未来での破たんというのも、そういう冷徹な視点の表れかなあとも思う。
浮気な家族、あんまりハッキリ覚えてないんで、どこまで類似してるかが、イマイチ判別不可能なんだけど、どうなのかなあ・・・。ちょっと気になるんで、機会があったら見直したくなった。

角砂糖 [韓国映画&DVD]

角砂糖 [DVD]角砂糖 [DVD]
(2008/05/09)
イム・スジョンユ・オソン

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出演: イム・スジョン, ユ・オソン, パク・ウンス, キム・ユジョン, キム・ギチョン
監督: イ・ファンギョン
将軍の息子「雷(チュンドン)」と女性騎士シウンの出会いと別れ。題名は、チュンドンが角砂糖が好きだから。
少女時代から初めて、騎士としての訓練生、デビュー、仲間の落馬死、勝ちにこだわるあまり汚いことをするライバル、そしてチュンドンとの再会による再生。チュンドンの病気・・・と盛りだくさんですが、それぞれがうまくリンクさせてあります。
例えば、親に認められないまま強引に訓練生になったシウンの卒業式で、家族に囲まれた同期の存在はシウンが家族に認められていない孤独を際立たせるためにあります。しかし、のちに彼は家族のためにとシウンを落馬させる裏取引に乗りそうになり、思い直して庇って落馬して死んでしまう・・・、というエピソードでも彼の家族の描写が効果を上げる。
最後は、病気になったチュンダルを走らせるかどうかという問題に・・・。とにかく馬が可愛くて、走る姿が美しくて、泣けました。

【あらすじ】
済州島の青い牧場で生まれ育ったシウン(イム・スジョン)は、幼い頃から馬が好きで、亡き母が好きだった将軍という馬に守られるように育った。将軍の息子チョンドゥンは、自分と同じく生まれてすぐに母馬の将軍が亡くなったために、シウンを大事に育てようと決心する。しかし、チョンドゥンが売られることになり、2人は別れを経験する。
2年が経ち、競馬騎手の訓練生としての毎日を送るシウンが挫折しかかったとき、運命的にチョンドゥンと再会を果たす。シウンの指導でチョンドゥンは少しずつ競馬馬としての実力を取り戻すようになる。そして競馬大会に一緒に出場することになる。

ウェディング・キャンペーン [韓国映画&DVD]

農家の晩生の38歳の男が、ウズベキスタンに嫁探しにでかけ、そこでガイドをして暮らす脱北女性と恋に落ちるというストーリー。
スエさんが、独特の寂しげで強い女性を演じて、素朴な男性とも非常に似合ってます。

 [韓国映画&DVD]

弓監督・脚本・製作:キム・ギドク
出演:チョン・ソンファン/ハン・ヨルム/ソ・ジソク/チョン・グクァン/キム・イクテ /チャン・デソン/チョ・ソギョン/コン・ユソク/ソ・ジェイク/シン・テッキ
製作:2005年韓国

キドク作品は好きで、これも、もう何度目かの鑑賞。レビューを書いてなかったので、書いてみます。台詞がほとんどなし。海上に浮かぶ船の上に初老の男と16歳の少女(演じるハン・ヨルムはホントに良い!)。少女の17歳の誕生日に結婚することを夢見て10年を過ごしてきた初老の男。内海のような穏やかな海と船はどこまでもグレーの世界に、そこに菩薩の絵と、色とりどりの旗や布切れ。セットされた古い椅子。弓は少女を守る武器となり、少女を慰める楽器となり、未来を占う道具になる。ゆれる船。そこに現れる若い男(19の純情のチッチッケことソ・ジソクだと今回気がついた)が、二人の円満な生活を揺らす。
この設定だけで「まさに映画!」って気がしますよね。これは、脚本家と演出家が別れていては絶対に作れない作品です。
いわゆる暴力描写はキドクにしては少なめ。映像も作りも洗練され、キドク独特の熱量みたいなものは抑えられてます。が、抑制した分、特異性が際立っているともいえる気がします。
これは感じる映画です。だから、上手く感想を言葉に出来ません。でも、すばらしい映画です。
でも、キドクを見てみようという人には、「うつせみ」と「絶対の愛」などど並んで、見やすいと思うので、ぜひぜひ見てください。

甘く、殺伐とした恋人 [韓国映画&DVD]

甘く、殺伐とした恋人
DVD紹介ページ
監督&脚本: ソン・ジェゴン
出演 :パク・ヨンウ(ファン・デウ役) チェ・ガンヒ(イ・ミナ役) チョ・ウンジ(ペク・チャンミ役)
これぞ、猟奇的な彼女だな。洒落じゃなく!
なぜか死体が付きまとう彼女。でも、真面目で堅物な男は、彼女の魅力にメロメロに。チェ・ガンヒが、男を惑わす女ぶりを発揮。一見大人しく上品で、でも愛には積極的で、恋愛初心者の彼をリードしてくれる。しかし、恋は甘いだけではない。彼女の”猟奇”がブラックで乾いた笑いを持ち込んで来ます。笑って良いのか?と思うけど、笑っちゃうんだな。

これは、脚本・キャスト共に達者だからできる業だと思います。こういう笑いを好む脚本家は、ひたすらにドギツクなって行く傾向があり、ちょっとシツコイ感じになりがちですが、この映画はブラック要素をスパイスとして使って、あくまでも本筋は堅物男の恋の喜び!知的でありながら、枠にとらわれない彼女が、枠にはまった男を成長させるという物語という本筋を外さないのが良かった。
脇で出演のチョ・ウンジちゃんは、ホテル・ビーナスで始めて見た時からお気に入りの女優さん。こういう空間に見事にはまる個性が、韓国映画では貴重ですよね~。

私たちの生涯最高の瞬間 [韓国映画&DVD]

私たちの生涯最高の瞬間 初回限定スペシャル版私たちの生涯最高の瞬間 初回限定スペシャル版
(2008/08/08)
オム・テウンムン・ソリ

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オリンピック中ということで、アテネ5輪の女子ハンドボールチームを題材にした映画です。オム・テウンさんが監督役で出演。
アジュンマ達、それも自分の選手時代を知る同年齢の選手を抱えて、欧州リーグ帰りの監督はその先進的・能率的なやり方で反発されます。選手たちはそれぞれの事情を抱え、所属チームも解散になってたりと、本当に苦しい状況。借金苦に悩むもの、日本から監督代理として招聘されたのに離婚を理由に選手として復帰したもの、ポジションを取られたくなくて生理を調整し続けて不妊症に悩むもの、コレが最後の試合だと思っているもの。そんな中で、若い選手との交流が始まります。アジュンマはジュニア選手にとっては憧れの人であり、ポジションを阻むライバル。韓国のオリンピック選手は各競技の選手が「テルン選手村」に集まって。合宿生活しながら訓練してたりするので、他競技の人間との衝突やら、同じ部屋で暮らすことで、自然にアジュンマは選手たちの支えになって行きます。
プライドを捨てても夢を実現したいという、アジュンマ選手たちの情熱。一々、新しいやり方に文句を言うアジュンマに手を焼きつつ、さらに結婚の話まで出たことがある元・監督代理とは微妙な関係もありつつ、監督は彼女達の実力は正当に評価し、力を最大限に引き出そうとします。しかし、色んな事情で練習をリタイアしかかるものが出て、「切り捨て」ようとする監督に、元恋人でもあり日本の実業団で監督をしている選手が食らいつきます。「貴方は自分の成功しか見ていない。結婚から逃げて、選手として渡欧したときもそうだった。選手を信じてなくて、何が監督か?」と。結局は、監督が折れ、選手も戻ってきて、オリンピックを目指します。
女優陣は、何か月も前からトレーニングを積んで、スタントなしで撮影に挑んでます。口々に「こんなに苦しいとは!」とその大変さを語ってましたね。その分、団結し、チームとしてのカラーができあがったのではないかと。特に、ムン・ソリさんは流石というか、顔がしまっててスポーツ選手!って顔になってましたね。キム・ジョンウンさんも比較的メイクが薄くて感じが良い。
競技シーンは、相手チーム役にオランダの実業団チームが参加しており、コレがでかい!韓国の女優さんは基本的に体が大きめなんですが、それでも大人と子供。この体格差で戦うのか~。延長、再延長となっていく決勝は、なかなかの見ごたえです。

演出的には、泣かせにくるポイントで押してこないで引くスタイル。韓国映画では主流ではないスタイルな気がしますが、これが暑苦しくなく、ドキュメント的な効果を発揮して、感動を増してたと思います。

百万長者の初恋 백만장자의 첫사랑. 2006 [韓国映画&DVD]

百万長者の初恋 スタンダード版http://1000000.jp/
監督: キム・テギュン(オオカミの誘惑)
出演: ヒョンビン(ジェギョン役)、イ・ヨニ(ウヌァン役)
封切り: 2006. 2月 9日

べたべたの韓国メロドラマストーリーによるアイドル映画です。ヒョンビンの見慣れた「ダメダメ御曹司キャラ」も、高校生はチト無理があるか?って気がしますが、キャラクタにはハマってます。
しかし、この映画は美しい自然の中で輝くイ・ヨニちゃん(当時18歳)の可愛さを見る映画!私が、ヨニちゃん凄く好きなせい?
冒頭の、植物で爪を赤く染めるとかも、本当に素朴で美しくて、これ見ただけで満足できます。表情もクルクルかわるしサ。
お母さんに会いに行って、「息子の彼女?」って追い返されちゃうのとかも、ホント可哀想で。「ずっと恨んでた。大人になったら懲らしめてやると思ってたのに、私が病気になった。許してあげる。だから、私も許して。だって、もうすぐ天国に行くから」ってシーンは泣けました。

あらすじ↓
わがままで傲慢な財閥3世のジェギョン(ヒョンビン)。
日々ケンカと遊びに明け暮れ、18歳の誕生日に手に入る住民登録証のことだけを考えていた。そして、それを機に、彼は亡き祖父が遺した莫大な遺産を相続するはずだった。しかし、住民登録証が発行された翌日、突然読み上げられた祖父の遺言状には、“ある条件”が書かれていた。それは、ジェギョンが遺産を相続するには、都会から離れた田舎にあるポラム高校の卒業証書がなければいけないというものだった。さらに、もしも彼が自主退学をした場合、相続金は社会に還元されること、そして全ての権利を放棄した場合には、相続されるのは0.1%だけであることが告げられた…。
そこで、ポラム高校に通わずして遺産を全額手に入れるには、強制退学しかないと考えたジェギョンは、贅沢な暮らしをしていたソウルを離れ、学校があるカンウォンド(江原道)にしぶしぶ向かうことになった。登校初日、クラスで最も体格がいいミョンシク(イ・ハンソル)にケンカを売り、いきなり彼をブン殴るジェギョン。しかし、思い通りに退学にはならず、なぜかミョンシクの家の夕食に招かれ、もてなされてしまう。さらに、校長(チョン・ウク)に裏金を渡して強制退学を頼みこむが、逆に教育者としての信念が詰め込まれた教訓を聞かされる羽目に。結局、どんな過ちも許されてしまいそうな、美しい自然に囲まれたのどかな村でジェギョンに残された道は、ただ黙って高校に通うことだけだった…。
そんななか、ジェギョンは同じクラスの委員長であるウナン(ヨンヒ)のことが気になり始めていた。暇さえあればガソリンスタンドでのアルバイトでお金を貯め、卒業公演となるミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」を計画する天真爛漫な彼女に対し、これまで心の扉を閉ざして生きてきたジェギョンが恋に落ちるのには、あまり時間はかからなかった。
孤児で、校長の経営する恩恵園で育ち、さらに心臓病を患ったウナン。「可愛そうという目で見られるのは慣れている」と笑う彼女。自らも両親が居ないジェギョンは、結局は彼女やクラスメートと一緒に恩恵園に通うように。
しかし、ウナンはドンドンと悪化して入院。俺が花になってやる!って、となりのベッドに入院しちゃうジェギョン。病名は知らないふりで、傍に居てあげる。いいやつだ。でも、怒っても泣いても、恋してドキドキしても危険だって・・・。

お母さんに別れの挨拶をしにいったウナン。今の家が奪われそうだからって、必死にバイトしてるウナン。恩恵園はジェギョンの会社の持ち物。家賃が払えないから、現在管理してる弁護士が追い出しにかかってる。「相続放棄したら追い出さない」とか言われちゃって、ジェギョンは混乱しつつ、相続放棄して恩恵園を買うことに。

ウナンは園長を説得して、ジェギョンと一緒に居たい・一緒に暮らすと言い出した。ジェギョンもそうしたいんだけど、医者が「恋愛はウナンのためにならない」というから、彼女を追い返しちゃう。
しかし、ウナンの描いたミュージカルの脚本で、何かを思い出したジェギョン。彼は、幼い日にここで過ごし、ウナンと友達だった。10日だけソウルに行くと言って、両親と事故にあって記憶をなくしてた。

初雪をみてから行きたい。あなたのくれた毛糸の靴下をはきたい。でも、間に合わないというウナン。(く~カワイイ!!)結局、一緒に暮らし始める二人。
誕生日まで待てなくてって、誕生日会をしてあげるジェギョン。お薬だって、薬みたいにした小さい巻物に、ウナンへの愛の言葉が書いてある。ウナンが「一日一つじゃ読み切れない気がする」って沢山呼んでボロボロ泣いちゃうんだ。綺麗なシーンだった。
ミュージカルの日。相手役は俺だって交代するジェギョン。毛糸の靴下を履かせてあげて、舞台へ。

盗られてたまるか [韓国映画&DVD]

盗られてたまるか#  出演: ソ・ジソプ, パク・サンミョン, ソン・ソンミ, キム・インムン, キム・チャンスク
趣味が泥棒というエリート・プログラマー“チェ・ガンジョ”と、彼に狙われた小心者の亭主“コ・サンテ”の奇想天外な対決を描いた韓国コメディ。

存在感のない父親が、何気ないものをちょっとづつ盗んでいく趣味的泥棒に対抗すべく、奮闘し、家族が団結していくという話。武田鉄也で似たような邦画があった気がしますね。
一応、妻が味覚障害で、その特殊な味付けの料理に引き付けられて泥棒が日参するなんてラインが引かれてたりします。基本はドタバタコメディ。泥棒側はゲーム会社社長ってことで、ゲーム的な映像がふんだんに盛り込まれ、ストップモーションやカメラの動き、キャプションの使い方などにテンポはあります。しかし、このテンポに変化ないために、中盤には飽きてきてしまう。特に、泥棒を繰り返すという部分は、必要ではあるのですが、笑いを盛り込めてないし単調になってしまったと思います。
ジソプファンにはサービスカットもたっぷりで、楽しめるかな?


情愛 [韓国映画&DVD]

出演: オム・ジョンファ, カム・ウソン #監督: ユ・ハ
原題は「結婚は狂気の沙汰」結婚に希望を持たない大学の非常勤講師ジョニョンと、結婚したいが、結婚には縛られないヨニ。結婚したジョニョンの弟妹、親友のエピソードも上手く絡められている。
なぜヨニは結婚したがるのか?そしてジュニョンはしないのか?
ヨニが残そうとする写真、他の男と結婚後もままごとのような新婚さんごっこをジュニヨンとしたがること。縛られないはずだったのに、彼女が結婚してしまったことで、彼女に取り残される不安に縛られ始める男。

カム・ウソンの声が思考をぐるぐるとしながらも、瞬間に流されていく男にぴったりとマッチ。音楽、映像もしっとりとしており、いわゆる韓国映画にありがちな興奮は一切なく、けだるく流れていく時間。しかし、そこには確実に互いを愛し、幸せを共有した時間がある。

不思議な余韻を残して終わる作品です。

情愛 [韓国映画&DVD]

出演: オム・ジョンファ, カム・ウソン #監督: ユ・ハ
原題は「結婚は狂気の沙汰」結婚に希望を持たない大学の非常勤講師ジョニョンと、結婚したいが、結婚には縛られないヨニ。結婚したジョニョンの弟妹、親友のエピソードも上手く絡められている。
なぜヨニは結婚したがるのか?そしてジュニョンはしないのか?
ヨニが残そうとする写真、他の男と結婚後もままごとのような新婚さんごっこをジュニヨンとしたがること。縛られないはずだったのに、彼女が結婚してしまったことで、彼女に取り残される不安に縛られ始める男。

カム・ウソンの声が思考をぐるぐるとしながらも、瞬間に流されていく男にぴったりとマッチ。音楽、映像もしっとりとしており、いわゆる韓国映画にありがちな興奮は一切なく、けだるく流れていく時間。しかし、そこには確実に互いを愛し、幸せを共有した時間がある。

不思議な余韻を残して終わる作品です。

チム ~あこがれの人~ [韓国映画&DVD]


チム ~あこがれの人~出演: アン・ジェウク, キム・ヘス 監督: ハン・ジスン
アン・ジェウク演じる男性が親友の姉に一目ぼれ。ずっと恋心を打ち明けられなかったのに、酔った彼女をホテルで寝かし付けたことから、疑われて「顔もみたくない!」と言われちゃった。会って話せるだけでいい!って女装して友達になるんだけど、結婚相手候補が彼女に出来てヤキモキ!
女装したときにのど仏が映らないようにしてたりと撮影の工夫もあるし、ふつうにカワイイというか、心が純粋な感じの女性に化けてるので、かわいい友情に見えるんですよね。
ほどよく笑いもあり、切なくもあり・・・と、派手さはないけど手堅く作られた良い話でした。

チム~あこがれの人 [韓国映画&DVD]

チム ~あこがれの人~出演: アン・ジェウク, キム・ヘス 監督: ハン・ジスン アン・ジェウク演じる男性が親友の姉に一目ぼれ。ずっと恋心を打ち明けられなかったのに、酔った彼女をホテルで寝かし付けたことから、疑われて「顔もみたくない!」と言われちゃった。会って話せるだけでいい!って女装して友達になるんだけど、結婚相手候補が彼女に出来てヤキモキ!
女装したときにのど仏が映らないようにしてたりと撮影の工夫もあるし、ふつうにカワイイというか、心が純粋な感じの女性に化けてるので、かわいい友情に見えるんですよね。
ほどよく笑いもあり、切なくもあり・・・と、派手さはないけど手堅く作られた良い話でした。

とかげの可愛い嘘 [韓国映画&DVD]


とかげの可愛い嘘 特別版こんなに泣かせる話だったとは!チョ・スンウ君の子供みたいな顔立ちは、幼少期からのつながりや、彼女の可愛い嘘をまっすぐ信じる性格にぴったりです。
 黄色いかっぱやトカゲ。両親を失ったのは自分のせいだということ。周りを静かに拒否しながら、でも周りを暗くしないようにという配慮。それでも十分に悲しい話ですが、それは愛によって癒されるはずだと、スンウ君の演じるジョガンによって温かく包まれる話だと思って見てたから、「触れられない」ための真の理由が分かった時は、韓国映画の定番ジャンと思いつつも、ちっと驚いた。定番なんだけど、上手いこと別の方向に意識が行っていた。

宇宙人なのっていう変わったことを言うアリ、姿をすぐに消してしまうアリ、彼女をそのまま受け入れるジョガン。彼女のために作ったミステリーサークル。
やっとサランへと言えたのに。ちょっと不思議なラストを迎えますが、そのファンタジーも含めて可愛い作品。チョ・スンウさんはイケメンではないけど、純粋なイメージで、ラブファンタジーにはすんなり馴染むキャラクタですよね。意外に良かった。

とかげの可愛い嘘 [韓国映画&DVD]

とかげの可愛い嘘 特別版とかげの可愛い嘘 特別版
(2007/05/04)
チョ・スンウ、カン・ヘジョン 他

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こんなに泣かせる話だったとは!チョ・スンウ君の子供みたいな顔立ちは、幼少期からのつながりや、彼女の可愛い嘘をまっすぐ信じる性格にぴったりです。
黄色いかっぱやトカゲ。両親を失ったのは自分のせいだということ。周りを静かに拒否しながら、でも周りを暗くしないようにという配慮。それでも十分に悲しい話ですが、それは愛によって癒されるはずだと、スンウ君の演じるジョガンによって温かく包まれる話だと思って見てたから、「触れられない」ための真の理由が分かった時は、韓国映画の定番ジャンと思いつつも、ちっと驚いた。定番なんだけど、上手いこと別の方向に意識が行っていた。
宇宙人なのっていう変わったことを言うアリ、姿をすぐに消してしまうアリ、彼女をそのまま受け入れるジョガン。彼女のために作ったミステリーサークル。
やっとサランへと言えたのに。ちょっと不思議なラストを迎えますが、そのファンタジーも含めて可愛い作品。チョ・スンウさんはイケメンではないけど、純粋なイメージで、ラブファンタジーにはすんなり馴染むキャラクタですよね。意外に良かった。

真実ゲーム [韓国映画&DVD]

真実ゲーム 出演: ハ・ジウォン, アン・ソンギ 監督: キム・ギョン
検察官アン・ソンギvsアイドル追っかけの殺人犯ハ・ジウォンの、ガチンコバトルが見もの。若いはずなのに、物おじせず、彼女特有のある種の品のなさを全開にせまってくるハ・ジウォンの強さが印象的。完全に狂っていて、「危ない魅力的な女」を演じてます。演出の助けもあって迫力あります。あの「訳しり顔」の語り口(他のドラマで見てもそうなので、癖なのだと思うけど)も、子どもならでは全能感みたいなのを上手く表現していると思います。個性的で面白い女優さんです。
ただ、物語り構造上は、どっからみても純真な女の子として見せて行った方が、面白かった気がするんですよね。彼女を使う以上は、この選択はベストだというのも分かるけど、そのあたりが惜しい感じがしますね。
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恋の潜伏捜査 [韓国映画&DVD]

DVD 恋の潜伏捜査

監督:パク・クァンチュン
脚本:チョン・ヨンギ
撮影監督:パク・ヒョンチョル
出演:キム・ソナ、コン・ユ、ナム・サンミ、ハ・ジョンウ、ノ・ジュヒョン

私の名前はキム・サンスンのキム・ソナ(さすがに高校生の制服は辛い!)、コン・ユ(この人は、デブりやすい体質なんだろうねえ。短髪なのもあって、でぶに見える)、犬とオオカミの時間のジウをやっていたナム・サンミ(またもヤクザの娘・アッパーっていうのと、訳知り顔がうざい)、ヒットのハ・ジョンウ(この時はちょっと痩せていて、ヒットの時よりはかっこよく見える。メガネはお似合い)と、見なれた顔が満載。
でも、ストーリーも映像もギャグも別に面白くない。キム・ソナさんの180度開脚は体が柔らかいな~って感心したけど、それぐらいしか残りません。よく、こんなダメ映画作ったな~って感じかな?キム・ソナ&コン・ユの恋愛は、立ち位置的に定番とはいえ、だから描写しなくても想像できるでしょ?っていうのはダメだろう。定番だからこそ、丹念なエピソード作りで見せていかないとね。


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敗者復活戦 [韓国映画&DVD]

敗者復活戦 古い映画で、時期的に化粧がケバイ、特に口紅の色がドス黒かった時期なので、それが気になっちゃいますねえ。お話は、普通のラブストーリーです。女性がもう一寸はずんだ感じがあったら、もっと良かったんじゃないかな?結構、激しいことをやってるだけに、湿っぽさがマイナスな気がします。チャン・ドンゴンさんは、普通にかっこいいけど、このころよりも今の方が精悍でいいですよね。

非日常的な彼女 RAISING MY DAD [韓国映画&DVD]

非日常的な彼女 子役の可愛さだけが救いって感じですね。下品さ満載なのも、特に意味があるわけでもなく、味があるでもなく、笑えるわけでもないベタな下品。

家族の誕生 [韓国映画&DVD]

韓国映画ショーケース2007で見てきました。
上映前にムン・ソリさんの舞台挨拶が。気さくで朗らかな人柄が感じられました。ドラマ撮影終了後、カイロ映画祭の審査員として2週間滞在し、そのまま日本へ、明日「我が人生最良のとき」のプロモーションがあるので、今夜韓国に移動って言ってましたよ。女優さんって、やっぱ「体力」必要なのねえ~ってしみじみ。
撮影秘話ってことで、あの「家」は昔占い師が居たせいでずっと空き家だった所。テウンさんが撮影中に「お腹が痛い」って言い出して、中断して車で休んだ。テウンさんは「ムン・ソリさんとコ・ドゥシムさんが、強くて怖いから、お腹が痛く・・・」って冗談を言ってたそうです。あと、撮影中、テウンさんはコ・ドゥシムさんに「チャギャー」とずっと呼ばれていて、本当に仲がよかったそうです。今度の「我が~」でもテウンさんと競演してるけど、自分よりもキム・ジョンウンさんとの方が仲がよい役なので、次は二人が仲良しなのをやりたいな~って事でした。

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カンナさん大成功です! [韓国映画&DVD]

先行上映見てきました。いやあ、面白かったです。笑って泣いて笑って、とよく出来たエンターテイメントでした。これはキム・アジュンさんの魅力によるところが大きいと思います。
韓国関連の情報を見ているので、あの「ま、りーあー」って歌は、今までも散々聞いてたんです。確かに上手いけど「歌手」としては声が薄いし、そこまで感動するか?っと、映画見るまでは思ってました。
しかし、彼女の話し声が魅力的なこと(あのテレクラなら、女の私でもかけたい。あの声に癒されたいわ)。声の魅力が生きた、どちらかというと声張り上げ系じゃない歌の感動的なこと。そして、彼女の透明感がカンナの純粋さを表していて、カンナが嫌味のない美人に仕上がっていました。チラシなんかに使われている「使用後」の顔はメイクが濃くて「戦闘状態」って感じだけど、映画の中の「使用後」のカンナさんは、強気っていうのとは違う。ど根性!というのとも違って、本当に純粋でまっすぐな気持ちが描かれていて、素直な映画だな~って思いました。
公式サイトはこちらhttp://wwws.warnerbros.co.jp/200poundsbeauty/


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荊の城 [韓国映画&DVD]

荊の城 出演: チャールズ・ダンス, イレイン・キャシディ, サリー・ホーキンス, ルパート・エヴァンス, イメルダ・スタウントン
監督: エイスリング・ウォルシュ
“このミス”海外編第1位に輝く、サラ・ウォーターズ原作のドラマ。
いやあ、面白い。前篇だけでもハラハラ・ドキドキ見せていたのに、最後に驚愕のどんでん返し。物語で見せていたから、ミステリーだってのをすっかり忘れていたので、かなり驚きました。後編は別視点から見た再現から始まって、次々と違った側面が表れています。確かに、序盤で似てるなあってえ思いましたよ。あの夢見るような、どこ見てるのか分からない、純真そうな瞳が似てるんですよね。でも、その前に十分驚かされているので、不意うたれたよ。いやあ、美しい。3時間が全く長く感じない、素晴らしい作品です。


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