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学校じゃ教えられない 7話 [日本ドラマ未分類]

いやあ、このB級ドラマで泣くとは思わなかった。みんな若くて不器用で、自分のことで精いっぱいで、それでも、少しでも誰かのために何かをしたいって気持ちを持ってるのが、とても切なかった。

カズは何やら事情があるらしく、「一人は慣れてるもん」とかいいつつ、人のことばっかり思ってる優しいやつ。トムも、カズに好きって言われても、屈託なく「キスしてみる?」とか言って、その後でも「やっぱ無理だな。でも、親友だよね!」って言える大きい男。

ホモネタなんだけど、あまり特殊性を際立たせるのでなく、普通の恋愛話にした所が良い。「自分が好きな人が好きになってくれるわけじゃない。でも、恋愛とは別の愛がある」と形でサラッと描写してました。しかし、男の子どうしらしく喧嘩したら、殴りあいになっちゃうとかの要素も描いてたしね。「好きだと言ってくれる友達なら、キスしてもいっかな?と思う。」ということを、カズ・瞳、カズ・トムの二つで重ねたところなども効果的でした。
あと、また夢ネタか?と思わせて「今度はホントだった」と喧嘩を振り返るシーンなんかも、連ドラならでは裏切り方だったし、「自分のことだから夢ではない」という形で上手かったですね。ドラマ序盤に「なんでカズが一々全員に絡むんだ?」と思ってたんですが、カズの優しくて少し損なキャラクタづけにもなったし、この回で非常に効果的に使えて納得!でした。消しちゃったんだけど、一話から見直したくなった。

フカキョンに愛が全て!と言わせつつ、「たった一つの恋愛」の絶対性・永遠性でなく、その瞬間に存在する愛が瞬間を支え、その連続で今がハッピーであれば良いという、どこか刹那的な感じが1話から付きまとってた作品。妊娠問題などの取り扱いの軽さに疑問がありますが、とにかくオープンに正直に、愛を肯定的に捕らえようという開き直り方は一貫してると思います。
ここで、カズの失恋を描いた事で、恋愛だけでなく「瞬間の思いやり」が人を支えるという形にも展開できた。

校長&フカキョンも展開してきたし、カズの過去と瞳との恋愛の経緯など、終盤が楽しみになってきた。

毎回書いてるけど、カズを演じてる中村蒼くんは注目株。ブログまで見ちゃったよ~。ハッキリ言って下手!だけど、今後の成長に期待したい。発声を鍛えられてないので声・セリフ回しに難がありますが、声質は嫌いじゃないし、今回はなかなか頑張ってました。ケンカシーンなんか、良い表情してましたね。雰囲気のある子だと思うので、テレビサイズのコナレタ演技に染まらずに頑張ってほしいですね。瞳ちゃんとの並びも良い感じです。
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