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ギネ~産婦人科の女たち 7話 [ギネ産婦人科の女たち]

もりだくさんだったね~。相手の弁護士の責めがねちっこく、頑張ってる君島先生とかをみてるから、君島先生ガンバレって思っちゃったよ。さらに、弁護士そしての内田由紀がまったく有能そうじゃないし、法廷でも頼りないしさ~。

さて、榎原先生はいい感じだね~。でも、桧口先生が好きってのは、キャラじゃない感じだな~。あ、ナチは榎原先生が少し好きなのかな~と思ったけど、そういう展開はなさそうですね。実は、榎原先生は君島先生が好きなような気がするんだけど、どうなんだろう。
ナチは、相変わらずだけど、少しだけ変わった。前を知っている人はその変化を見守れるけど、外部の人には「相変わらず生意気だけど優秀な奴」と見える。この辺のさじ加減は上手いと思いました。
元ダンナ、なかなかGJだったけど、お礼は言ってもらえたのかな~。


あらすじ(公式から)
 美和子(西田尚美)の死をめぐって慎一(八嶋智人)が提起した医療訴訟の裁判がはじまり、多くの報道陣がつめかける。証人席に立った君島(松下由樹)は、瀬川(内田有紀)の尋問に、美和子の手術は必要な判断だったと答える。しかし、慎一の弁護士・岸本(半海一晃)は、奈智(藤原紀香)が手術の数時間前に立ちくらみで倒れたことを持ち出して、病院の体制不備を印象付ける作戦に出た。その事実を知らなかった君島は愕然とする。

 一方、奈智たち医師、看護師は、普段通り忙しく働いていた。そんな中、ガラス片で腕を切った優美(吉田里琴)が、教師に付き添われて病院にやってくる。ERの飯村(川渕良和)は、直ちに傷口を縫合するが、血は止まらず患部からにじみ出る。しかし、知らせを聞いて駆けつけた慎一と岸本が、裁判に影響が出る と優美を連れ帰ってしまう。

 優美の症状に疑問を抱いた飯村は、血液内科の隆弘(長谷川博己)に相談。優美が美和子の娘だと気づいた隆弘は、桧口(板谷由夏)の協力を得て、生前に保存してあった美和子の血液を調べはじめる。

 そんな中、入院して約一週間が経過しようとしていた妊娠30週の切迫早産の妊婦・星名あゆみ(吉田羊)の容態が急変。奈智は早産を食い止めるための処置を施していたが、突然、あゆみはショック状態になり、意識不明に陥ってしまった。飯村らが駆けつけ、君島や藤木はまずERに託そうとするが、奈智はそれを 遮って勝手に指示を始め・・・。

 やがて、奈智が出廷する日がやって来た。岸本は、奈智が必要のない超緊急の帝王切開手術を行ったと追及。さらに奈智が慎一に対し、美和子のことを早く忘れて前に進みたいと言ったことを暴露して――。

ギネ~産婦人科の女たち 6話 [ギネ産婦人科の女たち]

延長のせいで録画が切れてて、やっと見ることが出来ました。
榎原先生は、声が穏やかで、とても頼りになる先生でしたね。
「死と向き合う」という医者の本質。人は誰もが死ぬということ。まだ若い末期患者が、気丈に「生きている意味」を死を前にすることで考えている。そこからナチは多少は学んだようです。でも、だからって直ぐに人間関係を円滑に進めるようになれるわけじゃないだろうな~。長年の習慣は抜けないだろうし・・・。

一人の変人のせいで、大混乱になる産科。思わず弱音を吐く君島先生から、辛さがヒシヒシと伝わった。
でも、訴えることで立ち直れるという気持ちも分かるんだよね・・・。訴訟が本格的に始まってどうなっていくのか・・・。


あらすじ(公式から)
 榎原(中村橋之助)は、奈智(藤原紀香)の代わりに、末期の卵巣がんで入院中の三井さやか(永井杏)にがん告知を行う。娘への告知を拒否していたさやかの母親・郁子(明星真由美)は、約束が違うと榎原を責める。

 2ヵ月後、病院に一通の訴状が届く。なんと、慎一(八嶋智人)が、美和子(西田尚美)の死には病院側の責任があったとして、院長、須佐見(國村隼)、君島(松下由樹)、奈智を訴えたのだ。医師個人が被告になることは稀だが、瀬川(内田有紀)は、原告側の作戦だと推測。自分が訴えられたことを知った奈智は、 大きなショックを受ける。

 一方桧口(板谷由夏)は、急いで慎一に連絡をとり、自宅を訪ねた。桧口は、高校の同級生として慎一と話をしようとするが、告訴した慎一の決心は固い。訴えは取り下げず、桧口を敵に回しても戦うという慎一を、もはや止められそうにもなかった。

 慎一の告訴は、医局全体にも大きな影響をもたらした。産科医の一人、井本(サコイ)は病院を辞めるという。訴えられるリスクを負いながら、情熱だけで仕事を続けるのは無理だと話す井本を、君島と藤木(近藤芳正)は何とか思いとどまらせようとする。しかし、君島自身も、次々と医師が離れていく現状に、医長と しての自信を失ってしまう。

 奈智が不在で、井本もいなくなった産科は、これまで以上に多忙の日々となった。特に桧口は、奈智の分も働こうと必死になる。

 まもなく、奈智は、さやかから「お産が見たい」と頼まれる。奈智と榎原とともに出産を見学したさやかは、生まれてくる赤ちゃんを見て涙を流す。そして、奈智の気持ちも少しずつ変化しはじめ―。

ギネ~産婦人科の女たち 5話 [ギネ産婦人科の女たち]

ナチの成長物語という形になっているので、新人・玉木に殆ど存在意義っつーものがありません。ま、執刀させてもらえる新人と、執刀を許されないナチという対比にはなってたけど・・・。

ナチは休んで治療を受けた方が良いと思うんだけど、本人がそれを承認しないんだよな~。一話でも対比されていた、「婦人科での死をみとる」ということを通して、何かを学ばせようとする榎原。男性だということが、逆に良い感じで作用している気がします。
君島先生は良い指導役ではあったけど、ナチに同情する気持ちというか、感情移入してしまっていて、そのせいでかなり疲れてたからね。



あらすじ(公式から)
美和子(西田尚美)の死をきっかけに、冷静さと判断力を失ってしまった奈智(藤原紀香)は、榎原(中村橋之助)が医長を務める婦人科に勤務することになる。産科からひき離されることを知った奈智は抵抗するが、須佐見(國村隼)の命令でもあり、従うしかない。一方、玉木(上地雄輔)は、君島(松下由樹)のもとで勉強することになった。

 榎原は、奈智が客観的に自分を見つめられるようになるまで、手術はさせないと言い渡す。自分の腕に自信がある奈智は納得できないまま、榎原の下で働き始める。

 まもなく、慎一(八嶋智人)から桧口(板谷由夏)に、美和子の通夜の連絡が入る。医師や看護師たちは、不用意な発言や謝罪をしないようにと瀬川(内田有紀)から通達されていた。しかし桧口は、友人として徳本家を訪ねる。

 葬儀の2日後、慎一の元に弁護士の岸本(半海一晃)がやってきた。岸本は、美和子の死をめぐり、病院に落ち度があったかのような発言をし、日本の医療裁判の現状を説いて帰っていった。その日の午後、病院を訪れた慎一は、君島と藤木(近藤芳正)から美和子の死因について説明を受ける。二人の説明は丁寧なものだったが、岸本の話を思い出した慎一は、それを素直に受け取ることができなかった。

 一方奈智は、婦人科に移って1ヶ月が過ぎ、まだ手術を執刀させてもらえずにいた。手術をしたいと必死に訴えた奈智は、末期の卵巣がんで入院した女子高生・三井さやか(永井杏)の担当になる。さやかは、がんが肝臓や肺に転移しており、榎原の見解では、1年生きられないかもしれないという。しかし、病状を聞いたさやかの母・郁子(明星真由美)は、さやかに告知することを拒絶。榎原に相談した奈智は、直接さやかに告知しようとするが・・・。

 そんな中、「聖修大学病院で、院内感染の疑いで母体死亡」との記事が週刊誌に掲載され、病院内は騒然。記事を見た奈智も衝撃を受け―。

ギネ~産婦人科の女たち 4話 [ギネ産婦人科の女たち]

攻撃的な「手術」という手法ではなく、検査結果を待ちたいという柊。しかし、結果は死亡という形に・・・。
必死に助けようとする医師たちの姿は感動的だけど、レアケースの患者なら個室にしておけよ・・・。そりゃ、他の患者も不安になるって・・・。

母親の方が死ぬということは、かなりレアケースで、そこに強いトラウマがある柊は、かなり異常な状態に・・・。何が起こったのか分からないままの遺族も、当然のように不信を強める。自分の身の危険も顧みなかった柊を、とても信頼していただけに・・・。

柊の「変人ぶり」が漫画チックになってきてるけど、興味の惹き方とか大石静上手いな~と思う。
このドラマ、「患者への説明シーン」があっさりなんですよね。その結果、見てる私も「一体なにがどうなってこんなことに???」という不安の中に落とされる。
かなり変人なこともあって、「主人公に共感しにくい」作りな訳です。でも、藤原紀香さんというタレントの個性を考えたら、その方が良いのかもしれませんね。「そこらにいるひと」にはなれない人だと思うし・・・。

主人公に共感できない分、周囲の巻き込まれる人たちに凄く共感する訳ですね。そこに、芸達者な松下由紀がいるのも大きいと思う。


あらすじ(公式)
君島(松下由樹)、奈智(藤原紀香)、藤木(近藤芳正)らは美和子(西田尚美)の出血の原因を突き止めようとするが、はっきりとした理由を特定できない。美和子の経過を見ていた同じ病室の妊婦・佐藤(西尾まり)は、お産をするのが恐いと玉木(上地雄輔)に訴える。

 一方、美和子の夫・慎一(八島智人)は、美和子に代わって生まれたばかりの長男の世話に大忙し。そんな中、玉木の不用意なひと言から、慎一が桧口(板谷由夏)と高校の同級生で、しかも研究用の精子提供を求められていることを、美和子が知ってしまう。美和子は泣き出し、病室は大騒ぎになる。

その夜、奈智と玉木のもとに、当直の嶋(本仮屋ユイカ)から、美和子の腹部に再び血腫が出来たと連絡が入る。奈智が病院に駆けつけた時、美和子は高熱で朦朧とした状態。君島は、3度目の手術に踏み切ろうとするが、奈智は、美和子の苦痛が大きすぎると反対する。榎原(中村橋之助)の一言で、決断は美和子の意思にゆだねられることになる。美和子は「柊先生にお任せします」と答えるが、その容態が急変して―。

ギネ~産婦人科の女たち 3話 [ギネ産婦人科の女たち]

医療ものなんだけど、ここにはスーパードクターはいません。でも、沢山の医師とスタッフが、それぞれに「命を助ける」ために頑張っている。ナチのように、ただ無茶をするだけが最善ではない。でもナチに助けられているのもまた事実・・・。
研究も大事だし、それが最新医療を推進してるって面もあるし、「大病院」の姿を割と淡々と描いてますよね。
「トラブル発生」→妨害や困難→乗り越える!みたいな起承転結がハッキリしたものではなくて、同時に沢山の患者さんの事例がガンガンと提示される形。その集合体が「産科の姿」として描き出されている良い脚本だと思います。

ナチの謎をもっと引っ張るかと思ったら、案外とアッサリと「ナチの出産時に母親が死んだ」というトラウマが元夫から語られました。

紀香さんは、割とこの「ギリギリなナチ」を良い感じで演じていると思います。しゃべらないキャラなのが功を奏してるのかなあ~。



あらすじ(公式)
産婦人科病棟で、須佐見教授(國村隼)の回診が行われ、君島(松下由樹)をはじめ、奈智(藤原紀香)ほか、医局員、学生たちが勢ぞろい。そんな中、君島と藤木(近藤芳正)は須佐見教授の誕生日が翌日だと気づき、大慌てになる。急きょ翌日の夜に誕生パーティーが開かれることになり、幹事に指名された玉木(上地雄輔)が、医局員全員から会費を徴収することになった。明日が休みだという奈智は、会費は払うが、欠席するという。奈智は、何日かぶりに一人息子の雄太(中村柊芽)に会うらしい。

 一方君島は、奈智の元夫で血液内科医の柊隆弘(長谷川博巳)から、奈智の当直を減らして欲しいと相談を受けていた。隆弘は、奈智と雄太が一緒に過ごす時間が少ないことを心配していたのだ。君島は、隆弘の話から、奈智の極端な行動の裏に隠されたトラウマの真相を知る。

翌日、雄太と買い物に出かけた奈智は、美和子の夫・慎一(八嶋智人)がやっている惣菜屋の近くで起きた事故に遭遇。奈智は、怪我をした子供を助けようとする。

 その奈智に、病院から全員召集の緊急呼び出しが入る。近くの産院で火災が発生し、多くの妊婦が運ばれて来るというのだ。さらに、マタニティースイミングスクールの屋根が落ちる事故が発生し、新たな妊婦たちも搬送されてくる。奈智たちは、救急でごった返すフロアで処置にあたるが、火事から避難してきた妊婦の中に、君島の同期のギネの菊池(山下容莉枝)がおり、あれこれ指示を始めたことで、産科病棟はますます混乱する。

 騒動が治まり医師たちも落ち着きを取り戻した頃、それまで元気な様子だった美和子(西田尚美)が、腹痛を訴え、苦しみ始めた。エコー検査の結果、腹部に大きな血腫が発見される。奈智は、原因が分からないまま、藤木らのサポートで、この血腫を除去する緊急手術に取り掛かるが――。

ギネ産婦人科の女たち 2話 [ギネ産婦人科の女たち]

手術室の緊迫感がメチャクチャ出てますね。
急患を受け入れる→子宮外妊娠で手術予定の女子高生が後回しになる→RHマイナスという輸血の足りない血液型だったのに、出血が多くて子宮全摘という結果に・・・。
確かに、受け入れなければ死んでいたかもしれない急患。女子高生は子どもが持てなくなったとしても生きてはいる・・・。
障害を抱えて生きている人、子供を産めない人がいる。障害や不妊を否定的に捉えることは、彼らを否定することなのかもしれない。柊の発想はそこにある。「生きている」それが彼女にとっての全てである。

柊はとにかく「救わなきゃ」ということにめいいっぱいで、とことん無駄をな排除し、患者の気持ちに寄り添うなんていう時間のかかることをしない。また、「急患を見殺しにするべきだったのか?」なんて悩むことも時間の無駄だとばかりに切り捨てる。
君島に「患者を救いたい気持ちは分かる。でも、システムが崩壊してるんだからシステムを作らなきゃ。そのためにはチームを信頼して、何もかも自分でやろうとするな」といわれる。
柊はスーパードクターとしては設定されていない。患者を助けられないこともある医師である。彼女は、だからこそ自分を磨くことが全てだと思い、悩む時間すら許さない。柊が見ているのは、「出産は甘く喜びだけに包まれているものではない」という世界観である。
しかし、妊娠・出産はデリケートな問題を含んでおり、患者はそこに夢ばかりを見ている。だからこそトラブルになり、それが結果的に患者を失って「助けられない」ということにもなる。

最後の「それでも生きている」は反発の言葉だけではなく、君島を慰める言葉でもある。それが、そう聞こえないのが柊の問題なんだろうけど・・・。



あらすじ(公式から)
双子の妊婦、長谷部美緒(三倉茉奈)、江川理緒(三倉佳奈)の陣痛が同じ時間に始まる中、外来に、前期破水の徳本美和子(西田尚美)がやってくる。夫の慎一(八嶋智人)と、娘の優美(吉田里琴)に付き添われ、奈智(藤原紀香)の診察を受けた美和子は、そのまま入院することになった。病室の521号室は、にぎやかな美和子が入ったことで、一気に明るくなった。

 まもなく、同じ病室の筒池かおり(西牟田恵)の胎児が、エコー検査で、口唇口蓋裂と判明。君島(松下由樹)に指示された奈智が、形成外科医の元木(おかやまはじめ)と共に、筒池に説明することになる。だが、君島からデリケートな問題だからと慎重な対応を求められていたにもかかわらず、奈智は、ストレートな言い方で説明をしてしまう。奈智の言葉に大きなショックを受けた筒池は、中絶すると言い出す。

ギネ~産婦人科の女たち 1話 [ギネ産婦人科の女たち]

大石静脚本。なかなか良い出だしだったと思います。

生と死が同居する場所で、おそらく「死」に関するトラウマ持ちの主人公。なかなか良い設定です。

手術シーンは緊迫感ありましたね~。実際は、あそこまでバタバタしてないのかもしれないけど、ドラマとしてはアリなんじゃないかな~。

柊先生、同僚に冷たいのはよいけど、患者にはもうちょっと丁寧に接して欲しいかな~。でも、診察したのはあのDQNカップルのシーンだけだし、他の患者さんにはおおむねすべきことを的確に淡々とやってくれて、頼りになる感じはあるのかなあ??もうちょっと「動きに無駄がない」感じが出ると、もっと有能さがアピールできる気がします。

上地君は、もうちょっと清潔感を出してほしいかな??ってのと、「医者不足」って感じを出すためにも、病院の規模がもうちょっと分かると良いかな~。


あらすじ↓(公式から)
 聖修大学医学部附属病院に勤務する入局5年目の産科医・柊奈智(藤原紀香)。産科医長・君島紀子(松下由樹)と共に帝王切開手術を担当していた夜、事故で負傷し陣痛が始まった妊婦の搬送要請が入る。他のオペやハイリスク分娩も進行しており、君島はとても受け入れられる状態ではないと判断するが、奈智は独断で引き受ける。
そのせいで産科は大混乱し、桧口涼子(板谷由夏)ら、在宅の産科医たちが緊急に召集され、産婦人科医達は、不眠不休で赤ちゃんを取り上げることに・・・。
 翌日、入局初日の新人産科医・玉木聡(上地雄輔)、嶋えりな(本仮屋ユイカ)が、加わったミーティングで、勝手に救急患者を受け入れた奈智の行動が問題視される。主任教授・須佐見誠二郎(國村隼)と共に会議に出席した顧問弁護士の瀬川一代(内田有紀)は、奈智の行動が、万が一の事態を招いた場合、1億円以上の高額訴訟になる可能性があると注意。
しかし、奈智は周囲からの怒りの視線にも、表情ひとつ変えない。

 医局長の藤木敦士(近藤芳正)の指示で、奈智は玉木の、桧口は嶋の指導医になる。しかし、奈智は玉木を指導するどころか、完全に無視。玉木は、口を利いてもらえないまま、入院患者への説明や外来診察を行う奈智についていく。入院患者たちの噂によると、昨年、奈智の指導を受けた新人は、わずか2日で“逃亡”したのだとか。何も教えてもらえず、食事をとる間すらない玉木は、桧口から指導を受けている嶋がうらやましい。

 奈智は、双子の胎児の成長に異常が生じる、双胎間輸血症候群の妊婦・南友子(酒井美紀)を担当していた。二人の子の大きさに差があり、このままお腹の中にいれば、両方の子が危険な状態になってしまうのだという。奈智や君島は、 すぐに帝王切開が必要だと説明するが、 南は夫に相談しなければ判断できないと答える。

 しかし、南の夫(波岡一喜)は、子供が2人とも後遺症なく健康に成長する確率が10パーセントと知り、「健康な子供しか欲しくない」と死産を希望。夫の言葉を黙って聞いている南に、奈智は命の重さを訴えて子供を救うよう迫るが、そんな奈智に南の夫は反発する。

 その夜、玉木はさっそく当直。夜中に、婦人科に入院していた八木祥子(草村礼子)の容態が急変する。婦人医長の榎原浩史(中村橋之助)と共に、奈智と玉木も対応に当たる。

 翌日、腹痛を訴える妊娠37週の妊婦・徳本美和子(西田尚美)が、夫の慎一(八嶋智人)、娘の優美(吉田里琴)に付き添われて搬送されてきた。
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