SSブログ

風の国 36(最終)話 [風の国]

風の国 最終章<ノーカット完全版> [DVD]風の国 最終章<ノーカット完全版> [DVD]
(2009/11/04)
ソン・イルグクチョン・ジニョン

商品詳細を見る

終わりました~。なんだかな~な話でした。私は、海神のイルグクさんは好きだったけど、チュモンもムヒュルも好きになれなかったな~。なんというか、どっちも「主人公だから、伝説の人物だから持ちあげられる」って感じで、この人につき従って生きたい!という気持ちになれなかったんですよね~。
あと、ヨンの馬鹿さ加減に・・・・。ムヒュルもたいがい馬鹿だったけど、ヨンにはハアア???の連続だった。



プヨ城を攻めるムヒュル王。ヨンを使えばムヒュルを降伏させられるというペグクだが、それはプヨ国王テソもトジンも考えないこと。彼らは「国の民を守る」って意味で一貫してるし、ヨンがプヨの民である以上はそういうことはしない。将軍が見捨てられるのは職務のうちだけど、民は違うからね。

プヨ城陥落。え???って感じでしたね。こんなに簡単なのかよ!!って感じ。
トジンは、傷を負って宮殿に。ヨンが助けようと必死で、場所に乗せて脱出&治療します。しかし、一緒に落ちた兵の中に、ヨンに「お前のせいだ」といって斬りかかるものがでました。当たり前だよね。王族のくせに、国を高句麗に売りまくりだったわけだから・・・。しかし、トジンにとってはヨンこそが「プヨ」の象徴。彼は兵を殺してヨンを守ろうとしました。ヨンを、マファンの商団に密かに送って治療を受けられる環境にしてやるトジン。やっぱ、この人が王だったら良かったのにな~。そして、手紙を託します。風のように去って行ったトジン。かっこええ~。

テソ王の前にたったムヒュル。「俺はお前の祖父や父と戦ったが、お前もたいしたヤツだ。お前の勝利を祝ってやる。一杯受け取れ」と酒を注ぐテソ王。いやあ、テソ王はホントにかっこええ・・・。
「高句麗とプヨは兄弟国です。降伏するなら、王の命を守る」なムヒュル。でも「みじめにさせるな。民を守れなかったのに。俺の夢は、古朝鮮の地を取り戻すことだ。チュモン神剣で俺を殺し、お前は千年続く大帝国を成せ」とテソ王。そして、首を斬られます。うーん、やっぱ、ムヒュルよりテソがかっこいいわ。

ヨンが見つからないまま、高句麗の宮殿に戻ったムヒュル王。「今回の勝利は終わりではなく、始まりだ。俺と高句麗の進軍はけっして止まらない」と宣言。

「長い戦争がやっと終わった」というムヒュルに、「チュモン大王とユリ王の恨みを晴らしたのです。お二人は喜んでいるはず」とヘアブ。これもな~。正直、チュモンがプヨ国を裏切ったわけで、恨みがあるのはプヨの国の方が深いと思うんだよね~。ヘアブが「高句麗の立場」でしかものを言わないのは分かるけど、ムヒュルは「高句麗を恨む」といってプヨに助けてもらった男だから、別の視点を持つべきなんだよね・・・・。
でも、「その為に、とても多くの者を失いました。」としか言わないんだよね・・・。ま、ヘアブに理解できるのは、そういう感情的な話なのかもしれないが・・・。

ムヒュルは、トジンからの書簡をチュバルソから受け取ります。「父母が死んだときから強くなりたかった。俺が弱くて、愛する者を守れなかったからだ。強くなり失くした物全てを取り戻し、俺が愛する者達を守りたかった。敵だったが一時は俺の全部だった友、お前は俺にとってそういう存在だった。お前の為に全て失ったが、お前を恨みはしない。ムヒュル、お前にとっても、俺にとってもひとりの女性、ヨンを守ってくれ」と書いてある。トジンはかっこいい男だったな~。国のために、民のために、ひたすらに尽くした男。プヨの象徴「ヨン」を頼むといったということは、この後の民を頼むっていうことだと思うんだよね。

ヨンのもとに駆けつけるムヒュル。「申し訳ありません。全てを失くしたトジン兄さんを置いて行くことはできなかった。生まれ変われたら、同じ天の下で生まれたい。ホドンに会いたい」とムヒュルの側でヨンは息を引き取ります。

5年後。「母親に会いたいか」と聞くムヒュルに、はいと答えるホドン。「私も会いたい。お前の母は、全ての民の為になる大王になれといった。」とムヒュル。「どうしたら素晴らしい大王になれますか?」と聞くホドン王子に、「風のような大王になればいい。見えないがどこでも見ることができ、いつも民の側にいる風だ。疲れている民の汗を拭い、適を蹴散らす突風になる。そういう風のような者が素晴らしい大王だ。ホドン、素晴らしい大王になれるか」と問うムヒュル。「必ず、素晴らしい大王になります」と答えるホドン。
私は、トジンこそ「風のような人」だったと思うんですよね。目に見えない「黒影」として、陰になり日向になり、国に尽くした。

風の国 35話 [風の国]

ラス前の回。基本的に、一番盛り上がる回だと思うんだけど、なんか不発だな~。私は、トジンが好きなんですよ~。だから、不満なのかな~と思うけど、ムヒュルに魅力を感じないんだよね。トジンは、「滅び行くプヨ」の王子として、あの暗さがマッチしてると思うし、その運命から逃げずに、必死に支えようとするところが好きです。

でも、馬鹿なヨンがね~。「宮殿に移れ」と言われて拒否したから、当然のようにホドンがいなくなったことや、ムヒュルの子だということもテソ王にばれちゃったよ。もうホドンの生きる道はないね・・・。
当然、テソ王にも激しく追及されるトジン。「私の息子だ」と主張するけどね・・・。トジンは、彼なりに色々と考えてるんだと思う。正直、チュモンvsテソで対立を深めたとはいえ、基本的にはプヨと高句麗は和平を結べる可能性のある相手な訳ですよね。中国方面もかなり揺らいでるわけだから、テソ王死後をにらめば、ホドンの生きる方法がないわけじゃない。

プヨ軍の国境守備隊に先制攻撃を掛ける高句麗軍。ムヒュルは、沼地を通ってテアン城に奇襲をかけることを考えます。で、軍営にいないことを悟られるな!といって、密かに別働隊とともに移動。でもな~。急に「実は作戦が・・・」とか言われてもって感じ。カットされた部分で用意をしてたのかな~。そういうことをキッチリ描いてこそ、「武将」としてのムヒュルに説得力が出る気がするんだけど・・・。

でも、沼地を抜け出す寸前で、敵の待ち伏せに会ってしまいました。マロは斬られて捕まり、ムヒュルもトジンの放った矢に射ぬかれて退却。

俺の忠臣になれ!と言われて、「哀れな男。忠臣であるヨンの父タクロクを切った癖に・・・」なマロ。
「マロを火あぶりにする」という書簡を、テソ王から受け取ったムヒュル。テソ王はむごすぎるって言いながら、自分も使者を殺しちゃうムヒュル。どっちもどっちです。
「出陣準備をしろ」なムヒュルだけど、ヘアブが「王を誘っている。行くなら、私を殺して行ってください」と止める。(なんか、何度目だって感じの「引き留め言葉」ですな)

「ムヒュルを捨てて、俺に忠誠を誓え」と言うテソ王だけど、マロは「私の王はムヒュルだけ」なマロ。まだ遅くないというトジンだが、「早く終わらせろ」といって処刑されます。すぐそばまで気ながら、救えなかったムヒュルは涙します。
でもさ~。テソ王もムヒュルをおびき寄せる策として、ちゃんと活用しようよ!って感じだな~。そんなに馬鹿な王じゃないはずなんだけど、年取ってこらえ性がなくなってるのか??

マロは実は黒影の術も使えるし凄い武将なんだってのをチャンと見せておけば、「マロがいなくなることでムヒュルの戦力が凄いそがれる」とか、「マロを救えなかったことでムヒュルに対する信頼が揺らぐ」みたいな方向で、テソの行動にもそこそこの説得力が出せたんだと思うんだけどね~。
それに、いつも”助けたかったんだけど・・・・”ってのがムヒュルが魅力のない所だと思う。いっそのこと、「マロなら自力で脱出できる」くらいの突き放しかたのほうが、魅力を感じるかもしれない。

ムヒュルは撤退を始めるが、トジン率いるプヨ軍が追撃。それを、どこか悲しそうなトジン。この優しさがアダになるんだろうな~。どう考えても、二人の関係で不義理なのはムヒュルの方なんで、どうしてもトジンに肩入れしちゃうわ~。

追撃するプヨ軍は、高句麗軍の待ち伏せに会います。そして、その間にテアン城の攻撃を始めるムヒュル。そこにいたヨンと出会ってしまいます。かといって、ムヒュルに会いたいわ~なヨンの態度は馬鹿としか思えません。

風の国 34話 [風の国]

「かなわないのは分かっている。泣きつくと思ったら飛んだ大間違いだ」なムヒュル。っていうか、あんたは少しはトジンに感謝しろって・・・。
「休戦協定」っていうのに、どっちも着々と闘いの準備中。どっちかというと、ムヒュルが好戦的に見える。プヨ国境に軍隊を配置するムヒュル。使節団がプヨを離れると同時に、ナムソ城を攻撃しろとムヒュルは指示。
テソは、「ナムソ城とお前の得た土地(プヨの近く)を交換しようぜ」と提案。プヨ近くに駐屯されてたんじゃ、プヨは高句麗からの攻撃の危険にさらされるからね。突っぱねて「高句麗のためならナムソ城の民は喜んで死ぬ」とかいうムヒュル。奪還できる!って信じ切ってるね~。テソ王が、「休戦中はしかけてこない」ってのを、「プライドを守るため」とか言い換えて、なんか貶めてるけどさ~。ハッキリ言って、テソはムヒュルより魅力的に見えるな~。

ヘアブとチュパルソに毒を飲ませて仮死状態にする。で、こっそり捨てた隙に、マロたちが解毒剤を飲ませて救います。なんか、この辺は急にトジン側の行動がアホでさ・・・。ムヒュル持ち上げのためにムチャクチャやってる感じ。
トジンに「お前は、私にとらわれた将軍を救う機会を捨てた。私的な恨みのせいで、彼らもお前の敵になる」というムヒュル。うーん・・・。ヘアブを解放しなかったのは、私的な問題のせいじゃないでしょ??ヘアブを落としたら、ムヒュルの戦力ダウンが激しいのは確かな訳で・・・。
なんだかな~。普通に、ムヒュルを好戦的で強い武将として魅力的に書いていけばよいのに、「悪いのはプヨ!!戦をするのは仕方ないの!!」って話を作ると無理がでるよな~。単純に、強国を作るために必要だからやってるんだろうに・・・。

高句麗の侍女を使って、ムヒュルの掘った木彫り人形を届ける。「プヨ王の命だ」と嘘を突いて、ヨンとホドンを連れ出すマロ。えーっと、ヨンとホドンはプヨに居て「トジンの子」というのを強固にしていくのが、生き残れる可能性が一番高いんじゃないかと思うんだよね~。

トジンが駆け付けて、「全兵を使ってでも探せ」と命令。プヨと高句麗使節団は戦闘状態に・・・。ヨンだけは「忘れ物が」といって戻ってきた・・・。去っていくムヒュルを涙で見送るヨン。マロは「ヨンを救出する」と行って戻ってしまった。ヨンは「ココに残る。私がいるとムヒュルと高句麗は混乱する」と主張。マロは「王様は苦しまれましたが、それを癒したのもヨン様です。あなたがプヨにいれば、一生消えない傷が残る」とマロ。
でもなあ、じゃあトジンの傷はどうするんだよ?って感じ。ムヒュルは、すでにヨンではなく高句麗の国を選んだんだから、グダグダするなよって感じ。ま、その「ムヒュルの心の傷」とやらでプヨを攻撃されまくったらプヨのためにならないし、トジンのためにもホドンだけでも渡すしかないのかな~。面倒だな~。

ヨンは、プヨに戻って行きました。トジンに「私が残るからホドンのことは忘れて、ムヒュルに対する恨み捨てて」なヨン。えーっと、どっちかというと、プヨに対して好戦的なのは高句麗の方じゃないかと、このドラマ見てると思われるんですが??この争いは、トジン個人の想いって言うよりも、国同士の戦いだしさ~。なんだかな~。

届けられたホドンを抱くムヒュル。ヨンとマロの救出を命令。しかし、そこへプヨの刺客が・・・。高句麗軍は負ける。ムヒュルは、宮殿に戻る決意をする。
王妃は、表ではホドンを優しく受け入れつつ、裏では苛めぬく。仕方ないよな。ムヒュルの王妃への仕打ちが悪すぎる。

ナムソ城陥落。高句麗に向けて全軍を出撃させるテソ王。迎え撃つムヒュル。

続きを読む


風の国 32・33話 [風の国]

そろそろ最終回が近付いているんですが、イマイチ盛り上がらんな~。やっぱりBSでカット有り+吹き替えでみてるのも良くないのかな~。
私は、チュモンの時も、高句麗>>プヨという書き方に違和感があったんですが、これも同じ感じですね~。プヨは高句麗に滅ぼされるわけで、プヨ主役だとヒーロー物語にならないのかもしれないけどさ。
32話
ヨンの妊娠を隠せとマロに命令するムヒュルの妻。

ムヒュルは、出征すると決意。戦利品で戦争費用を賄うって、つまり新たな土地で略奪をするってことだよね~。まるで、民には負担をかけないって感じで書いてるけど、プヨの民にとっては「最悪の侵略者」だよね~。こういうのを見ると、ヨンに子どもを産ませたという話も、「敵国の王女を奪った」という話に見えてきちゃうんだよね。現実的には、そっちのほうがよくある話って気がするし・・・。

ペグクを殺さずに生かし、労役につかせて、「民の苦労を味わって罪を振り返れ」という。えーっと、ペグクは別に民に苦労させたわけでなくて、自分のピリュ族の(民の)利益を守るために、高句麗王族と争っただけでしょ?負けたことで、結果的にピリュ族には苦労掛けることになったけどさ・・・。なんつーか、ムヒュルの「高句麗だけが絶対的善」という考え方に対して、ドラマとして批判的な目を持たせてないのが、ダイナミズムを生まない原因だと思うな~。
でも、ムヒュル王妃はピリュ族なので、ペグク配下ミョンジンを呼んで「ピリュ再建」を指示。

出陣するムヒュル王。一方、プヨ国で、ムヒュルの子を産むヨン。

2年後。
高句麗の領土を2倍にし、ムヒュルはクンネ城に戻ってくる。セリュに「後継者が待ち望まれてる」と言われて、王妃を受け入れるムヒュル。

さて、プヨではヨンが「ホドン」という息子を生んでいました。それを見守るトジンの目がいいね~。優しく包み込むような顔。ヨンの父の命日に、二人のために・・・と、裏切った黒影を捕えた。
チェブジョイが力を失って王に距離を置かれている。トジンは王族の軍や私兵をすべて任され、プヨで権力を持ち始めている。民にも慕われる、良い権力者らしい。反対勢力もあるけど、王権の強化に努めている。それが、将来の自分のためにもなるからね~。強いし、かっこいいし・・・。
チェブジョイがやった陰謀をやり返したトジン。チェブジョイは「これは罠だ」といって、自分がタクロクをはめた時に使った男がきっと陰謀に使われてると言ってしまう。「なんで、そんな人間のことを知ってるんだ??」といって、タクロクのことが逆に暴かれてしまいました。トジン、かっこいい~。頑張った!!
ヨンに、「私はねつ造に騙された。申し訳なかった。タクロクの身分を元に戻す」と謝罪するテソ。テソ王は、なかなか懐の広い所がある王だよね。ま、この地で一番古い王国の王なんだから、そうじゃなきゃ困るけどさ・・・。
それでも、馬鹿ヨンは、トジンがタクロクの願いでタクロクを殺し、そっと自分を守ってきてくれたことを知らないままなんだな~。

自ら軍を率いて、高句麗の周辺国を攻撃するトジン。見送るヨンの不安な顔。でも、3人はすっかり家族の空気をもっていて、それなりに幸せそうなんだよね。

「トジンが本当に後継者なのか?彼ならば高句麗を攻撃する計画を考えている」と、マファンに探らせるムヒュル。マロとチュバルソが同行。二人は、ヨンとホドンを奪おうとする・・・。

マロから、ヨンにムヒュルの子が産まれたことを聞き、プヨ国に侵入するヘアブ。

ホドンのことを聞いたムヒュル。「俺の子が敵国で育っているんだ。それなのに俺は何も知らずに」だけどさ~。なんでそこまで「ムヒュルの子」って信じられるの?って気もするけど・・・。「ヨン様も、王様が幸せになられることを願っている。あなたには王妃とこの国がある」とマロは説得するけど、ムヒュルは「黙れ」と・・・。



33話 王妃は、ヨンが高句麗に来るのを阻止しようとします。当たり前です。で、ペグクに命令。ペグクは、トジンのもとに走り、「私の願いはムヒュルを殺すこと。機会をくれ」と願いでる。信じられるか?なトジンだけど、ま、保険として使うのは有りかなあ。しかし、2年たったトジンは、意思的でかっこいいね。
プヨ軍からナムソ城を取り戻せ…と配下に命じるムヒュル。だが、プヨに寝返ったペグクの率いる軍にあっさり一掃される。

チョパルソが患者に化けて、ヨンに「ヘアブが会いたがってる」と伝えた。「王子様をプヨで育てるわけにはいかない」とヘアブは言うけどなあ~。ついていく決意をするヨンが信じられんよ~。ま、周りにしられすぎてるから、ホドンの命はどこにいても危ない気がするけど・・・。無理にでもトジンとラブラブな演出をして、「早産でした」ってことにでもしろよって感じ。
ムヒュルは、マロにヨンと王子の奪還を命じた。

なんとか、ヨン王女とホドン王子を救い出したヘアブたちだが、トジンの軍に捕まってしまう。「王に知られないように。こいつらを牢に」というトジン。そうか、彼らがヨンを奪おうとした事情を詮索されると、ホドンの本当の父親がばれてヤバイのか。それでも、ホドンとヨンを守ってくれてるんだよね~。少しは感謝しろよ!ヨンとムヒュルよ~。ヘアブもな!!
ホドンをいとおしそうに抱くトジン。いいねえ。

プヨの祭事にムヒュルを招待するテソ。トジンの仕切りで、彼の提案です。これはある意味「恭順しろ」という意味でもあるよね。ムヒュルは「そうじゃない」と毅然として応じるしかないんだけど・・・。
「俺の大切な人(ヨン、息子、ヘアブ達)をおいていては、プヨと戦が出来ない。救い出す」というムヒュル。あの~。ヨンも息子もプヨの王族として暮らし、そこに関係を作ってるんだよ?どう考えても、プヨに戻ったら「育ての父」と対立することにホドンは苦しむでしょ?それが分からんムヒュルなのか?戦をするなら、プヨの王族のヨンと子供作るなよ・・・。

使節団を率いてプヨに到着したムヒュル。祭事で、トジンを太子(後継者)として宣言。ホドンがやってきて、その子を抱き上げるトジンの優しい笑顔。ぐっと堪えるムヒュル。えーっと、耐えるんじゃなくて感謝しろ!!

トジンに会いに行き「お前の能力を知っているから、お前が太子になったことが恐ろしい。俺たちはこのような運命だったのか」というムヒュル。トジンは「プヨを阻むものは許さない。命をかける覚悟が出来ている。お前も昔を忘れろ」とトジン。ムヒュルは、ヘアブと高句麗にとらわれたプヨの捕虜となってる将軍の交換を提案。しかし、トジンははねつけた。「本当はヨンとホドンのために来たんじゃないのか」と問う。

風の国30・31話 [風の国]

30話
「これが何だか。分かるか。チュモン神剣だ。俺が北方の盟主になる」とプヨを攻撃するペグク。逃げるテソ王。逃げる時間を稼ぐために戦うトジン。テソ王大荒れ。「ペグクとユリとムヒュルを殺す。進撃じゃ」です。しかし、「ファンヨン国がいるから兵を動かせない・・・」な部下たち。トジンは、「ムヒュルが情報を流している・・・」と正しく分析。
テソ王は「チュモン神剣をペグクから奪ってこい」とトジンに命令。

ヨンはトジンの命令で、プヨに移動させられる。しかし、この情報を、今はムヒュルに告げられないというマファン達。ひたすらトジンを拒否するヨンに、「黒影の監視を受けながら、市中で暮らすことになる。全て忘れろ。おなかの子を守るにはそれしかない」と告げる。トジンは現実を話してるだけなのに、このお姫様はなあ・・・。ワガママすぎる。

「俺が大王だと宣布しろ」と言うペグクに、そんな啓示は受けていないと反対する神官。ペグクは、神官を切り捨てた。王座に座ろうとするペグク。反対勢力をドンドン殺していくため、ユリに近い族長はガンガン死んでいく。

すべて計画のまま。すぐに攻撃する!なムヒュル。奇襲作戦をとるのね。ファンナ軍と協力し、クンネ城に突入を計画して、陣営を切り崩します。中央軍軍営を制圧するムヒュル。「高句麗の民として生きるのか?」って言われてあっさり寝返る兵士たち。なんつーか、ムヒュルになんでも都合よく進むな~。

「この国とムヒュルの為にできる最後のことだ」と宮殿にいるペグクに会いに行くユリ王。それを知ったムヒュルは止めに走ろうとするが、将軍に「私達を殺してから行ってください。王は共に生きる道を選ばれたのです」と訴えて引き留める。今は、クンネ城を守ることが大事だもんな。

貴族達が集められ、ペグクの大王承認をせまるペグク陣営。そこにユリ王がやってくる。
「俺の体が消えても志はムヒュルが受け継ぐ。ムヒュルが高句麗を守り抜く。養父を殺したお前には分からない。テソに国をささげたのではないか!天の子だという民の誇りを踏みにじった。天がお前を許すはずがない」とユリ王。
古代だから「天が許す」「祝福された子」って感じで、なんでもムヒュルに上手くいくのを、当時の人間が受け入れてるのは分かるんですよ。でも、実際にはソコに策略と努力があるはずで、そこをチャンと書かないのが、このドラマがイマイチな所かなあ。韓国ドラマは「生まれ持った運命でなんでもなるヒーロー」ってのを好きな傾向があるけどね~。私は、そこが韓国ドラマの欠点だと感じます。(そうじゃないドラマも沢山あるけどね)

ペグクはユリ王を切りながら、とどめは刺しません。「目の前でムヒュルを殺してやるから、それまでユリ王を生かせ!王は俺だ」と半狂乱です。それを聞いても、身動きとれないムヒュル。「私達をお許しください」というファンナ大臣達を許す。
秘密裏に宮殿を襲撃し、制圧するムヒュル。ペグクは逃げました。
ムヒュルに、「お前が来ることを信じていた」手を握るユリ王。しかし、容態悪化。


31話 「私を神殿に移してくれ。王は、安楽な宮殿で死んではならん。死ぬ所を見せてはならない。最後は太子一人が看取らねばならない」と告げるユリ王。「なぜ、一番辛い時すら、人間らしくいられない」ってムヒュル。えーっと、息子と水入らずになれるんだから、臣下にヤイヤイ言われるより良いだろって気もするが・・・。死んだところを見せないことで神格化されるわけだしなあ。

「私は死ぬのではない。永遠に高句麗と共にある。ムヒュルを支えてやってくれ」と配下に言い、神殿に向かうユリ王。
「お前にささげる」と書簡の入った箱を与えるユリ王。「祭壇にお前を捧げた時に使った剣だ。俺は、お前の命だけは助けようと思ったが、長い間、お前を捨ててしまった。許してくれ。」と涙するユリ王。「父上、とても悲しいです。やっと、父上の役に立てるのに」なムヒュル。「高句麗を滅亡させるという神官の啓示は、お前が俺を乗り越えて、この地に新しい世界を開くということだった。強くなれ。光に向かって進め。いつも、私が傍にいることを忘れるな。」と遺言するユリ王。

神殿で亡くなるユリ王。取りすがって泣くムヒュル。なかなか神殿から出られないムyフルです。
王座の前に立ち、「心配をかけた。皆と共に、この国の為だけに私の全てを捧げる。」と宣言するムヒュル。民のために、就任式は質素に大神官の前で実施すると指示。
就任式。「私は、高句麗の大王になり、天の志を受けます」と誓うムヒュル。

この神官システム。結局は、都合よく王を選に、それに権威づけるものって感じだよね。ムヒュルがホントにユリ王の息子がどうかってかなり怪しいし・・・。武力に優れた人間が高句麗の将軍となり、王位に就くことになったので、体裁を整えましたって気もするなあ。ムヒュルは黒影の武術を使えたってことは、プヨの人間って確率も高いし、それがヤバかったんじゃないかな~とか思っちゃうよね。

一方、逃げ出したペグクは「チュモン神剣で、ムヒュルを斬る」と言っている。しかし、トジンと黒影が現れ、「チュモン神剣を渡せ」と迫られる。「まだ、事態が分かりませんか?すぐ殺すべきだけど、命だけは助けます」とニヤリなトジン。あっさり神剣を奪いました。
ユリ王とムヒュルが神殿にいることを聞かされたトジンだが、何もしなかった。

しかし、ペグクはまだあがいてますね~。神殿に向かったけど、そもそも勝ち目がないから部下もあんまり付いてこないね。ムヒュルは「敵でも礼を尽くせ」とか怒ってるけど、それはワガママすぎるっしょ。神殿を汚せないってことで、生け捕りに。

ユリ王即位を聞いて、「いずれ私も王となる。お前が忘れれば私も恨みを捨てる。お前の子は俺が守ってやる」とヨンに告げるトジン。
しかし、マファンが「懐妊してるらいい」ってのをマロに告げたよ~。黙ってろよ~。

風の国 27-29話 [風の国]

27話 チェガのサンガを助けるが、トジン率いる黒影が!トジンはサンガを切り捨て、ユリ王をペグクの陣営につれていった。サンガに一礼してから切り捨てるトジンかっこよかったね。(これは、若いペグクが、老人となり安定志向となったサンガを切りすてるという世代交代劇でもあるので、いずれテソを切り捨てる日が来るトジンにとっても前哨戦かなあ)

中央軍に合流し、背後からペグクを攻めようと、ヘアブ長官を送るムヒュル側。しかし、そこは既に、ペグクにより制圧されていた。

トジンは、城下にいるヨンを探し出した。「あいつは苦しめるばかり」と言われても、「苦労だとは思わない。私のせいで迷惑をかけるのが辛い」って、なら、高句麗を離れれろよ。あんたがいると迷惑じゃん!!「あの方が私の国!」とか言ってるけど、ムヒュルは高句麗の民のものじゃねーの??って感じ。

「王を助けたければ、正門を開け、降伏しろ」と宮殿にやってきて言い渡すペグクの配下。「手遅れになる前に、宮殿から避難しろ。それだけがこの国を守る道だ。お前が生きてこの国を守れ」と言うセリュに、「王を助け、この国を守ります」と約束するムヒュル。「お前は生きてこの国を守らないといけない。
この試練を克服し、この駄目な父を越え、強い王にならないといけない。それがお前の道だ。俺の息子、ムヒュル」と言い残して自害するユリ王。へミョン王子と同じく、国の障害となるなら自害するという道を選んだんだね。というか、へミョンを見捨てたときから、死に場所を求めてた気もするなあ。

「命を助けろ」とヨンを連れて来るペグク。目覚めたユリ王は「何故助けた。生きていれば、ムヒュルの荷物になる」と言う。ヨンは「王子を信じてください。必ず解決し、王を救出するはずです」と言う。

ユリ王がプヨ国に護送される。ヨンも一緒に護送される。
秘密通路を使い、宮殿の外に出て、ユリ王を救出に向かうムヒュル王子、ヨジン王子、セリュ王女。だが、ヨジンが捕まってしまう。

一方で、兵を率い宮殿を占拠するトジン。敵に囲まれるヘアブ長官と配下。危機一髪の所へムヒュル王子が!って、あんたらどっから??宮殿を制圧するペグク反乱軍に対して、ユリ王らの王族はチョルボン城に入った。
「王子様には守らないといけない王様がいて、王子様を信じて従っている者がいます。早く、チョルボンに行って、兵を再編成し、また宮殿を取り戻さないといけません」ヘアブ。


28話
チョルボンに戻って来たムヒュルに、「全てを失いチョルボンに逃げてきたが、俺はお前を信じる。俺も王座から逃げないから、お前もにげるな」と言い聞かせるユリ王。

ムヒュルはヨンに頼んで、なんとかヨジンを治療しようとする。しかし、ヨジンは「父上の期待にこたえたかった」といいながら死亡。ま、彼は宮殿にのこってるべきだったよね。両陣営にユリ王の血筋がいれば、また違った展開もあったろうに・・・・。

テソ王が高句麗の宮殿に入ったことを告げるヘアブ長官に、各城主にそのことを告げるように命じるムヒュル。「ペグクとテソ王が手を組んだ」ことをしらせ、動揺を狙う。
このあたりは、微妙な感じですね。高句麗は、プヨに対して「唐と手を組むから嫌い。古朝鮮民族の誇りはどこやった」みたいなことを名分にして争っているわけで、ベースには「同じ民族じゃねーか」というのがあるんですよね。だから、ペグクらの部族としては、プヨと手を組むのも高句麗王家と手を組むのも、あんまり変わらないといえば変わらない。でも、「さっきまで戦ってた」というのがあるから、心理的には抵抗がある。そして、土着の民には、高句麗建国のときの熱がまだ残っている(3代目だからね・・・)

チョルボン城の前に集まる民に「皆さんは守るべき弱い存在だと思っていたが間違っていた。高句麗が存在して来たのは、皆さんの力です。皆さんと一緒にペグクと手を組んだプヨを追い出し、宮殿を取り戻します」と宣言するムヒュル。

テソ王がチュモン大王の神剣を欲しがっているとしったムヒュルは、計画をたてます。

チョルボン城、外神殿にあるという情報を流します。まんまとひっかかるテソ王。フギョン(黒影)を連れ、チョルボンに向かうトジン。待ち伏せしたムヒュルと戦闘へ!!


29話 待ち伏せしたムヒュルはトジンと戦闘。これは、ムヒュルの策にテソがハマっただけで、トジンは命令には従わなきゃならない立場だからね~。戦略を立てられるムヒュルと命令に従わざるを得ないトジンじゃ、トジンが不利。それに、ムヒュルは「血筋」で王子の座ゲットするのに対して、トジンは「血筋」で無駄に苦労させられてるからな~。だから、トジンを応援したくなる。

テソは、国の全権をムヒュルに渡し、運営を任せる。

チェガ会議を開くプヨ国テソ王。チョルボンを攻撃しろと言うテソ王に、チョルボンの問題は内部の問題ですと反対するチェガメンバーだが、テソ王は覇気が凄い。なんとかしろとペグクに言われて、「テソ王に従わないと、命の保証はできませんよ??」と、テソ王のために動いてきことを鮮明にするトジン。かっこええ。

ヨンを捕まえ、高句麗宮殿のテソ王の元へ、連れて行かせるムヒュル王子の妻。
テソ王は、「お前と俺の縁は終わった。俺の前に立っているお前は、プヨの罪人だ。すぐにでも殺したい気持ちだが、お前の身柄はトジンに預ける」とヨンに言い渡す。
倒れたヨンのおなかに子供がいるといわれたトジン。「ムヒュルの子か」と聞くトジンに、はいと答えるヨン。トジンは「今からお前は俺の女だ。その子は俺の子として育てる」とヨンに言い渡す。確かに、そうするしかヨンの生き残る道はない。っていうか、ムヒュルと一緒にいたとしても、この子は殺すしかないじゃんねえ・・・。子どもなんか作るなよ・・・。

一方、各城主達を味方に付ける為、説得しに向かうユリ王。

チュモン大王の神剣を「これをもった者が支配者になる」という言葉とともにペグクに渡すように、マファンに命じるムヒュル。反対するヘアブ長官に、「これを持ったからといって支配者になれる訳ではない。試練に屈しない人の意思が王を作る。私は運命に屈せずに王子となった。この剣がペグクとテソ王を仲たがいさせる」とムヒュル。たしかに、テソは長い安定した王国作りをして、チュモンとの過去の因縁の象徴=神剣という名分に拘ってる。でも、戦に置いて名分って大事だけどね。士気に関わってくるし。

ひとりでチェガのところにいくムヒュル。剣をテーブルの上に投げ捨て、「この剣で私の首を切れ、できなければ、私と一緒に戦いましょう」と迫る。こうして、ペグクを説得し、テソ王に反旗をひるがえさせた。

トジンが宮殿内の空気を呼んで、テソ王に宮殿の外に回避した方がいいと進言。逃げ出しましたが、ペグクに見つかって戦闘に。でもトジンが守ってテソ王を逃がしました。

風の国 26話 [風の国]

田舎で一人暮らすヨンに、マロと会いに来たムヒュル。(オイオイ、一国の太子が監視なしかよ?)「こうやって隠れて生きれば、全てが終わると思ったのですか。むしろプヨの王女として暮らした方がマシ」というムヒュルに、「何故、私が不幸だと思うのですか。太子様が今も私を思い、その子ことが大きくて深いか知っているのに、不幸なはずはない。大丈夫です。王子様と同じソラの下にいられるだけで、幸せです。自分の居場所にお戻りください。務めを果たすのが、わたしのためです」って、そういうなら、プヨに戻れって・・・・。「お嬢様の言葉に従います。しかし、お嬢様を忘れることはありません。私を信じてもう少し待っていてください」なムヒュル。ホント、馬鹿!!

イジが「太子に会いたい」と軍営に来たもんだから、ヘアブは「今、見回り中で」って言ったのに、見つからない・・・。もう、ホントにムヒュルってダメ王子だよなあ。
太子の居場所も把握してないことを怒るイジが正しいよなあ。身の危険でもあったら大ごとだ。
イジは、トジンにムヒュルがどこに出かけたのか調べさせる。

ヤンメク国を、清国と争うことになる。スピード重視でムヒュルは騎馬隊だけで出て行き、物資はそこで調達(=つまり、略奪)の予定。

プヨ国のフギョンを招き入れ、ムヒュル王子が出兵したら、宮殿を掌握し、ユリ王を殺す計画を立てるトジンとペグク。
ペグクは、テソ王の支援を受けていることを明かしながら、テガ達を半強制的に引き入れています。でも、脅さなくても賛同って感じで、わりとアッサリ味方に付いたね。

チェブジョイと会っている所を見つかり、ヨンをチェブジョイからかくまおうと出かけたところで、高句麗兵に捕まるトジン。ヨンに心配かけないように、戦わずにしたがう。
拷問される。「プヨに戻るように働きかけに来たが、断った」と証言し続けるトジン。意思は強く、プライドも高く、かっこいいなあ~。
「プヨの刺客でありながら、何故、俺を殺さなかった。殺す機会はいくらでもあった」なムヒュル。「俺が馬鹿だったからだ。過去の縁に惑わされた。しかし、次の機会がくれば、その時は必ず殺す。お前と縁がある者は全て俺の手で殺す」と言い放つトジン。かっこいいねえ。ま、ムヒュルをすぐに殺さなかったのは、高句麗内部の内紛を煽る目的もあって、決断しきれなかった面もあるような。それは、言えないから「情のせい」ってことだけにするんだね。

「今からでも俺と一緒に働くなら許す。俺と一緒に働くなら、俺の全てを掛けてお前を保護する」と言うムヒュル。「ヨンを放棄できるか。ヨンの心の中にいたのは俺だったが、いつのまにか俺の代わりにお前を思い始めた。ヨンの口からお前だけだという言葉を聞いた時、俺は決心した。ムヒュルを破滅させると、今、分かったか。何で俺が一緒に働けないか。殺せ。俺を殺さなければ、俺の手で殺されるぞ。早く殺せ」と叫ぶトジン。
ま、口ではそう言ってるけど、この人が高句麗につくことは絶対にないよ。ヨンのこととは別に、王族としての責任というか、生きるべき道がある。ヨンのことを持ち出すのは、「王族としての誇り」の話は出来ないもんな。その辺の覚悟の座り方は、ムヒュルなんかとは比べ物にならないわ。

ムヒュルに殺される形ならば、ペグクはトジン死亡を「ムヒュルのせい」と思うだろう。いくら「トジンはテソ王の刺客であり、高句麗は乗っ取られる」と主張してプヨと切り離そうと働きかけても、なかなか信じないだろう。だからこそ、「殺せ」と煽る形になる。生き残ったら、「口を割った」と疑われて、ユリ王を殺す計画が破たんする。

側近はトジンを殺すべきというけど、「ココは泳がせてペグクを叩く」ってのも一つの策だし、トジンを証人としてペグクを処断するのもあり。友情のためじゃなくて、戦略として生かすってのはアリでしょ。ムヒュルは王に相談することに。トジンはクンネ城に送られることに。って、それは逃げられちゃうような・・・・。
と思ったら、ペグクの所にトジンいるし!逃げられたのか。「一刻の猶予もない」とクンネ城への進軍を始めるペグク。

サンガを軟禁して、宮殿に進軍するペグク、ヨジン、そして、チョルボン兵。ユリ王の王妃は、それを知っても「ムヒュルが狙いだ」と言われて、王への報告をためらう。しかし、弟が立ち聞きしててムヒュルに報告。

ペグク進軍の方を受けたムヒュルは、防御の命令を!!でも、軍はほとんどが戦線にいるんだよね。城にはどのくらい残ってる?

風の国 25話 [風の国]

マファン立太子の使者に立ったのはヨン。
ユリ王は、テソ王の親戚だと聞かされて、「ヨンを懸け橋に友好を」とかプヨのチェブジョイに言われて当惑する。

ムヒュルの妃となる女性イジは「太子妃であるまえにピリュの人間であることは忘れない」とサンガに誓って宮殿へ。しっかし美人だなあ~。
トジンに護衛されて、ヨンとニアミスする時も、完全に格上って感じっす。

で、王妃は立太子礼を取りやめるために、使者のヨンを殺そうとする。オイオイオイ。あんたの陣営はプヨと近づいてるっていうのに。おバカっすねえ。

マロとマファンの協力で、ヨンに会いに行くムヒュル王子。「これを探しているんですか」と木彫りの人形を差し出すムヒュル。ヨンを抱き押せる。「私も自分の身分を取り戻しました。私はプヨの王女で、王子様は高句麗の世継です。もう、私達は会ってはいけません」と言うヨン。遅いよねえ。あんたはプヨの国に責任ある立場だろっつーの!!
「私の気持ちを楽にするためにそのようなことを。いっそ、私を恨んでください」とムヒュル。あんた、どうしてそんなに自信があるんだよ。ヨンだって、プヨの国民>>>>敵国王子という判断して当たり前だろ~。
「王子様のせいではありません。王子様に恋したのは私です。そして、私自身が王子様との縁を断とうとしている。を忘れ王としいてるのです。忘れてください。私へ下さった愛と思いやり、死ぬまで忘れません」と泣きながら去って行くヨン。

こんな密会の間、王妃に狙われてると知ったトジンが、必死にヨンを探してる。ホント、ヨンは恩知らずすぎなんだよ。!!やっと見つけて、陰から見守るトジンがかわいそうすぎる。

神殿で世継の儀式を行うユリ王。
「息子ムヒュルを世継にし、王妃を迎えます。二人の未来を守ってください」と天に祈りを捧げる。ムヒュルには世次に受け継がれる剣を、太子妃に王妃が受け継ぐ鏡を授ける。

使節団の前で、世継ムヒュルと王妃を紹介し、祝杯をあげるユリ王。ムヒュル王子を涙ながらに見詰めるヨン。あんた、使節なんだからしっかりしろよ!!

ムヒュルは、寝室でイジに「心に決めた女性がいる。俺の言葉に傷つくと思うが、それを隠すことがもっと大きな傷になると思い、話しておく」とムヒュル。「とても美しい人でした。王子様の心を奪うには十分だと思いました。しかし、今夜は王子様は私と一緒にいなければいけません。すぐに愛せとはいいません。忘れろともいいません。しかし、時間は私の味方だと信じています。」とイジ。いやあ、かっこいいねえ。

一方、毒薬(麻痺薬)を酒に混ぜ、プヨ兵を麻痺させ、マロの手助けで逃げるヨン。って、アホじゃねーの?あんた、父親がどんなにテソ王とプヨの国の繁栄を願っていたか、いまだに気がつかないの??別れの覚悟は何だったんだよ!!それに、ムヒュル婚礼の夜に騒ぎを起こすなんて、婚礼の邪魔したいんだとしか思えないわ・・・。
テソ王はこれを聞いて怒りまくり。ムヒュル出兵をまってユリ王を討つというトジンへ黒影の支援をやる。

チェガ会議に出兵を治安するムヒュル。ペグクは「ムヒュルをクンネ城の外に出すために」という計画で、これに賛同する。トジンとユリ王襲撃の計画を練る。

「チェガの兵士が到着すれば、すぐに出兵するから、野営をする」というムヒュル。「宮殿に戻られてください。太子妃の傍にいるべき。訓練を言い訳に妃を避けているのでは?」とヘアブ。図星~。「しかし、兵士の前では指揮官だ。命を守り、任務を遂行する指揮官として行動している」って、詭弁だよ

マロは「辛ければ、辛いと言ってください。会いたい人がいれば会いたいと言ってください」ってヨンのもとに連れて行く。

風の国 24話 [風の国]

清国使節団を一掃するムヒュル王子。そこへ、プヨ国の兵士たちが。トジンは「身分がばれる」と言われて、国境警備隊へ知らせに立ち、チェブジョイが兵を率いる。ムヒュル王子を守って刺されてしまったマロ。
チェブジョイ達は、清国の兵士が襲われたとテソ王に報告。トジンは、「清国と戦うことになる高句麗は動揺する。ペグクと組んで、高句麗の王権転覆をはかる」とテソ王に提案。

チョルボン城に潜入し、チョルボン城主を捕まえるムヒュル達。城主は、密売と奴隷商売の利益をピリュに収めてきた。「ペグクの部下ではなく、高句麗の臣下になれる機会を与える。それが本来城主がすべきことだ。心を入替えるなら、おれが城主を守る」なムヒュルに、チョルボン城主は膝を屈した。

世継になるプレッシャーで、意識が戻らないヨジン王子。やっと意識が戻っても、「王になりたくない」です。うーん・・・。この子を「王」として育て守ってこそムヒュルの凄さが際立つ気がするんだけどなあ。彼の迷いは、人を知り世間を知るからこそだし、慎重な性格は3代目としては悪くない資質だと思うんだけどねえ。ムヒュル立太子にはドロドロしたものがあったんだろうし、ムヒュルだって王権に色気があったんじゃないかと思うけど、ヨジンが自分で負けたんであって、ムヒュルは簒奪したんじゃない!って感じにしちゃったのがなあ~。ムヒュルはダメなところも汚い所もあるのに、そこを誤魔化そうとしてヒーロー化しようとしすぎて、あんまり魅力でてない気がするなあ~。

配下を集め、「高句麗の世継は、王子ムヒュルだ」と宣言するユリ王。
「何故、私なのですか。私の心の中にある最後の未練まで一掃したのに。何故、私を混乱させるのですか」と聞くムヒュル王子に、「もう戻ることはできない。この国の世継はお前だ。お前の力で民の心を変えろ。全てはお前に掛かっている。天がお前を捨てたのではなく、選んだことを証明して見せろ」とユリ王。
「手を貸してくれ」とトジンに言うムヒュルに、「行く道が違う。ピリュの娘と結婚するのですから、ヨンのことはお忘れに。二人にとってはそれが良いことかと・・・」なトジン。

トジンは、ペグクに「ムヒュルを太子にするわけにはいかない。王室を我がものにすべき」と提案して、そそのかす。密かに兵を鍛えて、多くの黒影も使う!とトジン。

チェガ会議長老のサンガは、イジという娘を太子妃として選びだした。それを知らずに通りすがりに頭を下げなかったトジンをとがめ、かなり強く出る気の強そうな女。

チェガ会議を開き、「労働する者に金を払い、荷車を作り、道を広げる。その費用はチェガが出せ」と要求するムヒュル。商権を持つチェガの為の整備だからっていう言い訳だけど、そのあとに「商権の独占は許さん!」って言い出しそうだよなあ。前にも、それを非難してたし・・・・。
反対するペグクに「強要はしないが、チェガの中には俺と志を共にする者がいる。俺は彼らに貿易権を与える。」と脅しつけるムヒュル。若いペグクにおいやられつつあるサンガを、味方に引き入れておいたのね。でも、それって国内の内紛を煽ることにならないかなあ。どっちにしろムヒュルが立太子して内紛になるから開き直ったか?

トジンは、ペグクに「おちついて計画を成功させなければ。機会は一度だけ」となだめている。

セリュ王女に言われ、ピリュにいる花嫁候補に会いに行くムヒュル。
戻って来たトジンに、「俺と一緒に働いてくれ。お前に剣を抜きたくない」と言うムヒュル。「お前の夢をかなえる」とかいうけど、あんたはトジンの夢を知ってるの?知らないでしょ?それなのに、「かなえる」とか言ってもなあ・・・。
「剣を抜いてください。私もそうします」なトジンの方が、数倍カッコイイ!!

ムヒュルは、プヨとの国交を修復して、「清と近づくのは無謀だと分からせる」とかいう。でもなあ~。プヨの国王を矢で射抜いた男が、何言っちゃってるんだか!!それに、立地的に清の矢面に立たざるを得ないプヨにはプヨの事情があるような・・・・。
テソ王は、「招待を受ける」と言う。剛毅な人だからねえ。世継襲名式を前に、集まる各使節団。プヨ国からの使節団にヨンが!!

風の国 22・23話 [風の国]

22話
私に罰を与えてほしいというムヒュルに、罰では罪は消えないというユリ王。
撤収すると言うピリュ軍指揮官ペグクに、「俺の命なくして兵を撤収させるなら、反逆したとして始末する」とペグクに剣を向けるユリ王。うーん・・・。正直言って、ユリ王の言うことってあんまり正当性感じないんだよねえ・・・。戦を終わらせるには勝つしかないというけど、勝ったら中国と国境を長く接することになって、ますます激し戦になるきがするけどねえ。ムヒュルは指揮権をはく奪されて謹慎の身に。

トジンは勝利しても浮かない顔。前線に視察にくるテソ王にも「次はムヒュルの首を」と言われる。

ペグクは、チャが会議で終戦を決断し、ユリ王を殺してプヨとつくことを計画。反対するであろうサンガを監禁。
ピリュ軍がサンガを監禁してるのを見たヨン。ムヒュル王子とユリ王が危ないと言って、マファンと共にムヒュル王子元へ向かうヨン。なんで、自分で行くんだよ・・・。どう考えても足手まといです。実際、水を飲み過ぎて迷惑になってるし・・・。プヨ軍に捕まっちまったし・・・。

「弱点を探して来る」とマロを連れて敵陣を偵察にいくムヒュル。
「戦車部隊に勝つ方法を探して来た。機会を与えてくれ」とユリ王に願うムヒュル。「戦闘する気のないチェガ会議にこの戦略を教えられない」と言われて、ユリ王もアッサリと「全ての兵の指揮権を今からお前に与える」と命じる。甘い!甘過ぎる!

チェガの陣営に入り、「私は高句麗の王子、ムヒュルだ。お前達が高句麗の兵士ならば、武器を捨て膝まづけ」と言い放つムヒュル。膝まづく兵士達。「今から、全ての高句麗の兵の指揮は俺が取る」とピリュ軍指揮官ペグクに言い放つムヒュル。

攻撃命令を出すトジン。一方、盾部隊を前面に出し、陣形を取らせるマロ。盾で戦車を転覆させ、弓矢で攻撃する高句麗軍(っていうか、この程度は前の戦闘で戦車を見たら分かるんじゃ?あと、プヨの土地での戦闘なのに、どっからそんな盾を持って来たんだよ!!どんな凄い弱点を見つけたのかと思いきや・・・。武器に関してはファンタジーでもよいんだけど、世界観の中で変なことをしないでほしいわ)。大敗し、退却するプヨ軍。トジン様、仮面外れてばれそうになってたわ・・・。

結局はムヒュルに負けたというのかと言われ、「私を殺してくれ」というトジンは、すっかりムヒュルへのライバル心がダークな感じになっていきます。プヨに撤収する命を下すテソ王。プヨに連行されるマファン、ヨン。隙を見て逃げ出したが、ヨンが弓矢で射られ捕まってしまう。

ペグクは、保身のためにサンガに「私の傀儡になれ」と脅しつける。ペグクを連行しようとしたムヒュルだが、「ピリュには何の問題もないから帰ってください」と言うサンガ。

戻って来たマファンに、ヨンがプヨ軍に連れて行かれたと知らされるムヒュル。

一方、プヨについて「王にお目通りを・・・」なヨン。トジンが駆け付けて助けた。
「兄さん、私を高句麗に帰してください。私の心はあの人のものです。あの人が必要なんです。」と言う。酷い、酷過ぎる!!トジンとは子供の時から結婚相手として育ってるんでしょ?子供のころから仲良すぎて、恋愛感情になりにくいってのは王族同士の結婚では古今東西にある話だけどさあ・・・。自分に甘いと知っていて、トジンに頼むなよ。
ヨンに、「見ていろ。奴をつぶしてやる。お前の心の中にいるあいつが跡形も残らないように、破滅に追い込んでやる。」と叫び、部屋を出て行くトジン。なんか、恋愛感情でダークサイドに落ちた~って描写だけど、実は違うよね。ムヒュルを殺害するのは、国のため。王族のヨンが国を裏切って高句麗王についたんだから、王族としてはその男を殺すのが使命っす。勝手に結婚でもしてムヒュルの子供でも作られたら、その子が「プヨの王族の血をひくから、プヨの国は私のもの」とか言い出しかねないんだからさあ・・・。
「戦をする必要はない。私が必ずユリ王とムヒュルを殺し、王に捧げます」とテソ王に宣言するトジン。


23話
高句麗に戻って来たトジンに会うムヒュル。
「頼れる者がお前しかいなくて、ヨンを助けてほしい」と言うムヒュル。無神経だよなあ。トジンがヨンを好きだと知っていて、「私の愛するヨンを助けてくれ」って、トジンの愛情を利用して頼むんだもんな。それに、いくら出奔した(ことになってる)とはいえプヨ人のトジンが、プヨを滅ぼそうとしているムヒュルを好意的に受け入れられる訳ないじゃん。
「私の立場をご存じのはず。そんな力はない。私を信じる?良いでしょう。私も一時は王子様を死ぬまでの友だと思っていた。ヨンを探して王子様の元へ連れて行けば、王子様はヨンの為に何をしてあげられますか。王子様の傍にいればヨンがもっと危険になる。忠告します。王子様がすべきことはヨンを探すことではなく、自分の身辺を守ることです。戦はまだ終わっていない。敵は、王子様を狙ってます」と言い置いて去るトジン。

ペグクの部下にいるトジンが、ムヒュルと会っているのを見た。「実は黒影だったものだが、今はプヨと縁が切れている」というムヒュル。マロは「ヨンがいないのに高句麗に残ってるのは?」というけど、えーっとトジンはヨンがいるとは知らずにプヨに来たんだよ??「殺す機会があったのに、自分は殺されたなかった。高句麗出身の私たちを受け入れてくれたトジンを、今度はプヨ出身のトジンを信じないと」とマロに言うムヒュル。

チェガ及び配下達を集め、「大きな犠牲はあったが、我々は勝利した。征服戦争を開始する。内部の結束を固めるために、一ヶ月後に立太子を宣布する。世継ぎとなった王子は、ピリュ国の女性と結婚することになる」と宣言するユリ王。
ヘアブに「必死に夢をかなえれば、ヨンと一緒にいることくらいは許されると思ってた」というムヒュル。甘いよ・・・。ヘアブに「ヨンを私のようにしたいですか?彼女は一生苦しむことになる。お忘れください」と語る。
ムヒュルとヨジンを呼び、「お前達に課題を与える。この国と民の為の新しい政策を確立せよ。すぐに実施可能なもので、全ての民が恩恵を受けられれるものに」とユリ王。
町を回っていて、民の困窮が酷く盗みをしないと暮らせない子供を見かけるムヒュル。しかし、一部に施しをしたところでなあ・・・。マファンに「仕事がないと施しはその時を救うだけ」と言われる。

ペグクは「ムヒュルが太子になるとやばい」と言う。トジンが「私が阻止して見せます。テソ王から黒影を預かっています」と進言する。

高句麗に戻ろうとして、チェブジョイにつかまってしまうヨン。テソ王に、「王に、いかなる恨みも持つなというのが父の遺言だ」というヨン。「私が性急すぎた。タクロクを失って大事なものだと気がついた。」とテソ王。「王族として生きたくない。プヨの王族だったことは忘れて高句麗に帰してくれ」と頼むヨン。「お前のいるべきところに戻ってこい。身分を回復して、プヨの王女としてプヨ城で過ごせ」と命じるテソ王。それが、ヨンの責任だと思うけどなあ・・・。だって、ヨンってかなり顔が売れてるでしょ。マファンにあっさり王女様~ってばれてたじゃん。普通に生きるってのは無理。

二人の皇子の政策を見たユリ王。馬車を利用して交易を推進し、そのための道の整備に民に賃金を出すというムヒュルの案。金は商権と交易権をにぎるピリュに出させるというけど、ピリュが従う可能性は低い。ヨジンは白紙提出。「何も思いつかなかった。太子として私はあまりにも未熟だと悟った」という。この謙虚さは、時代があっていれば名君になれる器だと思うんだけど、乱世向きではないよねえ。ヨジンの母はおつきのヨナのために、結婚したくないから白紙提出では?と思い。宮殿から追い出す。

サンガは「ムヒュルを選べば国内は内紛になる」とユリ王に助言。
ムヒュルをつれだすユリ王。「どんなに努力しても、世間は父・チュモン王と比較して弱い王だと言う。高句麗の力を結束し、夢を実現させ、父を越えたい。太子をヨジンにする。お前の能力が足りないのではなく、私にチェガ会議をを制圧できる強さがないからだ。チェガを説得する連れていくために、内部を結束させることのできる世継ぎが必要だ。お前がヨジンを助け、父の願いをかなえてくれるか」とユリ王に、「はい、従います」と答えるムヒュル。「お前がいるとヨジンが負担に思うだろうから、お前はクンネ城に置いておけない。死地に送り続けることになるというユリ王に、「高句麗のためになるなら、喜んで。それが私の使命です」とムヒュル。
「太子でなくてもすべきことは変わらない。チョルボンに行く」と語るムヒュル。

トジンは、「プヨが弱まれば自分たちも危ういと理解してチェガは協力を約束した。清を背にして匈奴などを威圧すれば、彼らも高句麗を捨ててプヨに臣従する」とテソに報告。
テソに、ヨンと引きあわされたトジン。実はプヨに通じてるとバレチャッタよ。高句麗での任務を果たしたら、お前たちを結婚させるとテソ。
ヨンに「高句麗に帰してやりたくても無理だ。でも、ココがお前の居場所だ」と語る。「あの人はあなたを友だとおもっているのに、嘘をつくなんて」なヨンに、「騙したのはムヒュル。お前が忘れなければ、怒りは増すばかり」とトジン。そうだよねえ。ユリ王を殺したいっていうムヒュルを信じて、黒影として受け入れたトジンなんだからさあ・・・。

プヨと清国が合同演習を行うことを聞き、清国の兵の元へ向かうムヒュル。清国兵に弓矢を放ち、一掃するムヒュル。(矢が減らね~)そこへ、トジン率いるプヨ兵がやってくる。

風の国21話 [風の国]

プヨが攻めて来たことを知り、宮殿に戻るムヒュル王子。ヨンを迎えに行こうとするが、「危険なのでサンガのところに身を寄せている。関係がばれたら、ムヒュル王子の立場だけでなく、ヨンの命も危なくなる」と言われて、こらえるしかないムヒュル。

ムヒュルは、チェガ会議に先制攻撃を進言するが、反対される。しかし、清国とファンヨン国の協力を取り付けたし、キサン族が戦闘参加すると言われて、サンガは軍資金提供を約束。
ペグクはこれに反発するけど、サンガに「周辺国との同調している以上、反対できない」と言われてしまう。チャが会議に参加してる族長たちってのは、周辺国とクンネ城との間に位置する形になるのかな?だから、周辺国とユリ王に組まれると、挟み撃ちになるし、抵抗できないのかなあ?この辺の位置関係とか、政治的な意味合いを、もっと詳しく説明して欲しいなあ。韓国の人には常識レベルの話なのかなあ?

ヨンをプヨ国に連れて行こうとするトジンだけど、ヨンは拒否。「生きながらえるだけなら意味がない。大切なものを守りながら生きたい」とかヨン・・・。あんたは王族じゃ?あんたが守るべきなのは、ムヒュルじゃなくて、プヨの民、そしてトジンなんじゃないのか~??
プヨに戻り、「身分がばれない様にするから、戦闘に参加したい」とテソ王に頼むトジン。一緒に出兵したチェブジョイに頼んで、先鋒になった。

ユリ王と出兵するムヒュル。初陣の時にへミョンにも渡した鏑だ・・・と差し出すユリ王。ムヒュルは「へミョン王子に既にもらっています。生きて帰ったら、遣い方を教えていただけると言っていたのに、かなわなかった」と語る。ユリ王と二人で、鏑をいるシーンはかっこよかった。

さて、キサン族の到着をまつ高句麗陣営。プヨが移動中のキサン族を攻撃すれば大きな打撃を受ける。後方を攻めて、目をそらしたいというムヒュル。マロが黒影に化けて、補給部隊を攻める。しかし、その報告を受けたトジンは冷静で「反撃よりも新たな補給路の確保を・・・」と淡々です。カッコイイけど、なんで右目を隠してるの??

高句麗人生に、清国が寝返って撤収し、プヨ国と同盟を結ぶという情報がユリ王の元へ。これを聞いたチェガ会議の各部族は撤収を主張する。

そこに、プヨの攻撃が・・・。「出陣します。王子として資格があるのかを、自ら試したい。課せられた運命を脱ぎ捨てる機会であり、堂々と生きる為の機会です。どうか、出陣を許可してください」とムヒュルはユリ王に請願。うーん・・・。王として認められるために意地になっているのではない、自分を試すために!とかいうけど、そのために無謀な戦に付き合わされる兵士の命は??

出陣したムヒュル。プヨの大軍の中から、車輪に鉄の剣先を付けた馬車。これが秘密兵器か~。トジンは鉄仮面つけててカッコイイ!!マンガっぽいけどね。
退却の信号を送るムヒュル王子。ヘアブが、ムヒュル退却の時間稼ぎにしんがりを務めます。かっこいいな。

大敗したことを知ったセリュ王女。「退却を命じないと、ムヒュルの性格上突進してしまうと案じている。実際、ムヒュルは意地を張ってます。
ヘアブ長官が「斥候が王子を探してる」と言って、後方軍までの退却を進言するけど、「このままでは帰れない。生き残る為に兵の死体を乗り越え、逃げた。」なムヒュル。「何の計画もなく攻めれば、残った兵士も失います」と反対され、後方軍に戻ることを決意。
「敵の戦力を把握できませんでした。今回の大敗は私の責任です。私に罰を与えてください」とユリ王に報告するムヒュル。

風の国 20話 [風の国]

ムヒュルは、テソ王を忍耐力を試すように「ユファ王妃の墓参りがしたい」などという。「私の目が光っているのを忘れるな」とだけ言って、自由にさせるテソ。
しかし、ペグクとアンスンが共謀して、テソ王が殺したように見せかけてムヒュルを殺すことを考える。トジンはさっそくテソに報告。高句麗王妃の弟アンスンの仕業=ヨジン王子の即位のためという報告で、ペグクはまだ利用したいから名前出さないのか。

ムヒュルが神殿を訪問。テソは護衛だと言って兵士をつける。当然、護衛する気なんかゼロの兵士に、「ちゃんとやれ」なマロだけど、そりゃ無理っすよ~。敵国の軍に紛れ込んでただけでも、恨まれて当たり前。殺されないだけ有りがたいと思えよ・・・。
喧嘩になったところに、刺客が・・・。戦うムヒュル達だが、さらにサグがやってきてムヒュルを救う。「王子の命を狙うものがいると言うことで、私がお供します」とニヤリ。これで、ムヒュルへの監視は強まった。
テソ王は「ユリに、家臣を管理しろとつたえろ」とムヒュルに。でも、他国のことだと口出ししないテソ王。かっこいいなあ。ムヒュルは「内紛をさらせない。静かにしろ」とイラつく仲間を抑える。ヘアブは「物証がある」とアンスンを脅しつける。

テソ王は兵糧を買い占め、鉄器も輸入して戦の準備中らしい。鉄器工場をスパイしようとして捕まるマロ、マファン。これは、ムヒュル側に非があるからなあ・・・。好意で停戦して、先祖の墓参りを許してくれてるのに・・・。

ムヒュルを紹介し、宴席を設けるテソ王。テソは、ムヒュルに「俺と勝負して見ないか?」と持ちかける。「王ではなく、テソ王の選んだ相手と・・・」なムヒュル。サグが指名される。

そこに、マロ逮捕の報告が・・・。テソ王は激昂。「サグに負けたら、お前の配下を殺す」と言い放つテソ王。戦いの最中に、目が見えなくなるムヒュル。さっきの酒に何か仕込まれてたのか・・・。しかし、音で位置を知り、サグに勝利!!

高句麗に戻り、「プヨは戦の準備をしている」とユリ王に報告。「国境の兵士を鍛えなおします」とユリ王に進言。

国境守備隊へ。だらけきっている・・・。国境守備隊長を鞭打たせ、「本当に苦痛なのは敵の剣でお前達の父母や兄弟達が流す血だ。俺がコイツを鞭打ったのは、お前達とお前達の家族を危険な目に合わせたからだ。覚えておけ。お前達がここにいるのは、お前達の大切な人を守るためだ。大切な人を危険にさらす者は、絶対に許さない。」と檄を飛ばす。
柵を補強し、守備隊を訓練させ、国境守備隊を強固にする。

ペグクは「チョルボンに行くとウソをついたのはなぜだ?」とサンガに責められる。ペグクは「テソ王と組んでユリ王を殺す」と言ったけど、「高句麗をプヨに渡すのか?」と怒られてしまう。
トジンは、ヨンに「高句麗に戻れ」というけれど、戻りたくないという。「ムヒュルのせいか?ムヒュルのために、苦労に耐えながら生きるのか?」とショックなトジン。いやあ、トジンは悲しくてかっこいいキャラだな。ヨンは「プヨには戻りたくない」と繰り返すばかり・・。どうなのよ・・・。あんたはプヨの民に対して責任があるだろうよ。
トジンが面会に来ます・・・。ヨンの姿に胸を痛めるトジン。自分のが傷つくより辛そうだ。いやあ、トジンは影があっていいなあ。でも、助けられないことに苦しむトジン。ヨンは「王子様が戻れば」というけど、「お前をプヨに送り返す。苦しむのを見ていられない」とヨンを連れ去るように指示。トジンも、命をかけて守ってるんだから、ヨンもグダグダ言うな!!ムヒュルを頼ったら、ムヒュルだってヤバい立場になるっつーの。

王妃の兵士につかまってしまうヨン。ヨジン王子の世継ぎ式に、ヨンがいたってのがばれたのか。「お前の正体は?」とアンスンに拷問されるヨン。ま、これはヨンが悪いよなあ・・・。っていうか、あの時の国への忠誠心が簡単に消えすぎなんじゃ?

テソ王は、戦いのために大砲を用意してたのか?って、いつの時代だよ・・・。

半年後。ヨンが去ったと知らないムヒュル。プヨ軍が進軍して来たという報告が、ムヒュルのもとに・・・。

風の国 19話 [風の国]

トジンは好きだけど、ムヒュルが気に食わん。しかし、主人公はムヒュルで、なんかムヒュルに都合よく進むってのが、どうも視聴意欲をそぐんだよなあ。イッキに見れるなら、イライラしないのかなあ。


「驚いたでしょう。高句麗の王子だということを受け入れます。なすべきことが沢山あるが、お嬢様が私の側にいてくれて、私がお嬢様をお守りできるのは嬉しい。」と言うムヒュルに、「私がプヨの王女だったことが分かれば、王子様が窮地に追い込まれる」とヨン。「どんな危機でも乗り越えられる。何も怖くない」とヨンに言うムヒュル。こいつらのラブはまったく興味ねえ・・・。
って、ムヒュルはヘアブに「タクロクの娘だ」とあっさり告白。ヨンはプヨに恨みのある立場だし、助けてくれた人だというけどなあ。黒影だって、ヨンを追ってるだけじゃなくて、迎えに来たかもしれないのになあ・・・。

トジンは、ムヒュルとの対決が避けられなくなったことに、ため息をつく。
「へミョンよりもムヒュルが脅威になる。難関を越えて鍛えられた男だ。」とペグクに語るトジン。
ペグクは、「ムヒュルという剣に変わるために、テソ王と協力したい」などと言い出す。チャが会議の反対も、長老サブクを排除してもやりたいみたい。

「ピリュ国へ行ってサンガに会い、チェガ会議から税金を取って来い」とムヒュルに命じるユリ王。
「ユリ王が何もしてくれないのに、税金を払う必要はない」と言い放つペグク。
「ピュリ国が高句麗の租税の半分以上を出しているのは知っている。しかし、ピリュがその力を得た理由は?ピリュ国が商権を独占しているからです。恩恵を当然だと思っているのですか。全ての権利は王のもの。王の命令で交易権を剥奪することもできます。よく判断して選択してください」と言いきるムヒュル。
ムヒュルは、マファンを引き込んで商売を代わらせようとしてるのかな?でも、マファンは道中を守る兵を持ってないから、ピリュが道を整備しないとたぶん商売出来ないと思うけどなあ。
そもそも、もともとピリュは商人の軍団だからなあ。建国時に権利を渡したのも、もともとピリュが持ってた権利を取り上げなかっただけで、王が渡してやったってわけじゃないんだよねえ・・・。
ユリ王視点だと、「王に従わないのか」ってなるけど、ピリュにとっちゃ「協力関係にあるだけで、あんたは主君じゃない」って気持ちがあって当然だよなあ・・・。武力だけのチュモンの一族が、ピリュに助けられてることは確かなんで・・・。
こういうドラマは、あんまりヒーローをマンセーすると、単なるワガママ野郎にしか見えないんだよなあ。

ヨンを宮中の医官として呼び寄せるムヒュル。迷惑になるというヨンだけど、黒影に居場所も知られているのに・・・と言われる。ヘアブは「ムヒュルを思うなら、過去は忘れなさい。二人が結ばれることはない」とヨンに告げる。
ヨジンは、ヨンが宮殿に行ったと知ってショックを受ける・・・。トジン、可哀そうだよなあ・・・。ってか、ヨンを守るならトジンに任せるのが良いのにねえ。

テソ王に呼ばれたトジン。だが、すぐには動けない。「テソ王とペグクの手を結ばせる。これが成功すれば、私もプヨとの仲を修復できる」と言って、ペグクを伴ってプヨへ・・・。チョルボンへいくとウソをついて・・・。ぺグクも失敗したら死ぬ覚悟なのね。

トジンはテソ王に面会。ムヒュルを殺せと言ったはずだ」と怒ってるテソ王。「必ず私の手で始末する。見守ってほしい」というトジンに、「私は失敗を許さない。忍耐力を試すな」なテソ。トジンは、ペグクとの面会を申し出る。トジンの思いつめた顔。影があっていい感じ。
ペグクは「同じ敵をもっているから会いに来た。共にユリ王を打ちたい。拒否するなら、この場で殺してくれ」と・・・。テソ王はこれを受け入れた。

ムヒュルが武芸に励むのを見守るヨジン。「兄上、私に教えてほしい」という彼を手合わせする。

チェブジョイが使者として「収穫祭のお誘い」にやってきた。今までも、この祭礼だけは戦闘中でもプヨに招かれ、戦は中断していた。チュモンの母が埋葬されているのもあって、高句麗もそれを受けてきた。
ユリ王は「テソ王を狙ったムヒュルは、戦闘中止の期間であっても許されぬ。ヨジン王子に行ってもらう」というが、ムヒュルが「王子として認められるために、私が行く」と主張。ヨジン王子の母ミユ夫人は、コレに危機感を持つ。ミユ夫人の焦りを感じた兄弟が「私が殺す分には、戦闘中止の規則違反にならない」と請け負う。
テソ王は誇り高いから、自分の顔に泥を塗るような真似はしないと考えているムヒュル。

プヨへ向かうムヒュル。使節団にはペグクも参加。トジンは、刺客として自由に動いている模様。
「プヨにいる間、私の兵がお前の護衛につく。お前を殺す気はないが、忠誠心の強いものが、何がするか分からない。注意しろ」と言うテソ王。いやあ、渋い男ぶりですねえ。「私もテソ王に対する信用してやってきた。護衛は感謝して受け入れます」と恐れないムヒュル。頭一つさげないムヒュルに、怒りをあらわにするテソ。でも、殺人禁止の期間だから、グッと堪える。
滞在の間、テソ王が戦の準備をしているか確認しようとするムヒュル。でも、見張りがついてる。
テソ王に、ユファ夫人の墓参りを希望するムヒュル。これで、国内を移動させてもらうのか。
「チュモンの孫だな。お前もチュモンのように俺を騙した。血筋は隠せない」とテソ王。「私もチュモン大王のように、プヨの脅威になるかもしれません。テソ王もご用心ください」と不遜なムヒュル。王の配下に、剣を突きつけられる。

風の国 18話 [風の国]

風の国 第一章 [DVD]風の国 第一章 [DVD]
(2009/07/01)
ソン・イルグクチョン・ジニョン

商品詳細を見る

さて、今日のトジン様。ムヒュルとの宿命にたそがれてますね。かっこええ。

ユリ王も毒にやられてしまい、「何者が仕組んだんだ?」と宮中では騒ぎになる。
この時をねらって、チェガ会議が招集される。無理をして出席するユリ王。「私と民を引き裂こうとするのはなぜだ?」というけど、「20年前に死んだ王子に原因があると民は言っている。その民の声を伝えてるだけだ」とペグク。ま、民を欺いたって点を指摘されるとなあ・・・。

プヨから解毒薬を盗み逃げるムヒュルだが、プヨの軍隊の待ち伏せに会ってしまう。何とか振り切って、解毒剤をヨンの所に届けます。ヨンに「王様が危篤」と言われて、解毒剤を持って宮殿に向かう。ヘアブやマロに「どこに行ってたんだ」と怒られます。

二人になってから、「申し訳ありません」と言うムヒュルに膝まづき、「王子の身分が分かっていたのに、その事実を隠しました」とヘアブ。「私は恐ろしい呪いをかけられた。受け入れられない。どうやって受け入れたら?父母を殺し、この国を滅すという運命を・・・」と言うムヒュルに、「呪いを克服せねば。王子様がいるべき場所はココ。王子様の使命は、この国を守ること。いつ国が滅びるかもわからないのに、逃げだすというのですか?ヘミョン王子は恐ろしい運命の枷が外れれば、この国の王になれるとおっしゃいました。」と説得するヘアブ。

マロが「ムヒュルは、もう俺のこと眼中にもないの?」とか友達がいがない奴だとか言って、拗ねてる。で、将軍が「ムヒュルは第3王子だ」ってばらしちゃったよ。オイオイ。で、そのあとに、ムヒュルを見張ってた男に声かけて負傷。その状態で「ムヒュル王子が王様を守るべきでは?そんなに弱い人でしたか?」と訴える。反則だよなあ・・・。
しかし、ムヒュルって武将としてはそれなりに使えそうだけど、王としては馬鹿キャラすぎて不安。ヨジンは線が欲しいけど、結構上手に政治をやりそうな気もする。

ユリ王は解毒剤で復活し、ムヒュルのおかげだと聞く。
神殿の地下で、ムヒュルに会うユリ王。「ココでお前を抱き、お前を殺そうとしたのだ」とユリ王。「何で私を助けたのですか?今からでも殺してください」というムヒュルに「息子として、王子として受け入れるつもりだ。どんな試練が来てもお前は俺の息子だ」とつげるユリ王。

プヨ国。テソ王の命令で、ヨンを迎えに来たのに「戻らない」とかいうから拉致。
っていうか、ヨンは王族なんだろ?いくら父親が政争で負けて犠牲になったとはいえ、敵国の方がマシってのはどうなのよ?ずーっと疑問なんだけどさあ・・・。トジンを生かしてきたテソ王を考えたら、ヨンだってそのうち許すって分かりそうだろ?馬鹿だよなああ・・・。
ムヒュルが偶然に見て救出。えーっと、ちょっと早まったんじゃ?っていうか、ヨンもポカーンとしてないで、「殺さないで」ってムヒュルに言えよ。せっかくの友好的なお迎えかもしれないのに、殺しちゃったらまた追われる身だよ・・・。逃げるしかなくなるじゃん。

で、その直後に訪ねてきたトジン。ヨンに何かあったか?とか思って探して、ムヒュルの治療をするところを見ちゃう。思いっきりラブシーンだし・・・。あんたはいっつもちょいとタイミングが遅いのね。2番手ライバル役の宿命だ。また、ヨンが流されキャラだから、一歩早ければって感じ。でも、アンタの方がカッコイイぞ。

ムヒュルの治療をしながら、「居場所がばれたから危険だ。逃げないと。どこへでも行く」というヨンを抱きしめるムヒュル。「去ろうとしたのは、現実から逃げたかったからだ。その考えがおろかだったと悟りました。もう、逃げません。私にどんな変化があっても驚かないで下さい。お嬢様を守るという約束は必ず守ります」とヨンの手を握るムヒュル。えーっと、あんたは逃げる必要なくても、ヨンには逃げる必要があるんだけど。王子になるなら、ヨンを抱えられないだろ?ムヒュルってやっぱ馬鹿キャラ?

トジン、一人酒で壊れちゃいます。狂っていきそうなヨカーン。賢いトジンが好きなのになあ。

マロとチュバルソは「失礼な態度とってスンません」だけど、仲間だろ?なムヒュル。ま、定番シーンですな。

ユリ王は全ての大臣を招集。
「民は第3王子の運命で災いが起きたと信じているが、疫病も誰かが意図的に毒をまいたことが発覚した」と宣言。そこへ、ムヒュル王子が入ってくる。「この子が俺の第3王子、ムヒュルだ」ユリ王はムヒュルの正体を明かした。
「王子として認められない。王子と認めるなら王に従えない」とペグク。「私の存在が貴方達に歓迎されないことは知っています。しかし、私に機会を下さい。私の運命が不吉でないと証明できる機会をください。時間を頂きたい。王子として皆が納得できる手柄をたてられず、信望を得られない場合は、私自ら命を絶つ」と宣言するムヒュル。うーん、時間をあげてる間にアッサリ高句麗が滅びたら??なんか、説得力ねー話だけど、とりあへず時間稼いだか?
見守るトジンの目が・・・。これで、敵対する運命だと決定しちゃったからな。

王妃は怒るよなあ・・・。プヨに波乱が・・・。それだけに「高句麗を滅ぼす」ことになる要素になるんだが、自覚あるんか?。
で、ムヒュルによばれて宮殿にやってきたヨン。「ムヒュル王子です」ヨンに言うマロ。ヨン、ビックリ。で、またそれをトジンが見てる・・・。

風の国 17話 [風の国]

どうでもよいんだけど、いまさらながらムヒョルはセリュ王女の弟なんだと気がついた。どう見ても、セリュ王女よりかなり年上に見えるムヒョルですが・・・。


「王子を探して欲しい。チェガに見つかって殺される前に、私が見つけたい。神殿に入って、王子の遺品から手がかりを探して欲しい」とムヒュルとマロに頼むセリュ王女。秘密の通路を通じて、神殿に入り込むムヒュル。
位牌には「名前は、熱い心臓と血がない」と読み上げるムヒュル。ムヒュルの文字を見て驚きますが、ユリ王がやってきて隠れます。
ユリ王は「あの子を助けたのは正しかったのか?生きても苦労ばかりして」と自問自答する。
そして、側近に「ヘミョンの配下だったあの子がムヒュルだ。ヘミョンがあの子を連れて来た。神官の予言がまだ消えていないのに、どうして王子として受け入れられるだろうか?あの子は、兄弟を殺し、父母を殺し、息子まで殺すという。ヘミョンもあの子を守って死んだ」と言うユリ王。物陰でそれを聞きながら、必死に嗚咽をこらえるムヒュル。

ひとり、野原に馬を走らせるムヒュル。「本当にへミョン王子様の弟だったのですか?だから守ってくれたのですか。?何で教えてくれなかった。どうすれば?」と叫ぶムヒュル。
街に戻ってきて、ムヒュルの噂を描いた絵を消そうとして、手を怪我してしまう。ショックなムヒョル。
ムヒュルが消えたと宮殿では大騒ぎ。

王妃からペグクに、ムヒュルの暗殺命令が下る。ペグクは「まだ早い。ユリ王を追いつめるのに使うから、準備してまて」とトジンに。

テソ王は「ヨンに会いたい」とチェブジョイに要求。タクロクが夢に出てくるというけど、トジンとヨンを次世代の要にしたいのかもね。

伝染病が民に広まり、治療を続けるヨン。
患者の指の爪に血がついていることに気が付き、プギョンの毒だと気がつく。ムヒュルが消えたことを伝えに来たマロに教えたら、へミョン達が調査を始める・・・。毒キノコを運ぶものを捕まえたが、トジンが表われて手先は殺されて、出所は分からなくなる。
トジンは、ピリュとのつながりを消して、解毒剤も簡単には見つからないと報告。

ヨンを訪ねるムヒュル。壁の絵を消すためにムヒョルは手から血が・・・。絵の画材がキノコの毒なんじゃないかな?じゃないと、あんなに出血しないよなあ。ムヒュルの手を治療するヨンに、「ここを出ます。私と一緒に来てくれますか?」と問うムヒュル。ヨンはうっとりしちゃって「行きます。どこだろうと付いていく。でも疫病を直さないと」。前話ではトジンにも心が揺れてたような気がするけど・・・。

へミョンが、毒だと指摘したヨンを呼び出した。マファンが「ピリュでは疫病の患者が出てない」と王に報告。
プギョンの毒だと聞いてムヒョルは、解毒剤を取りにひそかに出かけていく。解毒剤を奪い逃げるムヒュルだが、敵に囲まれてしまう。

風の国 16話 [風の国]

捕えられたムヒュル達。「やめろ。解放しろ」と叫ぶユリ王。「黒影になったのは、私の命令だ。ヘアブ、彼らの功績をチョルボン城主に教えてやれ」と命じる。「テソ王が刺客に襲われたが、それは彼らがやった黒影の機密文書も奪いました」とヘアブ。
や、でも「彼らの身分が明かされてしまった。このことで任務遂行に問題が生じれば、お前に責任を取らせる。この者たちを捕らえるなんて」って怒る王は間違ってるだろ・・・。黒影見つけて捕えただけなのに・・・。バレたムヒュルの能力不足だろ?

「王子を認めて、受け入れて」と言うヘアブに、「王子として認める訳にはいかないが、見守る。自分の運命に打ち勝つことができるのか、見守ることにする」とユリ王。

マファン。ヨンがプヨの人間だと、近しい商人にばれる。「タクロクの娘」だとマファンは知ってしまう。
さらに、トジンとヨンがあっていることが、プヨのサブグに知られてしまう。トジン、ヤバいんじゃねーの?

トジン、テサジャなど、王に近い高句麗の高官を殺した。しかし、トジンかっこいいじゃねーか。
1人でやったと知って、黒影か?ということになるが、ムヒュルは「見たことのない傷だから、違うと思う」という。しかし、殺された者の刺し傷を見てムヒュルが「あたらしい武器か??」と勘付いた。トジンがくれた武器の書で、その武器を作るムヒュル。トジンがやったとわかったけれど、ムヒュルは「トジンに会わないといけない。長官には知らせるな」とマロを口止め。

ユリは「プヨの犯行ではない。犯人はこの中に」とチェガ会議を責め立てる。うーん、ユリ王はちょっと傲慢じゃね?「王子誘拐の時も、濡れ衣だったじゃないか」と言われて、ブチ切れ。「王室を揺さぶってのはお前らだ」っていうけどねえ。豪族の支えなしには、何にも出来ない現状を忘れてる。

これ、トジンの独断なんだね。高句麗が揺れてるよ・・・。バレたら「ペグクのせい」と言って、もっと揺さぶれるし。

トジン、ヨンに会いに。優しいトジンの笑顔が・・・。ギャップ萌えな私は、すっかりトジンが好きになったわ。ヨンは、ムヒュルにもらった人形を隠したりして、やっぱりトジンにも気持がない訳じゃないの?
ムヒュルもやってきて、ばったり。

ムヒュルはトジンに「話がある」と。「お前がやったのか。これと同じ剣で殺された。この剣が分かるだろう。チョルボン城主が命じたのか。ピリュから出ろ。お前と俺が剣を交えないといけない時が来る」と言うムヒュル。ムヒュルはすっかり「ペグクの命令」と思ってるんだね。
なんちゅー勝手なことを・・・。自分はユリ王に仕えるつもりなんでしょ?トジンは「同じ道を一時歩いたが、違う道を行くしかない」と去る。かこいいなあ。
ま、プヨの王族と、高句麗の王族じゃなあ・・・。殺害命令も来てるし・・・。

トジンは、ムヒュルが首飾りの持ち主だとペグクに報告。
トジンは高句麗の国を不安定にする。数百のカラスの死骸が宮殿内になげこまれる。さらに、井戸の水が血に染まった。
井戸の中に入り、「家畜の肝がこの袋の中に入っている。高句麗が滅びるという証拠ではなく、誰かの仕業だ。噂に惑わされるな」と民をなだめるムヒュル。ヘアブは、ムヒュルの功績をユリ王に報告。
でも、噂って一度立つと消えないからねえ。不安の芽が芽生えただけで目的は達成したようなものだ。
ムヒュルは、子供たちから噂を聞いて、王に報告。
「幽霊が生き返り、その幽霊は20年前に死んだ王子だといわれている。王子が生きているか、幽霊になって戻って来たという噂がある。これを止めなければ」とユリ王に。っていうか、あんただ!!

風の国 15話 [風の国]

前回、アナウンスしましたが、私は全力でトジンを応援します。どんなに痛い人になってもっていうか、痛い人になるほど切ないかも・・・。
そして、ヨンがどうしても好きになれない~。


プヨも王様も忘れるとかいうヨン。あんた、王族としての責任は??敵国の男に、簡単に身を任せるなよ。抱きしめられちゃったりしてさあ・・・。トジン、可哀想だ。
で、ヨンは「クンネ城にトジンもいるから、心配ありません」とかペラペラしゃべりやがって・・・。この女は・・・。

サンガの屋敷にトジンがいると聞いて、「生きてて嬉しいのに、サンガのところじゃ会えないよ」なマロ。

プヨにスパイとして入る高句麗兵の教育を任されることになったムヒュルとマロ。黒影の育成方法にならって、密かに訓練をするムヒュル。「お互いに信じ、ひとつにならなけらば」と説教し、鍛え上げます。「脱落すれば仲間が死ぬ。それならば自分の命を絶て!!」と厳しい。

トジンはペグクに「テソ王が危篤らしい。死ねばユリ王が力を持つ。その前にチェガ会議に王と対等の力を持たせたい」と言われ、テガの心を一つにするために、裏切りものを始末するように言われる。

ヘアブに、ファンナ族(高句麗建国の五部族のひとつ)にユリ王の書簡を渡すように命じられるムヒュル。王に忠誠を誓っているが、チェガ会議からは反対されているファンナ族。しかし、ファンナのテガ(テガ=族長)は、トジンによってピリュに拉致される。「ユリ王に従うか?俺たちに従うか??」と責められ、屈伏。トジンの後を追いかけて、ピリュの仕業だとムヒュルは突き止める。

ヘアブは、「ムヒュルに事実を教えた方が?プヨがムヒュルを狙っている。宮殿の外に置いていては危険だ。」と王に提案するが、聞き入れられない。

治療するヨンを見つめるトジン。現れたトジンが痩せたことを心配するヨンだけど、ムヒュルが戻ったと笑顔で報告する。トジン、辛いねえ。
笑顔のヨンに「私に辛い顔をなぜ見せない?苦しみを分かち合いたいのに・・・」とトジン。「タクロクは時が来たら、お前の伴侶にすると言ってくれた。亡くなる時も、お前を頼むと言っていた。私が恩返しする道は、お前を幸せにすることだ。残りの生涯をかけてお前を守り抜く」と告白。ヨンは、ムヒュルとトジンの間で揺れまくる。

トジンはチュバルソにつけられていることに気がついて捕縛。そこに、ムヒュルが来て「俺の仲間。クンネ城に居ると聞いて、探してた」と声をかける。
酒を酌み交わす3人。「タクロクを捨てたプヨが許せなくて、国をでた」というトジン。ヨンの話題をして笑顔になるヨジン。ムヒュルがヨンに夢中だというマロの話に、笑顔で「ヨンをさせてくれてありがとう。これからは俺が面倒を見る。タクロクの遺言がなくても、子供の時から、ヨンが俺にとっての唯一の女性だ」とトジン。お~。ハッキリ言うね~。
ムヒュルは、「残念だ。ペグクとは因縁がある。恨みがある」とトジンに語る。
トジンを見たピリュ族長のサンガは「あの者のせいで、良いことより悪いことが起きそうだ」と語る。

ムヒュルを訪問するヨジン王子。誘拐の罪を謝罪するムヒュルに「怒りが消えて、温かい目になったな」と言って、「私を手伝ってほしい。足りない所を補ってくれ」というヨジン王子。ムヒュルは忠誠を誓う。
しかし、勝手な外出がばれる。情報総局の私邸にいる誘拐犯に会いに行ったことや、誘拐犯がへミョンの侍従だったと聞いた王妃。???ながらも、誘拐犯をヘアブがかくまっていると聞いて、問題視する。

病床のテソ王。官僚・チョガムたちから、黒影に裏切り者がいたと報告を受ける。ムヒュルとマロだと聞いて、王は動き出す。
かなり病状も改善。起き上がれるようになってきた。トジンが来ていて、事態を収拾したと聞いた王は、「トジンに気がついたものを殺せ。トジンの命を守らねば。帰ってくる時まで、正体を知られて犯らない」と命令。そして、トジンに伝言があると黒影を召集。

セリュ王女が、ユリ王にムヒュルのことを聞きたいと申し出た。ユリ王は拒絶。王の臣下に「トジンが首飾りを持っていた。友からもらったと言っていた。生きているのでは?」とセリュ王女。
トジンを調べて、ピリュに来て間もないと知って「そんなはずはない。ピリュの兵士だったと言っていた」なセリュ王女。ヘアブは、セリュから首飾りを見せられて、クゥユ将軍は、ムヒュル=王子だと思いいたる。ヘアブは彼には事実を伝える。
セリュは、トジンに「ピリュの兵士だというのは嘘だと知っている。」と追及。プヨとの戦のあと会ってないと空っとぼけるトジン。大丈夫か???
首飾りにこだわる理由が疑問で、トジンに追求するペグク。殺された王子の話を聞いたトジンは、概要を認識。「情報総局が、この件で探っている。黒影だとばれたら迷惑がかかる」と申し出て、身を隠すことにする。

そんなトジンに、ナイフを投げつける刺客が・・・。黒影の連絡係。ムヒュルとマロを殺せという命令が・・・。戸惑い、「スグには無理。情報総局が俺の裏を探っている。」とトジン。そして、高句麗の情勢をテソに渡すように指示。

ペグクは王妃の弟でヨンダム城主のアンスンに、頼まれて兵を貸した。その刺客に襲われ、戦うムヒュルだが、マロが捕まり、救おうとしたムヒュルも捕まってしまう。アンスンとペグクに尋問される二人。
ヘアブが救いにやってきた。「プヨの黒影が、なぜ情報総局に?王と王子に害を及ぼそうとした者が何でここにいるのか、プヨと内通しているのか?」とヘアブを追及するペグク。
しかし、ユリ王が登場し「やめろ!」と。ムヒュル達が王の直属の刺客であると明かすのかな??

風の国 14話 [風の国]

私は完全にトジンに落ちました・・・。今後は、トジン贔屓なレビューになります。ムヒュルに腹立てながら見ることになりそうだ。このあと、トジンは、ヨンをめぐってダークサイドに落ちそうなんだけど、でも、カッコエエ・・・。馬を走らせる姿がまたイイ!!

やっぱり、ヨンが分からん。父を殺されても必死に耐えて国に仕えてきたトジンを見て育ったんだよね?それなのに、父を殺されたっていってプヨに恨みがあるの?「私の恨みを晴らしてくれると言っていた」って、敵国の男が故郷を滅ぼしに行くのをプラスに捉えられるのが不思議すぎる。で、それをトジンにへらへら話す。なんちゅー女だよ。
父タクロクが、自分の死をもって守ろうとしたプヨ国の王権のことを、分かってないんだなあ。あ、馬鹿っぷりが、へミョンの遺志が分からなかったムヒュルと一緒だね・・・。運命の相手かもなあ・・・


国境警備隊をキサン族に変更するとユリ王が指示。国境警備隊から外されることになるサンガは、ユリ王との権力闘争に。ユリ王は、国力が充実してきたから、そろそろチェガ会議を掌握して、戦を挑むつもりなのね。
しかし、トジンは、「キサン族長を殺せと命じていただければ、殺してまいります。それでユリ王に打撃を与えられる」とサンガに提案。命じられる。しかし、着いてきたピリュの配下を殺し、馬に乗って駆け去る。トジン、めっちゃカッコイイ。高句麗の国内情勢を掴んで、動く時が来たのを感じたんだね。

文書を盗み出した証拠を見つけられそうになったけど、とある黒影レンガ?が逃げ出そうとしてたことで、マロは命拾いしました。ま、これはチェブジョイの息がかかった人間で、連絡のために抜け出してたのね。
プヨ国テソ王の護衛兵に選ばれるムヒュルとマロ。でも、チェブジョイは二人のこと分かってて、利用してるっぽいけどなあ。こいつは、テソ王暗殺して、傀儡政権樹立とかを考えてそうだ。

機密文書をヘアブに渡すムヒュル。「もう帰って来い」と言うヘアブに、「テソ王を殺す機会が出来た。絶対に死なない」とプヨの宮殿に戻って行くムヒュル。ヘアブは「へミョン太子に似ていて、止まることも引き返すこともできない。」とムヒュルを心配する。うーむ・・・。ムヒュルは王には向いてないな・・・
「ムヒュルとマロをどんなことをしても、連れて行く」と、引き返すことにしたヘアブ。

お忍びで街に出たテソ王を待ち伏せし、テソ王に屋根の上から矢を放つムヒュル。しかし、覆面をしたトジンがムヒュルに剣を向ける。キャー、トジン、やっぱりかっこええ。助けに来たヘアブと合流し、ムヒュルは何とか逃げ切った。

テソ王を見舞うトジン「高句麗に行って、高句麗の民になれ。骨の髄まで高句麗の民になれ。二人だけの秘密だ。高句麗で地盤を作り、任務を全うして帰ってきたら、後を継がせてやっても良い・・・」とテソ王と約束したことを思い出すトジン。「お目覚めください。逆賊の息子と言う汚名を消せるのは王しかいない。お目覚めになって、私の盃を満たしてください。高句麗に戻って、王を苦しめたやからを成敗します」やっぱり、トジンはテソ王と密約があったんだね。

チェブジョイの前に現れるトジン。イチイチかっこええなあ。「私には話しておくべきだった」なチェブジョイに「己をだましてこそ、だますことができると言った」と言い放つトジン。

セリュ王女とヨジン王子。ヨジン王子はちょっと脆弱だけど、意外にバランス感覚がありそうだな・・・。ところで、ムヒュルの首かざりって、トジンがセリュ王女に渡しちゃったの?トジンとセリュ王女って、何かあったの?剣を合わせたとき、ちょっとイイ感じだと思ったけど、どうなのよ?セリュは、トジンを調べろとヘアブに指示。
ヨジン王子は、「私をさらったものに会いたい」とマロたちの所に。

トジンは、高句麗に戻ってます。キサン族長の首を持参して「兵を失った。申し訳ない」と・・・。疑われてるんじゃないかあ?危なっかしいなあ。

街の民の治療をするヨンの所に向かうムヒュル。この民の治療も、偉いのはヨンじゃなくて、金出してるマファンだよなあ・・・。ヨン好きになれん・・・。
患者として尋ねてきたムヒュルに「どうしました?」と聞くヨン。「ここが・・・」と胸を押さえるムヒュルに、笑いあう二人。もう、完全にトジン派な私は、こういう業とらしい恋愛イベントに、ケッとしか思えないわあ・・・。

ヨンの父の遺品である帯玉を渡し、「お嬢様の恨みを少し晴らしてきた。生死は分かりませんが、私の矢がテソ王の胸に刺さるのを見ました。」と語るムヒュル。涙するヨンに、「プヨはお嬢様の祖国で、テソ王はお嬢様の王でしたのに、考えが及びませんでした」と言うムヒュル(馬鹿すぎだろ)に、「いいのです。プヨも王も忘れます」と涙するヨン。コッチも馬鹿すぎ。あんたの王族としての義務は??ヨンを抱き寄せ、「私が辛い記憶を消して差し上げます。お嬢様をお助けます。傷がいえるようお支えします」と涙するムヒュル。馬鹿、二人・・・。

その様子を遠くから見つめるトジン。セツネー・・・。でも、あんなダメ女は捨ててしまえ!!でも、ヨンは「ダメ女」だからこそ、トジンにとっては守るべき大事な女性なんだろうなあ・・・。

風の国 13話 [風の国]

風の国 第一章 [DVD]
分かっていたことだけど、ヨンに先に会えるのはムヒョルなのね~。カワイソ。


洞窟で、ムヒュルの治療をするヨン。トジンの状況を聞き、胸を痛めるヨン。
目覚めて、どうして?なムヒュルは、ヨンが「マファンは私を医師として扱ってくれている。安心しろ」と語りかける。
散歩に出たムヒュルに、「まだ動いてはいけない」と話しかけ、へミョンとの関わりとユリ王との事情を訪ねるヨン。「一生暗い洞窟にいる壁画工だった。父母が分からないことが苦痛だっ。私を、世間に導いてくれたへミョン王子。王の座を守るために、ユリ王はへミョン王子を殺したと思いました」と語るムヒュル。ヨンは「ヘミョン王子が死んだ場にいた。ユリ王は間に合わず、嗚咽し絶叫していた」と語るヨン。誤解を理解して、涙するムヒュルを抱きとめるヨン。

トジンは、高句麗城主ペグクの陰に。ペグクは「私の陰になれ。私の望むものを手にいれ、望まぬものを消せ。影を脱する時が、お前の恨みを晴らすとき」と語る。
ムヒュルの生存を知った右輔(ウポ)ペグクは、トジンにムヒュルの殺害を命じる。トジンの悲劇っぷり、ハンパないっすねえ~。戸惑い、悩むトジン。ペグクは、ムヒュル=ヨジン誘拐犯=プヨの間者だと思っているのか。侵入したプギョンを支援する部隊がいるとトジンは言って、扶余の間者を殺害した後、黒影の隠れ家をしらみ潰しにあたる。洞窟で、逃げたムヒュルの気配を発見するトジン。でも、見張りをつけます。いやあ、小刀投げつけも、馬をバリバリ乗りこなしてるのも、トジンかっこええねえ。
トジン、サンガの屋敷に逗留することに。セリュ王女と剣を合わせる。お~お似合いじゃん。しかし、ムヒュルにもらったペンダントをしてるトジンを見たセリュは、驚愕・・・。「どこで手に入れた?」と問い詰める。「友人からもらった。居場所が分からぬ・・・」とトジン。
事情を問うたセリュに、「ピリュ軍に居た兵士の友人からもらった」と嘘をつくトジン。セリュは、トジンに「生まれてすぐに死んだ弟にあげたものだ」と語る。

ムヒュルは、プギョンの動きを見極めようと、支援部隊の人間の様子を見に・・・。しかし、トジンの部隊が殺害。
「王に会いたい」とヘアブに頼むムヒュル。「王様に大罪を犯した。罪を償う機会をください」というが、「ヘミョンの死を防げなかったのは私の責任だ。ヘミョンに大きな罪を犯した。私は既にお前を許した」とユリ王。「私はプヨの黒影として、王様に剣を向けた。自分の手で罪を償いたい。プヨに帰って、高句麗のスパイになる」とムヒュル。
「ムヒュル王子の思い通りにさせてあげて」と言うヘアブに、「ムヒュルとの縁を切ることが望みで、あの子の死は望んでいない」と止めるユリ王。「罪悪感を拭うために、許可してあげてください」と頼むヘアブ。

ヨジン王子は、へミョンに忠誠を誓うムヒュル達のことが気にかかる。ピリュが探していることに気がついて、ヘアブに相談。ヘアブは、すぐにプヨに立つように、ムヒュルに支持する。

ユリ王の許可を得て、黒影にもどり、高句麗のスパイとして働くことになったムヒュルとマロ。「高句麗の為にプヨ行きます。時が来れば、私の手でお嬢様の無念を晴らします。自分が一番苦しかった時に作った物だ」とヨンに木彫りの人形を渡すムヒュル。「私が死にそうな時、いつも話場に居てくれた。悔い改めて帰ってきたら、今度はお嬢様を守ります」と去って行くムヒュル。

えーっと、ヨンは父の政敵やテソ王には恨みがあるだろうけど、プヨには恨みがあるのかなあ??追われたとはいえ、王族として培ったであろう、国に対する愛情まで失ってるのかなあ??
トジンの悲惨な過去と、他に生きる手段がないってことを考えると、周辺勢力のピリュと組んで、テソ王を害すことを計画するってのは、まあ分からなくはない。ピリュは、場合によってはプヨについて高句麗滅亡に協力するって可能性もあるんだろうし・・・。王族であるトジンは、テソ王を殺害して、プヨ国の王権を取り戻すのが目的なんだよね?きっと・・・
でも、ムヒュルがユリ王と組むのは、テソ王を殺すだけじゃなくて、ヨンの故郷であるプヨ滅亡を目指してるんだと思うんだが・・・。

プヨに戻ったムヒュル。殺害失敗だが、ヨジン王子誘拐で高句麗の名誉を汚したってことで、一応は迎え入れられた。
黒影のアジトで機密文書を探し出すムヒュルとマロ。必要なものだけ盗んで、残りには火をつける・・・。これは、ばれるだろ~。

サンガの家を訪問したヨン、そこで剣の訓練をするトジンと再会。ヨンの涙が・・・。でも、マファンがいて話しかけられない。見つめ合うだけの二人・・・。ヨンはクスリを買いに行くと言って一人になり、密かに会います。「高句麗に腰を落ち着けるために、サンガの配下となった。何としてもお前を助ける」というトジンに、「ムヒュルにも会いました。高句麗のものとして黒影に戻り、私の恨みを晴らしてくれると・・・」と語るヨン。ムヒュルをライバルとして意識するトジン。トジン、おいしい役だなあ。しかし、ヨン、スパイのことをペラペラ話し過ぎだぜ・・・。

風の国 12話 [風の国]

ヨジン王子の侍女から話を聞き、ひとりヨジン王子の監禁されている小屋に向かうユリ王。気がついたヘアブ達は、「ピリュに知られてはならない」と、少数でユリ王を追いかける。

ユリ王を待つ間、像を彫るムヒョルに、「そなたの思い人か?」と怪我をしない削り方を教えるヨジン。
「兄上のために何もできなくて済まない。王も胸を痛めている。」と語るヨジンだが、「そんな人が、へミョン王子や配下をみな殺しにするか?わが身が可愛いだけだ」なムヒョル。「兄がうらやましい。亡くなった後でも兄に従う者がこんなに多い。生きている私には誰も従う者がいない」と言うヨジン王子に、「まだ見つかっていないのです」と答えるムヒュルであった。

1人、向かって来るユリ王に、弓矢を放つムヒュル。「お前はヘミョンの侍従じゃないか。ヘミョンに従っていた者がなぜ?」と叫ぶユリ王に、「王子が死んだ時時、私まで死んだ。あなたが、私をプヨの黒影にした。へミョン王子を売ったのに、何でここに来たのか。子を殺してまで、王座を守りたかったのか。私は、プヨ国の黒影の毒を受ける奴隷となった。へミョン王子の仇を討つという思いで生き残って来たんです。今こそ王を殺し、へミョン王子の恨みを晴らす」と弓を引くムヒュル。「殺せ。王でありながら、民であるお前の心を得られず、恨みを積もらせた。私に王の資格はない。私の血でお前の恨みが晴れるなら、好きにしろ」と言うユリ王。

ムヒュルは、背中にヘアブ達護衛兵の矢を受け倒れる。仰向けに倒れたムヒュルを蹴飛ばして、顔を確認し、愕然とするヘアブ。ムヒョルと叫ぶヘアブに、「この子がムヒュルなのか」とヘアブの元へ歩み寄り、膝をがっくりと落とすユリ王。
一方、ヨジンを救いに行った将軍は、マロを見てびっくり・・・。ムヒュルとマロをひそかに宮殿の中に連れて行くヘアブ達。医師にムヒュルを診させるが、様子を見ないと分からないなと言われてしまう

「あの子は王子ではない」と言うユリ王に、「王様が引き取ってください」と頼むヘアブ。

目を覚ますムヒュル。涙するヘアブは「王の為に仕事をしている」と語る。へミョンがプヨに行ったのは、王の意志ではなかったというヘアブに、「私の目と心が記憶している苦痛は嘘だと言うのですか、ヨジン王子を守る為に、フギョン(黒影)の自分の所に来ながら、何でへミョン王子を守れなかったのですか。俺が正しかったと言ってください。自分がやったことがへミョン王子の為だったと言ってください」と叫ぶムヒュル。大きな誤解をしていたと悟るムヒュル、愕然。

「回復したら、追い出せ。あの子の為にも、身分を明かさない方がいい。」とヘアブに命じるユリ王だが、その前に宮殿を抜け出すムヒュルとマロ。ムヒョルの体調が悪く、洞窟で休む。ムヒョルは「俺達との関係がばれれば、ヘアブが危険になる。」と言って宮殿に戻ることを拒否。ヘアブの「へミョン王子を愛していたが、へミョン王子が愛したものを忘れていた。へミョンは高句麗と民を愛していた」という言葉を思い出し、「「へミョン王子の恨みを晴らす為に生き残って来たのに、高句麗と王様に剣を向けた。どうしたらいいのですか」と涙するムヒュル。

高熱を出し、洞窟の中で気絶するムヒュルのために、マファンの元へ走り、医師を呼んで欲しいと頼むマロ。奴隷であるヨンを連れて、ムヒュルの元へ向かうマファン。倒れているムヒュルを見て、涙するヨン。ヨンは、マファンの奴隷でありながら、毒薬の知識によって大事にされている。

一方、ピリュに行き、「自分を配下にしてください」と頼むトジン。トジン、かっこええ・・・。腕を見せろと言われて、ピリュの兵と手合わせするトジン。すげー強い。かっこええ。

風の国11話 [風の国]

トジンがでないと詰まんない・・・。

プヨ兵から、ひとり逃げているヨンだが、丘から転げ落ちてしまう。なんとか逃げて、「ファンヨン国の奴隷商の奴隷」としてマファンの前に出てくる。ヨンに助けられたことがあり、顔を知ってるマファンは、彼女を引き取って部屋に閉じ込める。

高句麗に戻ってきたムヒョルは、へミョン王子が亡くなった場所で誓いを新たにする。ユリ王は「へミョンが、なぜプヨを責めないと泣いている夢を見た・・・」と動揺してる。

高句麗に侵入するムヒュル。町で、お忍び中のヨジン王子とぶつかる。さらに護衛のチュパルソともニアミス。ばれそう~。プヨのスパイに会うムヒュルとマロだが、これが高句麗の罠だった。煙幕で逃げ切るムヒュルとマロ。

侍女をヨナひとりつれ、宮殿の外に出るヨジン王子。ラララブっすねえ。かわいい恋愛だ。
しかし、ヨジンの護衛責任者のヘアブの追い落としを狙うピリュが、ヨジンを襲い、命を狙う。そこに、ムヒュルとマロがやってきて、助けつつ誘拐。この機会を狙ってたんだね。

ヨジン王子の飾りが落ちていた場所に、ピリュの飛び道具が・あったため、王命で、ピリュの館を捜索するヘアブ。
しかし、何も出てこない。王に、ヘアブの処罰を求めるピリュ達。王は「王子が見つかるまで保留。ヨジン王子の探索の責任はピリュに」と命じる。

ムヒュルは「怒りも強い力だが、怒りより強い力がある」と言った亡きヘミョン王子の言葉を思い出す。侍女ヨナに、「ユリ王に、ヨジン王子を助けて欲しければ、ここに1人で来いと伝えろ。」と命じるムヒュル。

ヨジン王子に「ヘミョン王子に仕えながら、何でこんなことをするのか」と問われる。「私は親を知りません。兄弟もいません。私にはヘミョン王子しかいなかった。私の父で兄であった。」と言うムヒュル。「ユリ王はその方の父親だ。」と言うヨジン王子に、「子を捨てた父を父と言えますか?」と言い放つムヒュル。
「兄が亡くなったことは、父王も・・・」と言うヨジン王子に、「兄と呼ばないで下さい。兄弟というのはお互いの為に生き、痛みを分かち合う仲。ヨジン王子は、荒野にヘミョン王子の血が流れる時、何をしていたか。ヘミョン王子が哀れだ。今度も王子を捨てるでしょう。万一、ここに現れれば、その時は、ヘミョン王子の仇を取ります」言い放つムヒュル。

風の国 10話 [風の国]

ヒーローものな展開なんですが、苦悩する脇役トジンがかっこいい。脇役好きの血が騒ぐぜ。

王はタクロクを呼び出した。「刺客は地方に出てる反乱軍の仕業、サグに討伐させるから、お前の兵をかしてくれ」という。

「殺してほしい反逆者がいる。指示を待て」と言われたトジンたち黒影。
サグに「タクロクが反逆者だ。私兵はいなくなったから、一族郎党を殺せ。」と命令されたトジン。信じられぬと王様に会いたいとトジン。いやあ、トジンかっこええなあ。
「刺客から外使者タクロクだと証言を得たし、黒影の暗殺道具が出てきた。タクロクはは反逆者だ。タクロクを殺し、俺に対する忠誠を示せ」とトジンに言い放つテソ王。トジン~。父のように育ててくれたタクロクを殺すのか?トジンは「行く」と決断した。

ムヒョルは「俺たちがやらなくても誰かがやる。俺たちがいけばヨンは救える」とマロにだけ相談する。

タクロクは、自分が反逆者としての濡れ衣を着せられた事を知り、「白岩城主にこれを届けろ」とヨンに箱を渡した。

やってきたトジンに「命令に従え。最後に頼みがある。ヨンを頼む。守ってやってくれ」と床に座り、トジンの剣を受けるタクロク。泣けるシーンだったけど、これでトジンとヨンとの仲はダメになるだろうねえ。でも、ヨンを助ける役目をムヒョルに任せて、タクロクを殺す重荷は自分で背負うトジン、無茶かっこええなあ。

出発したが、「白岩城に行く道と違う」と言うヨンに、「南に向かい、プヨを出ます」とタクロクの書簡を渡す配下。「追っ手が来る前に、逃げなければ」といわれるが、追手がやってきた。そこにムヒュルが・・・。「王に会って潔白を証明しなければ」と言うヨンに、「もう遅いです。早く逃げてください。どこに居ても、必ず探し出す。逃げてくれ」とヨンを馬に乗せて、行かせるムヒュル。つくづく美味しい所を持って行く男・ムヒョル。ヒーローものだから仕方ないんだけど、私はトジンに肩入れしちゃうぜ。

ヨンが無事に逃げたことを目だけでトジンに伝えるムヒョル。王もヨンを追わなくてもよいと命じた。

黒影はサグに統率されることになる。サグはトジンに「王子様は清国に潜入して、黒影の拠点を作れ。一年程度かかるだろうが帰ってくるな」と命じます。黒影の精鋭であるトジンを外すことで、養成所を支配することになる。王子様って呼ばれてたけど、単なる高官の息子じゃなくて、王族の子なのかあ??幼馴染のヨンも王族なんだから、そうなのかな。

「きっと、呼び戻されることはない。助けになるはずだ」と戦術をまとめた書をムヒョルにくれるトジン。「親が残してくれた唯一の物だ。トジン、お前は兄弟みたいな者だから」とネックレスをトジンに渡すムヒュル。泣けた・・・。

少数で出発したトジンだが、寝ている間に付けられた部下を皆殺しにするトジン。部下とは言え、トジンを見張るために付けられた男たちだもんね。取り逃がしたが、そのままトジンは出奔。ヨンを探しに行くんだろうなあ。しかし、あれほど嫌った反逆者の道に行ってしまうのか。泣ける。

この騒ぎで、ユリ王はヘアブに情報収集を命じる。しかし、チェガ会議のサンガはマファンを使って、ヘアブを連れて来いと命じる。
古朝鮮の国の一つであるキサン国に嫁いでいたセリュの夫が死亡。キサン国からセリョ王女がプヨに戻ってきた。黒影の地図をヘアブに渡し、黒影に忍び込ませたスパイに、コムマ山で会うようにと王女は告げる。しかし、ムヒュルとマロがスパイに気がつき、捕まえる。
「高句麗に行き、ユリ王を殺せ。ユリ王の心臓にこれを突き刺せ。成功したら貴族にする」と宝剣をムヒュルとマロに投げるテソ王。

風の国 9話 [風の国]

面白くなってきたなあ。テソ王とトジンのシーンは凄く良かった。っていうか、トジン切ない役だねえ。

 高句麗の城内に忍び込んだムヒュルたち。清国の使者暗殺が目的だったが、ムヒュルは城内でユリを見かけ、任務を忘れて殺そうとし、トジンに止められる。(どうでもよいけど、トジン演じるパク・コニョンさんとイルグク氏、ちょっと顔が似てませんか?扮装が似てるからってのもあるのかな?でも、パク・コニョンさんのちょっと影のある顔が好みです

トジンは作戦からムヒュルを外すと言うが、ムヒュルが私怨を2度と持ち込まないと誓い作戦は続行。宴で飲む酒と使者の杯に一緒になると反応する毒を塗る。

「宴会を中止すべき。プヨのフギョン(黒影)が宮殿内に忍び込んでいる。宮殿の警備兵が毒針で気絶した事件が起きた。毒はプヨの黒影達が使う毒だ」と進言するヘアブだが、「中止することはできない」と言い放つユリ王。ヘアブはチュパルソ達を使って王直属の情報員となってるんだよね。

宴の日、ヨンが使者にこの杯を出すが、ヨジン王子が自分で作った杯を贈りたいと言い出す。これにより使者が使用する杯が変わってしまう。
祝杯をあげ、口から血を吐く清国使者。外にいた仲間の仕掛けた煙幕で宴会から脱出するムヒュルとトジン。逃げようとする所を切られるヨンだが、ムヒュル達が助けにやってきた。ムヒュルが戦っている間に、トジンがヨンを連れて逃げる。
道中、にムヒュルの治療をするヨンを見つめるトジンの切ない表情が・・・。つい厳しくしてしまうムヒュルだけど、ヨンの肩の傷に素早く気が付いて手当てするトジン。「人のことより自分の傷を気にしろ。私には隠すな」ってカッコイイ~。それを見たムヒョルも切ないねえ。

「杯が変わったのになんで、清国使者が死んだのか?」と聞くマロに、「とっさに酒ビンに薬を塗った」と答えるヨン。

テソ王から直接、褒美の酒を受ける黒影。「お前達は高句麗人だな。高句麗では何をしていた」と聞くテソ王に、「壁画工でした」と答えるムヒュル。しかし、トジンだけはテソ王から酒を貰えない。謀反者の息子だからという理由。うーん、トジン切ない役柄だねえ。ヨンがトジンのことを心配している。
のちに、トジンは改めて王に呼び出された。「人生で二つ、チュモンを生かしたことと、お前の父を殺したことを後悔している。しかし、あの時に戻っても同じことをしただろう。逆らうものは殺すしかない。お前の父にかけた期待、お前にかけた期待のすべてに答えた時に、お前の盃を満たす。それまでは、私の盃の酒を分けてやる」って、自分の盃をトジンに渡す。トジン感動するよなあ。「死ぬまでこの日を忘れない」とトジンは忠誠を誓う。ますます、黒影として部隊を鍛え上げるトジン。タクロクは、「お前が王に認められるときがきたら、お前にはヨンと結婚してもらいたい・・・」とトジンに。

権力争いをしているサグに、「テソ王に刺客を送った」という濡れ衣を着せられる外使者タクロク。刺客が黒影の毒針を持っていたってのが根拠になってる。
王は、トジンなどの黒影達を集め、「お前達が殺すべき謀反人がいる」と言い放つテソ王。タクロクか・・・。トジン、王かタクロクか選ばなきゃならないのか・・・。切ない~。

高句麗では、ヨジン王子の盃に問題はなく、酒の瓶が問題だと判明。口の部分をうまく使い分けて、ヨンは酒を注いで、使者だけを殺したんだね。

風の国 8話 [風の国]

ユリ王は、セリュ王女をプサン国に嫁がせて、プヨと対等の軍事力を整えた。対抗するチェガ会議のサンガは、ヨジン王子の立太子で対抗しようとする。しかし、ヨジンは女官のヨナに「王子の立場が重い」と語る

「俺も高句麗人だ」と牢獄の中で脱出を持ちかける男。3人で協力して、牢獄を脱出するが、「俺はユリ王のスパイだ。宮殿に戻ろう」と言う男に、「俺の王はもうユリ王じゃないから戻らない」というムヒョル。男と争いになったところにプヨ軍が・・・。

マロとムヒュルに軍服を着せ、傭兵にするヨンの父トクサル。
傭兵としての素質を見る第1の試験として、司令官の馬を追って走ることになる。帰ってくるのに3日掛かる山を2日で戻って来いと命じられた。
トジンとムヒュルが1番で戻る。しかし、1ヶ月に1回この訓練があると聞き、その場で倒れるムヒュル。ヨンから中国語を学ぶムヒュル達傭兵。

へミョンの一周忌で、ヘミョンの墓に向かうユリ王に奇襲を掛けるヘアブだが、ユリ王の護衛に制圧される。「誰が送ったのだ」と聞くユリ王に、「ヘミョン王子が送った。恨みを晴らすために」と答えるヘアブ。「ユリ王の為に命を捨てたヘミョン王子の心が分からないのか」と言うユリ王の配下に、「何故、ユリ王は、チョルボン城主と兵を送り、ヘミョン王子の配下を殺そうとしたのか」と問う将軍。

ユリ王はヘアブを呼び、「秘密裏に動く者が必要だ」とスパイを命じる。今まで使っていたマファンがサンガに通じていることで、彼と距離を置く。

マロが相手に傷つけられたことに怒り、勝負するムヒュルだが、トジンと共に一晩逆さ吊りにさせられるムヒュル。二人の診察をするヨンは「命が危険だから、今日は休ませたほうがい」といって、二人を川辺に連れ出す。

川辺での楽しいひと時を喜ぶヨン。「高句麗では何をやっていた」と聞くトジンに、「壁画を描いていた」と答えるムヒュル。ヨンにせがまれて、彼女の肖像画を描くムヒュル。

「トジンを中心に高句麗のヨンゴル城の城主を殺し、城を制圧しろ」と命令が下る。ヨンゴル城に侵入するが、逆に捕まり、毒薬をムヒュル達に配るトジン。毒薬を飲むムヒュル、トジン、マロ。倒れる3人。
しかし、気が付くと、「よく眠れた?」とヨンが語りかけて、最後の関門を通過したことを祝福する。

「高句麗の王子の世襲式がある。高句麗に潜入し、清国の使者を殺せ」とトジン、ムヒュル、マロに命じるヨンの父。ヨンは「私も一緒に高句麗に行く」と父に願い出る。
ヨジン王子の祝いの席の招待客に化けて、宮殿の中に潜り込むトジン、ムヒュル達。ユリ王を見つけ、短剣を投げようと身構えるムヒュル。

風の国7話 [風の国]

高句麗の捕虜を全て殺せと命じるテソ王。
ヨンの「高句麗を統一するには、高句麗の民心を得る必要があります」という進言で、捕虜のうち民だけは助けるテソ。

ユリ王は、出陣して抵抗しようとする。しかし、チェガ会議の反対にあう。

ムヒュルやヘアブの元にセリュ王女もやってきて「へミョンを連れ出してくれ」という。しかし、へミョンは責任をとろうと、すでに、プヨのテソの元に向かっていた。「私の血は高句麗の土地に流れ、高句麗のために生き続ける」とへミョンは決意を語る。

へミョンは、卒本城主ペグクと共にテソの元へと向かう。ムヒュルはヘミョンを止めようと後を追うが、ペグクの配下が放った矢に倒れてしまう。
ユリ王もへミョンを助けに向かう。

「プヨに忠誠を誓えば、命は助けてやる。高句麗の王にしてやる」と言うテソ王だが、へミョンは「王を侮辱するな。わたしを殺して兵を引け」と、自ら鎧を脱ぎ、自らの命を絶とうとするヘミョン。
そこへ、ユリ王が駆け込んでくる。駄目だと叫ぶ父の前で自害するヘミョンであった。へミョンの名を呼んで泣き崩れるユリ。

「王子を殺したのはプヨじゃなく、高句麗です。王子を殺したのは民じゃなくユリ王だ。必ずこの恨みを晴らす」と誓うムヒュル。

ヘミョンの配下達を殺そうとするチョルボン城主。マファンは商売のために、ムヒュルの居場所を漏らしてしまった。
「王が引き取るといってる」というチュルホン城主に、自分のけがを見せて「太子さまのために流した血だ。王は太子さまを見捨てた。」と訴えるムヒョル。しかし、将軍は「我々は王に会わねばならぬ」と城主の申し出を受ける。しかし、道中で「これが王の意志」とへミョン達は襲われる。将軍が殺され、ヘアブは、マロにムヒュルを連れて逃げろと命じる。しかし、逃げる途中でプヨ軍に捕まり、ムヒュルは捕虜としてプヨ国に連れていかれる。

テソ王。ファニョン国の反乱軍の蜂起を知っていかる。物資を流している黒幕がいるというタクロク。黒幕はユリ王で、間を取り持ってるのはマファン。
テソ王は、黒影をつかってユリを暗殺するように指示。

一年後。黒影隊の毒薬の実験台にされているムヒュル。そこへ、ヨンがやってきて、ムヒュルの体内の毒を出してくれる。「私が分かるか?」と聞くヨンだが、ムヒョルの身体は動かない。
「明日、毒を飲めば生き残れないはずだ」と言い放つヨンの父・タクロクに、「絶対に死にません。ユリ王に恨みを張らずために生きる」と言い放つムヒュル。

風の国 6話 [風の国]

タクロクは「まだ準備が出来ていない危険だ」とテソ王を止めるが、サグ財部早衣が「約束の日程が」と言ってファンヨン行きを強行する。

へミョン達の少数精鋭部隊もファンヨン国へ。マロとチュパルソは伏兵となり、テソ王の一行に奇襲をかけます。
逃げ出した王を、待ち伏せたへミョンやムヒョル達の分隊が襲います。
危機に陥ったムヒュルを助ける為に、自分の剣を投げて助けてくれるへミョン。へミョンは傷つくが、彼のパスした槍を投げて、ムヒョルはテソ王を殺害。しかし、傷に毒でもあったのかへミョンは崩れ落ちる。ムヒョルは、傷ついたヘミョン王子を伴って戦線を離脱。ヘアブの元へ連れて行きます。

気がついたへミョンは、「テソ王を殺した事をユリ王に伝えろ」とムヒュルに命じて、帯玉を託す。
ムヒョルは、クンネ城に駆けつけて、「王子様が黄龍国に行くテソ王を殺しました。自分もこの目で見ました」と王に告げた。
「国境守備隊を強化しろ。プヨにいるスパイにテソ王が本当に死んだか調べさせろ」と配下に命じるユリ王。

へミョンに、「へミョンととムヒュルがどんな関係か教えてください」と問うヘアブ。「ムヒュルは高句麗の王子で俺の弟だ。時が来れば身分を取り戻させる」とへミョンは語る。

ムヒョルは「テソ王の死を伝えてから5日が過ぎました。王子が命を掛けてこんな機会を無駄にするのか?」とユリ王に訴える。王は「テソ王が死んだということをまだ信じられない。お前の言葉が真実か、確認しているところだ。待っていろ」とムヒュルに言い放つ。
退出したムヒョルのことを、「堂々した物言いが、王様の若い頃のようだ」と語る部下。
プヨ軍の移動を知ったユリ王は、チェガ会議を召集。プヨとの戦いを宣言。ピリュのサンガも情報をキャッチしており、賛成する。

一方、高句麗の国境に陣営を敷くプヨ軍。密かに様子をうかがうチュルボン城主は、国境には王の親衛隊がおり、テソ王は生きてるのを目撃。死んだのは影武者かあ・・・。
テソ王死亡の情報がもたらされた黒影養成所のドジンと「安否を確かめたい」というヨンが、現場へ確認にきた。影武者を立てたのは、サグ・・・。ヨンの父タクロクは「王を惑わし、私に牙をむくことのなるやも」とサグを警戒するようにヨンとドジンに告げる。

高句麗陣営には、チュルボンから「テソ王は生きている」という情報が伝えられる。そこに、サグが使者としてやってくる。「直接ヘミョンを連れて来て、俺の前で殺さなければ、全ての高句麗の民を拘留すると伝えろ」というテソ王の命が伝えられる。
国境近くでは、プヨの兵士による高句麗の襲撃が始まっている。チェガ会議のメンバーたちは「へミョンに責任を取らせるべき」といいだし、へミョンの伝令ムヒュルを捕縛する。しかし、高句麗の王女セリュが助けてくれて「へミョンに伝えろ」とムヒュルに指示。セリュってのは王女なのに、武人みたいな人なのね。ムヒュルは追手を撒きながら、伝令に・・・。

国境で商団を失ったマファンは、ピリュのサンガを頼る。「へミョンを連れて来い」と言われてしまう。

影武者だったと知らされ、隠れていることはできないというへミョンを説得し、ムヒョルは味方を集めにいく。
しかし、「王に責任を負わせ、卑怯者として、隠れている事はできない。俺に何かあればムヒュルを頼む」とへアブに書置きして、へミョンは洞窟を一人で発った。
ムヒュル達が戻ってきたら、愕然としたへアブが。

王の元にやってきて、「私は父と高句麗を大きな危険に陥れたので、自分の命を捧げて責任を取ります」と言うヘミョン王子。
「息子を盾にして自分の命を救うことはできない。そなたの兄と弟を見捨てた私に、そなたまで見捨てることはできない。臥薪嘗胆で耐え続けてきた。そなたが、願いをかなえてくれると信じる。太子は死にたくて死ぬ事の出来る立場ではない。お前は生きなければならない。全ての責任は俺が取る。そなたが仇をとってくれ」と言うユリ王。泣き崩れるヘミョン王子。

風の国 5話 [風の国]

やっと公式に人物相関図が。ヨンは王族タクロクの娘だったのね。王女って割に気軽過ぎてのは変だよな~とは思ってたんだ。

王に連れ戻されるヨンなのに、助けだそうと余計なことをして逮捕され、プヨの牢獄に入れられるムヒュル。
そこで、黄龍(ファニョン)国の前王の護衛長官に出会う。拷問で瀕死の彼は、文字の書かれた布を「商人に渡してくれ」とムヒョルに託した。「先の王に仕えたものだ。今の王はテソ王が決めたものだ」という。布には「口の下に足があるもの。目の下に足があるもの。官の下に足があるもの・・・」と書かれていて、玄武(テソ王)の絵が・・・。

ヨンの計らいで牢獄を出ることになったムヒョル。ムヒョルは「国境を超えた罪で国は追われて・・・。助けていただいたので、救うのが恩返しだと思った・・・」とムヒョル。ヨンは王族で外使者(ウェサジャ)のトクロクの家に住んでいて、「何かアレば頼って来い」と言ってくれる。

へミョンは、黒影の様子を見て来て「大国になった理由が分かった。生きた人間で毒の実験を・・・」と衝撃を受けている。テソ王の動きを調査し、テソの暗殺を考え始めるへミョン。

しかし、ファンヨン国の兵が商人に化けてプヨに潜入してたこともあり、商人の一斉摘発が。プヨから逃げ出すへミョン達4人。

逃げ帰る途中、プヨに連れて行かれる高句麗の民を見たヘミョン王子。野営中の彼ら襲って、高句麗の民を救いだします。「苦労を先延ばしにしただけかもしれない…と心が辛い。お前達を高句麗に連れて行くことはできないし、保護してやることもできない。王子の俺が出来る事は、ここまでだ。この悔しさを力にして、家族の元に必ず返す。逃げろ」と去って行くヘミョン王子。しかし、名乗るとプヨにばれてまずいんじゃないの?
でも、ファニョンの弓が落ちていたので、プヨの王宮では、「ファニョンの反乱軍の仕業」という声が。サグ財部早衣が、「私が守るので・・・」と言ってファンヨンへの出国を主張。タクロク外使者と対立しがち。

へミョンは王に会いにクンネ城に。へミョンは、絵師・ムミョンを侍従にしたことを王に報告。そして、プヨ城の兵の配置と、黒影の様子を報告して、テソ暗殺の許可を求める。テソには跡取りが居ないので、それだけでプヨは揺れるというへミョン。ユリ王は「時を待て」と制止。チェガ会議の許可もとれないし・・・。

あの布の言葉。マロが、「目の下に足だったら貝(ぺ)でしょ?」と解明。「10月10日にテソ王がジペヒョルに行く」という意味なのね。ジペヒョルってのはファンヨン国の王宮を示す古い言葉。
ムヒョルは。ヘミョン王子に布を渡し、「テソ王を暗殺しようとした黄龍国の反乱軍から手に入れた物。テソの動きを示す確かな情報です」と言うムヒョル。それを聞いて、テソ王を殺すことを決意するヘミョン王子。
軍事権がないと反対する部下に対して、「今なら、私の命だけかければ良い。失敗しても国としてやったことにはならぬ」とへミョン。そして、ヨンリムの森の傭兵を使うことにする。

そのヨンリム傭兵の一人、チュパルソをスカウトしに行くムヒョル。ヘミョンは、チャンジョン山にて秘密裏に傭兵の訓練を始める。
それを知った右輔でチュルボン城主ペグクは軍隊を出動させる。気がついたムヒュルが、他所に誘導。チョルボン兵と戦うムヒュル。危機一髪の所へチュバルソが助けに入った・・・。

チュルボン城主は「謀反では?」となってるけど、へミョンは「時を逃せない」とテソ王暗殺へと出発する。
襲撃をあすに控えた野営地。「何をしたいのかわからないけど、洞窟を出たかった。王子様に会ってから、自分にも守らないといけない国があるということを知りました。プヨに連れて行かれる高句麗の民を見たとき、怖かったけど、心を熱くした怒りが勇気を与えてくれました」と言うムヒュル。「怒りが勇気を与え、力になるのは事実だ。しかし、怒りよりももっと大きな力がある。それが何かは、自ら悟るときが来るだろう」と諭すヘミョン。初陣の時に王からたまわったものだと、鏑を授けてくれるへミョン。

一方、黒影養成所のトジン。兵たちの診察にきたヨンには笑顔を向けるんだ。惚れてるな!「文を送ったのを後悔した。来ないのではないかと不安だった」というけど、ヨンはすぐに来てくれる。王が、ファンヨン国に密かに行ったと聞いて不安になるトジン。

風の国4話 [風の国]

国境を越えてしまったムヒュル達を捕え、殺そうとするプヨ国守備隊。守備隊にいるヨンが傷ついたムヒョルを介抱する。非難する守備隊員にも「高句麗ユリ王がきている所だから、今は殺してはならぬ」と説明する。
しかし、処刑するという守備隊。ムヒュルは「俺が密偵で、こいつらは民間人だ」と言ってチュバルソ達を救おうとする。そこに、ヘミョンが、ヨンビら高句麗軍をつれて国境を越えてが助けに来た。チュバルソはネックレスを返してくれて「俺たちは高句麗軍に捕まってもまずいから」と別れて行った。

軍律を破ったが、ヘミョン王子の計らいで、許され、クエユ参軍に連れられてキリム洞へ送られるムヒュルとマロ。クエユに「お前のせいで王の身が危ないのだ」と叱責されて、自分のやった事の重さを知るムヒョル。へアブに「へミョン王子はなぜ俺を救ったのか?俺を特別扱いするのか?」と問うたが「時が来たら、自分で聞いてみよ」と言われた。

プヨを訪ねて同盟という名に変えた臣従を誓っていたユリ王は監禁されてしまう。王が居る時なのに何か事情があるのでは?と慎重論をいうものあり、処刑することで開戦すべきというものありでテソは迷います。
ユリ王はテソ王に呼び出された。「息子の育て方を誤ったな。へミョンの目的は何だ?お前の死を望んでいるのか?」と問うテソ。ユリ王は愕然。テソは、「私が信頼したチュモンに裏切られたように、お前も呆然としているだろう。多めに見てやろう」とユリを開放。でも、へミョンを罰する約束をさせられた。

帰国したユリ王は、へミョンを厳しく叱責。皆の前では理由を語ることも出来ないへミョン。「チョルボン城主としての地位を剥奪するだけでなく、王子としての全ての権威を奪う」とユリ王。

チュモン大王の墓を訪ねるユリ王。「墓の壁画は誰が描いたのか…」と聞くユリ王。書いたのはムヒュル。「若いのに才能に秀でているな…と」と褒めてくれるユリ王。その子はあんたの息子だよ~。でも、ちょっと気になるのかな?へミョンだけに「あの子はどうしているか知っているか?」と聞くユリ王に、「チョルボンに来る途中で農民に任せた。そのうちに姿を消した」と答えるヘミョン。へミョンの気持は複雑だよね。予言もあるから会わせられないし、でも王はムヒョルに反応してるから太子の座を奪われるって心配もゼロじゃないよね。ユリ王は「お前を高句麗の王にするつもりだ。チュルボンを取り上げたのも一時のことだ」とへミョンを慰めた。

へミョンは洞窟を訪ねる。へミョンはプヨの情勢を見極めたいので、身分を隠して出発するつもり。ムヒョルに「世界を見てみないか」と誘い「太子と呼ぶのはまずいから、兄貴と呼べ」って・・・。ムヒョルは助けてくれた理由を問うた。へミョンは「高句麗の王子だ。高句麗の民は我が子のようなもの。父が子を救うのに特別な理由はない」と答える。そして「チュモンの先祖が暮らしたプドの土地を取り戻すのが夢だ。私と夢をかなえてくれ」と語る。ムヒョルは「太子は命の恩人です。命を捧げて手助けをする」と膝をついた。

ムヒョルとへミョンはプヨ国に旅立ちます。しかし、プヨ国の市場でヨンを見かけておっかけて、危うくはぐれそうになり「目立つな」と注意されちゃいます。

へミョンは奴隷商マファンを頼って「身元保証とプギャン(暗殺団)の養成所を見せて」とお願い。危ないっすよ~なマファン。でもプギョンに行く商団に紛れ込む手はずを付けてくれた。

養成所では毒に対する抗体を持った万毒不侵体(まんどくふしんたい)にするために、微量の毒を飲み続けてる。プギャン(黒影)のトジン(パク・コニョンさん登場~。冷たい顔が役柄に合ってる。)は吹き矢の毒を、奴隷たちで試してる。

毒を飲んだマファンの奴隷の治療に来たヨン。見かけたムヒョルは「胸が痛くて」とか言って、ヨンの治療を受けようとする。しかし、プヨの兵士が「御連れしろちう命令です」とヨンを呼びにきて話せなかった。

プヨ兵を蹴散らし、連れて行かれるヨンを連れて逃げるムヒュル。別に、さらわれてるんじゃないのよ~。ムヒョル間抜けすぎるわ~。逃げきって「大丈夫ですか…」と聞くムヒュルだけど、馬鹿ジャン!!ヨンは、頬を殴って去って行った。
追ってきたプヨの兵に囲まれるムヒュル。トラブルメーカーだねえ。

ヨンはプヨの王女。テソ王にもバシバシ好きなことを言うけど、テソはそこが気に入ってる。

風の国 3話 [風の国]

へアブに案内させ、零秒に入りチュモン大王の剣を探す盗賊達だが、仕掛けがあって、入った者が死ぬ。取りに行けと言う命令を拒むヘアブに代わって、「死んだ者を守って死ぬのか?俺が行く・・・」と零秒に入っていくムヒョル。帰ってこないために、お前が行け…とヘアブを連れて行こうとする盗賊の頭目だが、へアブは「これ以上霊廟は荒らさせない。殺せ」って、カッコイイなあ。オ・ユナさんハマってる。
ヘミョンが救出にきて、盗賊を一掃。彼らは毒薬で自害。しかし、その薬草からテソ王の送った刺客であると結論付けるへミョン。

ムヒョルは、数々の仕掛けを乗り越えながら、チュモン大王の剣の元へ向かっていた。なんか、インディ・ジョーンズ状態っす。崖に埋め込まれた宝石に触ると、水の中に道が…。その道を通り、チュモン大王の墓のある場所に辿り着くムヒョル。チュモン大王の剣を握ると、剣が光り輝きだす。その剣を持ち、外に出てくるムヒョル。

へミョンは霊廟を守る警備隊を配置。へアブはへミョンの兄トジョル皇子の侍女だった女性で、順葬されそうになったのをへミョンが救った。好きあってるけど、結ばれぬ運命って奴が・・・。「太子さまの前途を妨げたくない。今後も放置しておいてよい。ただ、ムヒョルの正体は?神剣をとってこれたのはなぜか?」と問う。答えられないへミョンに、「”外に出たい”というムヒョルの心を止めることはできない。」と訴える。へミョンは、ムヒョルをチョルボンの兵士にすると決めた。マロとともに洞窟を出て、軍隊に入るムヒョル。

クェユ大将に「挑んでみろ」と言われたけど、あっという間に打ちすえられたムヒョル・・・。町で、首飾り盗まれた男チュバルソを発見し、飲み屋まで追跡して取り戻そうとするが、あっさり喧嘩に負けてしまった。弱いなあ。

プヨンのテソは、近衛兵を選別し手合せ。年はとったけど、まだまだ武芸好きなのね。外使者(ゲサジャ)タクロクに、国境守備隊の見回りを指示。秘密部隊プギョンが神剣を得られずに全滅したと聞いて興奮。

ユリ王は、霊廟が荒らされたことを憂えている。神剣を持つものが覇者になるという占いを信じてて、テソは神剣を手に入れたら高句麗と全面戦争に入るつもりだと思われる。
王は、信頼して右補(ウボ)の大役を任せている、ピリュ部族長の養子プクグを読んで情勢を読ませる。そこに、プヨの完了財部皁衣(チェブジヨイ)のサグが使者としてやってくる。プヨ国を訪問しろという非礼な要求だが、開戦は避けたいユリ王。右補プクグの助言に従って、プヨ訪問をチェガ会議に伝えるが、ピリュ族長のサンガは「ユリ王の王権がプヨの後ろ盾で強くなる」と懸念をプクグに伝える。

要求されるまま、呼び出しに応じてプヨを訪問するユリ。貢物を渡すユリ王に対して、「チュモンとは兄弟として過ごしたから、お前は甥だな…」と属国になれというテソ王。チュモンが天に昇ったという伝説ですら否定するテソだが、ユリはテソに膝をついて挨拶をして臣従した。あえて屈辱を受け、時期を見るユリ王。

ムヒョルは、国境守備隊で勤務することに。国境付近で首飾りを盗んだチュバルソを見つけ取り返そうとするが、追いかけているうちに国境を越えてしまい、テソ王の軍隊に捕まってしまう。逃げ出したマロがクェユ大将に連絡して救助隊が出動。

テソ王の兵士に、「ヘミョン王子のスパイか?」と拷問されるムヒョルだが、「密売を追いかけているうちに国境を越えてしまっただけだ」と説明。とらわれいる気を失ったムヒョルに声をかけるヨン(テソ王の姪)。

風の国 2話 [風の国]

国を滅ぼす運命にあるという、王子ムヒョルの殺害を迫られたユリ王。だがユリ王は自らの子を殺せず思い悩む。

サンガとマファンは、謀反の事後処理で頭を悩ませる。民の人気はユリ王に向かっているが、神官の死とユリ王が血まみれだったという情報をもとに、サンガはすぐに動き始める。

城内でトリが原因不明で死に、井戸の水が血に変わるという異変が起こる。民は「王が神殿を封鎖したために災いを読んでいる・・・」と噂し始める。怪しんだ長男のヘミョンは密かに調べ、鳥の死がいから毒を発見。ピリュの族長(テガ)であるサンガの策略と睨む。へミョンはテガ会議を開くサンガの屋敷に近衛隊と向かい、毒の効果を見せて非難する。

しかし、王妃の死もあって、民心が王から離れるのを止められない。巫女の「生まれた王子がこの高句麗を滅亡させる」予言を明かし、「生まれた子を殺す」とテガに宣言するユリ王。大反対のへミョンを投獄してまで強硬。
セリョ王女が「母上に代わりに守ってあげると約束したの」というのに、「この子は旅立たねば・・・」とユリ王。セリョは自分の首飾りをプレゼントする。国を救う願いに民は一時は感激しても、その苛烈さに王を恐れ、恐れが国を滅ぼしそうな・・・。

民を祭壇に集め、ムヒョルを箱に入れ、剣を刺すユリ王。箱から血が流れ出る・・・。しかし、薬で仮死状態にさせて、なんとか生きる可能性を残しておいたのね。密かに、神殿の護衛を倒し、ムヒョルの入った箱に。「朝までに起きなければ蘇生させることは出来ません」と言われたが、箱に刺した剣を抜き、箱を開けてみるとムヒョルは生きていた。この子は生きる運命だ・・・。

密かにヘミョン王子に子供を託し、「私の子でもなければ、お前の弟でもない。赤ん坊を連れてチョルボンに行き、名もなき民として育てろ。その子は既に死んだ身だから、熱い血と動く心臓がない無恤(ムヒュル)と名付ける。お前もムヒュルとの縁を切れ。それが、命を助ける道だ。」と命じるユリ王。チュルボンに向い、チュモンの墓のある洞窟の壁画長である女性・ヘアブ(オ・ユナ)にムヒョルを託したへミョン。

十数年後・・・。イルグク氏登場!かっこええな、全36話と韓国史劇にしては短めなので、大人が出てくるのはやい!!

マロと亀競争の賭博にはまっているムヒュル。50両を儲け大喜び。「洞窟でなんて暮らせない。月氏(ゲッシ)国(遊牧民族国家)や、他の国に行く」とか言ってますが、賭博場から追っかけられてた・・・。大人数に囲まれて、仕方なく稼いだ金を渡したけど、赤ん坊の時に姉から貰ったペンダントを奪われてしまう。怒ったムヒョルは取り返そうと喧嘩に・・・。結局、育ての親ヘアブに助けられた。強いぜ!

「外に行って不埒な気を持ってきた者は壁画を描けない。ここは神聖なチュモン大王の墓がある場所だ。穢れた気が消えるまで牢に閉じ込める」とヘアブから罰を受けるムヒュルとマロ。しかし、「もう洞窟で生きたくない。外の世界がいい」と言い放つムヒュル。

洞窟を抜け出そうとするムヒュルとマロは、洞窟に刺客が侵入したのを目撃。「知らせなければ・・・」とマロが主張。必死で戻る・・・。話を聞いたへアブは、マロに「ヘミョン王子にこの書簡を渡せ」と命令。ムヒョルには、自分の部屋から決して出ないように命じて、刺客とひとり戦うヘアブだが、結局は刺客に剣を突きつけられてしまう。「チュモン王の墓はどこだ」と追及されるへアブ。ムヒュルがそっと助けようと近づくが、逆に捕まってしまった。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。