SSブログ

オルトロスの犬 4話 [日本ドラマ未分類]

この一連の事件は、碧井が悪魔の手を使うことが発端。つまり、竜崎は状況を利用しているだけで、細かい計画があったわけじゃないと思われる。もしかしたら、「いつか悪魔の手を使う時が来る」と時をまっていたかもしれないけど、結局は「すべては二つの力が引きあう運命だった!」みたいなオチなんじゃないか??って気もします。

とりあへす議員+公安サイドが動き始めたし、竜崎も保釈となって、ストーリーが動き始めた感じはありますね~。
二宮のビデオが証拠ってのは、ちょっとどうなのかな?あれじゃ、能力を裁判で勘づく人が出てくるような気もするし、そもそもアレをずっと持ってたのはなんで?「ばらすぞ!」ということで保険にしたつもり?なんか、馬鹿っぽいなあ・・・。

公安が動いて碧井は捕獲されそうになり、ついうっかり殺しちまいます。また自首して、「だから、あんたの能力で殺した者は裁けないの!」とまたまた言われる。裁いてほしいなら、殺した後にナイフで何度も刺すとかして、「殺した」証拠を作ってみてはどうだろう?最近の科学捜査では、心臓発作が先に起こったことがばれてしまうかもしれないけど、可能性はあるだろうに・・・。
つまり、それほど罪を意識を持ってる訳じゃないんだな~と・・・。ま、悪魔の手を持ってる人間だから、本能的に「殺すのが当たり前」と実は思っているのかもなあ。それを、人間社会で生きるための社会規範で「殺人はダメなこと」と抑えこんでるのかも?そういう方向に爆発してくれれば、少し面白くなるか?「なんで、殺しちゃいけないの??」という子供みたいな純粋な疑問は、この手のドラマにはよくある設定だが、良くあるってことはソレナリに有効なのである。

渚は、やっぱり「竜崎をよびだすため」という目的があった。でも、どこかで娘を助けたいとも思っていた。うーん・・・。竜崎は人を殺せはしないので、やらなきゃ殺す!って拳銃でも突き付けて、「娘を治療させたうえで逮捕」も出来た気がするけどねえ。


今回分かったこと
・碧井は妹を守ろうとして飼い犬を殺してしまったことがある。でも、その時「やめろ」とは思っても、「死ね」と犬に対しては思わないはずで、碧井の「念じれば殺せる」というのがどういうものなのかがスッキリしない。
・竜崎が服役してた事件は、二の宮が殺し、竜崎に「助けろ」と言ったけど、「助けなかったら俺が殺したことになるのか??」と竜崎は拒否。二宮は「竜崎が殺した」という工作をおこなったと。二宮は力を記録するためのビデオを撮影しており、それを持ち歩いてたんだけど、あっさり盗まれる。っていうか、今まで盗まれてなかったのが不思議である。ホームレスがあんなものもっていて・・・。


あらすじ↓(公式から)
渚(水川あさみ)は娘・澪(熊田聖亜)の病室に竜崎(滝沢秀明)を呼び寄せる。澪の喘息を治してやろうか、と問う竜崎に、渚は手錠をかける。ところがそこに沢村(佐々木蔵之介)の部下たちが現れ、竜崎を連れ去っていく。沢村の前に連れてこられた竜崎。そこには榊社会厚生大臣(高畑淳子)がいた…。

一方沢村は碧井(錦戸亮)の力にも気づいていた。触れただけで殺すことの出来る力…。碧井の持っている力を具体的に知るため、沢村は碧井を狙う。

コールセンターの恋人 6話 [日本ドラマ未分類]

ハンスがすごく素朴な良い人で、全体にほのぼのした話でしたね~。ダイエットDVDではなく、「運動して健康に!運動して美味しくご飯を食べよう!!」なDVDだったけど、怪しげな翻訳者が勝手に改変してた・・・。
一生懸命なアオキョウに触発される都倉も良かったし、皆でワイワイ踊っているのも微笑ましかった。それに、飽きっぽい消費者に合わせて次々と新商品を出すなかで、売れなかった教材を使ってくれてるというのも、ちょっと良い話ですよね。


あらすじ↓(公式から)
ダイエットDVD・ハンスの究極エクササイズ」が発売。デンマーク人インストラクターのハンス(ニコラス・ペタス)と踊ってダイエットする商品だ。ハンス本人が生出演した効果もあって、南極アイス(名取裕子)はDVDを売りまくる。商品を企画した渉(小泉孝太郎)は、このまま大ヒットになれば本社に復帰できると目を輝かせる。
 番組を見ていた原口真理(ギャル曽根)も、ダイエットを決意して商品を購入。いつも通っている定食屋の主人・山本一平(小林且弥)の気を引くためだった。
 一方、コールセンターにクレームの電話が。電話の主は、上の階の住人がエクササイズをする騒音を何とかしてくれと訴えるのだが……
 DVDは好調に売り上げを伸ばすが、ハンスのブローカー兼通訳の飯沼(近藤芳正)とハンスの仲がうまくいっていない様子。そこで、青山響子(ミムラ)は、デンマーク語を勉強し、ハンスの言葉の意味を拾っていく。すると、翻訳に誤りがあるという疑惑が浮かび上がる。
 あのクレーマーから再び電話がかかってきた。顧客データを調べると、電話の主がクレームを訴えていた相手は、ダイエット製品の常連客の真理だとわかるが、本当の問題は騒音ではなさそうだ。なぜこんなクレームが?
 そんな中、ハンスがいなくなり、スタジオは大騒ぎに。ハンスの代わりに踊らされた南極アイスもカンカンだ。そこで、渉と響子は辞書を片手にハンスのDVDを研究することに。その結果明らかになったのは、ハンスのエクササイズがダイエットではなく、健康でおいしくご飯を食べるためのもので、ハンスの言葉をねじ曲げて翻訳していたことがわかった。結局、DVDの発売は中止になった。
 その頃、山本の食堂にはダイエットを止め、定食を食べる真理の姿が。その姿を見ているのは、あのクレーム電話の主、山本。彼女の食べる姿を幸せそうに眺めるのだった。

任侠ヘルパー 6話 [任侠ヘルパー]

「忘れられる。おいていかれる」悲しさという点で、認知症の初恋の人に気持ちを伝えたいと思うジジイ、元妻との復縁を願う二本橋、羽鳥の病気を心配する涼太・彦一という3つのエピソードが重ねられました。
また、違う人生・違う世界に生きている人間の関係ってことで、ジジイや二本橋の問題は、今後の彦一と羽鳥の関係にも関わってくると思われます。
じいちゃん、おじさん、子供の3世代にわたって描かれることで、年をとっても変わらない気持ちってのが強調されている。さらに、若年性痴ほう症を持ち出して、「病気になったり事故に会ったりして、若くても介護される立場になることがある。介護は老人だけの問題ではない」ということを主張してくる。なかなか、脚本の骨組みが上手い。
ヘルパー始めるまえの彦一は「家族なんてイラネーし、極道が長生きするとかみっともない。介護されるまえに死んでやる!」なわけだけど、ヘルパーやったり母親にあって、微妙に気持ちは揺れている。彦一はイマだけにいきる男だったけど、過去を取り返そうとする二本橋に同情しちゃったり、少し変わってきてます。



彦一は、痴呆症になって妻が死んだことを忘れている老人のことをキッカケに、「思い出が消えたり、幻覚を見たりしても、好き嫌いの感情などは残っている」ことや、「若くても発症するひとがいる」と知ります。

羽鳥の若年性痴ほう症であることは、ほぼ確定的に・・・。母親が同じ病気だったらしく、それで母親をすててしまったのかあ・・・。彼女が「介護」にかけるのは、やはり個人的な体験がもとになってるんですね。
不安でシケた顔した涼太は、彦一を頼りますが、彦一は「そんなこと他人を頼るなよ」なんです。「ママを嫌い?」と言われて、「いけすかねえからな」な彦一です。
羽鳥は、彦一の刺青を思い出しました。で、彦一と話をつけることにします。でも、涼太が刺青を知っていて彦一を慕っていると知って、「素性は追及しないし、誰にも言わない。だから涼太に病気のことを話すな。涼太はまだ小さい」と語る。珍しく弱々しくて同情しかかる彦一ですが、羽鳥は「何も言うな。くじけそうで怖い」と強がる。この強がり方は、彦一やリコととても似てる。だまって一緒にいる彦一ですが、それを遠目で見てるリコは寂しそう。
彦一には離れてはいるけど母親という家族ができたので、涼太と羽鳥の思いが、今までよりも良く分かる。分かるから凹んでしまう。

今回の問題ジイジは、セクハラ男・風間。ミッキー・カーチスさんは年取ってもカッコよく、その気になれば入居女性にモテモテになりそうな人。「命みじかし、恋せよ乙女」なんて歌う色ボケ。遊び人で女を渡り歩き、結婚もせずに家族も持たず、ある意味では孤独な人。
そこに入居してくる「タエちゃん」。ついてきた嫁にさっそくセクハラしちゃって嫌われたけど、タエちゃんは初恋の人!エロ本も片付けて、急に純情になってしまって。恋もかけられずにじーっと見つめてる。で、「デートに誘いたいから、リハビリ手伝え。」と言い出す。親身になる二本橋と、これ幸いと一緒にサボる彦一。

風間に触発されて発情!する男性陣。しかし、晴菜もリコも彦一が好きなんである。純情で素朴な晴菜が過去に一人しか彼氏がいないのはありとして、リコは交際経験ゼロ。美人ではあるが、ヤクザの娘はハードル高いか?ブラコンのリコは、男への要求も高そうだしなあ・・・。

もう一人、恋する男・二本橋。元妻に「足を洗え」と言われて別れたのに、まだ復縁を望んでる。再婚すると娘から聞かされて、大ショック。娘にもヤクザスーツで会いに行ってしまって怒られる。二本橋は、風間があの年でタエちゃんとのデート実現のためにリハビリに励むのを見て、おれだって行動起こすのは遅くないぜ!と思う。風間は「あんたが選んだ人生なら、娘は分かってくれるよ。心底惚れた女と添い遂げるなんて、幸せだろうねえ」と励ます。
で、「研修抜けます。頭にはちゃんと話して、迷惑かけない」と言い出す二本橋。彦一は「てめえの人生だ。好きにすればよい」とクールな対応。これに、リコはもの凄く反応します。リコは、彦一に対して「理想の組長・ヤクザである兄に似た人」という思いがあるわけですが、その彦一だって、堅気の女に惚れてヤクザを辞める可能性だってあるわけです。
そんなリコに、涼太が「アニキにママのこと守ってって頼めないかな?僕が守ってあげたいんだけど。」と相談します。父親も覚えてない涼太は、「ママを守ってくれる人ならパパになってほしい」という。追い打ち掛けられるリコ。

さて、風間さんは苦しがるタエチャんに遭遇して、着替えさせてやろうとしたんだけど、そこをタエちゃんの嫁に誤解されてしまう。「けがらわしい」と言われて「年寄りは恋しちゃいけねえのかよ?」な彦一。彼は「年寄りも大して俺たちと変わらない」と感じ始めている。
しかし、家族としては親の恋愛は見たくないし、風間を夫だとおもってるタエちゃんを見ると、「認知症の母につけこむな」という気持ちになるのも分かる。しかし、ヤクザさんはあくまでも「身内の味方になってやる」のがスタンスです。
特に、二本橋は「頑張っても過去は取り戻せない」と言われてしまい、「年食ってるやつは恋しちゃいけないのかよ?失ったもの取り戻そうとして悪いのかよ?」と自分のことに重ねて零次になぐりかかっちまう。で、結局は彦一にボコられて止められる。彦一の基本スタンスは「過去なんて振り返らねえぜ。現在だけを見つめて、将来も過去も考えずに生きる」という刹那的なものなので、二本橋とは立場を異にしています。それでも、過去を思ってしまうことはあるわけです。

屋上でたそがれる彦一に声をかけるリコ。「年寄りは許されないことばかり。誰だって好きな奴くらいいるだろ?」な彦一に、「あんたは?」なリコ。リコにとっては、風間も二本橋もどうでもよいんですね。彦一は「アホか」とごまかします。彦一は堅気の女に手を出したり、女と幸せになったりする資格はないと思ってるみたいですね。堅気の女とは、ロミオとジュリエットな状況になってしまう訳です。惚れた女のために変わろうとする二本橋だけど、良い年した男が変わられるか?今までの人生を否定することが出来るのか?「色々と制限される年より」と「今更変われない自分」を重ね合わせて、アレコレ「ダメ」と言われることに反発してしまう彦一。
そんな彦一のタバコをとりあげて吸ってみるリコですが、リコは煙草も吸えないのか~。カワイイっすね~。

で、彦一さん30円しかもってなくて、飲みに行かずにたそがれてたのは金がなかったのだと判明。彦一さんは実はかなりガッカリな人なんですが、どうもソレを「カッコ良い状況に誤解されやすい」得な人なんですね。二本橋さんがやって来た時にはジュース代をたかるのかと思ったけど、もっと大きくたかることにしたみたい。
タエちゃんに会いに行こうとする二本橋に同伴(絶対、あとで酒をおごらせる気だな!!)。二本橋は、自分の思いも載せて「せめて告白だけでもさせてやってくれ」と訴えます。彦一は見てるだけ。彼は、過去を取り戻そうとすることに、まだ否定的なんでしょう。それでも二本橋が願う気持ちは尊重する。で、二本橋が暴走した時のストッパーとして同行したのかな?

基本的に、彦一は過去に生きようとすることは否定してるし、脚本としても「それはかなわない」という事例を何度も書いている。それは、老人には過去ばかりがあって未来がないように思いがちだけど、
老人にも現在があり未来があるということにつながる。でも、今を生きるために、過去にケリをつける行動をすることもあるし、過去の気持が未来を生むこともあることは肯定してる。

必死のお願いと、タエチャんが「夫とでかける」と化粧してるのをみたのとで、家族は一回のデートを許してくれた。
でも、タエちゃんは肺炎をこじらせてあっけなく亡くなってしまった。待ち合わせ場所にそれを伝えに来た彦一に、「女の支度が遅いのは仕方ないんだ。それを待ってやる。それで惚れてられてると感じるんだ。覚えておけよ」という風間。かっこいいジジイだな。爺さんは、何十年も前に「遅すぎて」きっかけを失った。何十年も待たせたし、待ってた。「命短し、恋せよ乙女」の歌が、ここで聞いてくるわけです。
その、タエちゃんは「好きだと感じる相手=夫」としてとらえてたのかな?心許せる相手を自分の家族と誤解していく。これは、仲間を家族とする任侠の人たちと近い。任侠+介護の組あわせを上手く使ってますよね。本当にどう思っていたかは、誰にもわからない。それが認知症の悲しさですね。気持ちはあるのに、周囲に分からない・・・。その「溝」は、ヤクザと一般人の溝でもあり、健常者同士の間にもある溝なのかもしれないけど・・・。

二本橋は、再婚相手と居る元妻を見て、「俺といるよりも幸せだ」と思って、任侠スーツで「これがお父さんの本当の姿だ。」と娘に会う。そうやって、妻の手を離した。生きてきた道は、そんなに簡単に変えられないのである。

さて、恋する乙女リコちゃんですが、彦一のマネしてブラック飲んでみたり、彼女の恋は「彦一の女になりたい」よりも、「彦一になりたい」な気がします。それって涼太と同じじゃん!って感じですね。それは恋なのか、兄貴になりたい気持ちなのか・・・。同じ気持ちを持つ涼太に彦一を譲るのか・・・。

で、次回に続くのは、どうやら羽鳥の危機。舎弟の母親が危機ってことなら、そりゃ出動!だよなあ。どうなる??

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。