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大祚榮(テジョヨン)99・100話 [大祚榮(テジョヨン)]

99話
契丹国皇帝イ・ジンチュンに、王位を譲ると言われたテ・ジョヨンは、王になる器ではない、王位は娘チョリンにと答えた。その対応にイ・ジンチュンは、自分が一度でもテ・ジョヨンを殺そうとしたことを恥じ、これからは、どんなことがあってもテ・ジョヨンを信じることを約束した・・・。

東牟山からやってきたスギョンたちがやってきた。唐の密偵をそういつまでも誤魔化せない。ジョヨンは、遼東征伐を決意します。イ・ジンチュンの許可を得ました。ミモサがまずは偵察に。

一方、ジョヨンがイ・ジンチュンに信頼されていることで、ヘゴとシンホンは焦ります。シン・ホンは疑問を抱き始めていたコムの出生の秘密を、上手いこと侍女をだまして聞き出してしまいました。

コムはヘゴと手合わせ。コムがジョヨンに見えて、本気出し過ぎっすよ!ヘゴ。


100話
ヘゴは息子との初めての手合わせに素直に喜んでいた。そんな二人を見守るチョリン。

テ・ジョヨンは出陣しようとしていた。しかし、シン・ホンは家族を連れて行くことに異を唱えた。ミモサはその代わりに王孫イ・コムの同行を求めた。コムは両親の反対を押し切って、テ・ジョヨンについて出陣することを決めた・・・。超複雑なチョリンとヘゴ。
ジョヨンは、一気に安東都護府のある新城を叩く計画。

また、ヘゴもチョリンの薦めで西方の征伐に。その間に、独断でイ・ジンチュンの暗殺を画策するシンホン。この人にとってはヘゴだけが大事で、ヘゴを王にすることが目的で、契丹族なんてどうでもよいんですよね。
しかし、コムの出征の秘密を聞いたソン・マンニョンが、このままではジョヨン王→コムという流れになりかねないと焦り始めました。

ソリンギは、ジョヨン出陣を聞いて突厥との取引を成立させました。「こっちと組まないと、唐はジョヨンと組んでお前ら攻撃するぞ~」となると、流石の突厥も焦ります。今、営州はジョヨン軍がいなくて軍事的な空白地帯だし、狙うなら今!

不良主夫16-18(最終)話 [不良主夫]

16話
ミナからしばらく別居したいといわれたスハン。家を出てソクチュンの家に身を寄せる。スンイが「行かないで」っておお泣きするのが悲しかった。ユジンは自責の念に駆られる。

ミナは開発したものが新製品に選ばれるが、沈んだまま。ソヌは心配してるけど、それは負担になるよ。

スハンは、会いに来た父親に「俺に相談しろ。お前に期待をかけていた。」と言われ、「倍にして返せ」と融資を受ける。

二人はソンイ(イ・ヨンユ)の運動会で久々に顔を合わせる。でも、ユジンを心配し、ジウンが食べ物をのどに詰まらせたときに、ユジンの夫を押しのけて処置してしまって、さらに険悪な雰囲気になってしまう。

見かねた婦人会長はミナにユジンが後妻であることを告げて誤解を解こうとするが、ミナは素直に折れることができない。
そんな中、ミナは新製品の発表会、スハンはホルモン屋の開店の日を迎える…。
ミナの商品は高評価。ソヌに言われて、チャンと話そうと決意して、スハンの店に。正直に気持ちを打ち明けあって仲直り。



17話
酔った勢いでベッドを共にしたスハンとミナ。しかし、夫婦の溝は完全に修復できないでいた。
ミナは正社員に昇格。
ミナへの気持ちを整理しようと決意したソヌは米国支社への転勤願いを提出し、ミナに別れの挨拶をする。最後にって、3か月の香港研修の機会をくれる。
一方、孤独な結婚生活に疲れ果てたユジンも離婚を決意し、スハンに感謝の言葉と別れを告げる。

スハンとミナは偶然にも、それぞれの別れの現場に遭遇していたが、何も言わずに立ち去るのだった。

ミナとスハンは、ソンイと生活を共にしてる方が、娘の寂しさを感知して「コレじゃだめだ」って思うことが多い気がします。過去の思い出やソンイが「かすがい」になってる夫婦ですね。
2人は素直な気持ちを告白しあい、ようやく仲直りしかける。でも、分かっていても香港研修には苛立ってしまうスハン。喧嘩になりかける。
さらに、親同士が勝手に話しあいしてて、それぞれの立場で子供を擁護する。別居をしったスハンの母が脳血栓で倒れる。



18(最終)話
ミナの香港研修の話が持ち上がった直後、スハンの母が脳血栓で入院する。「夫婦は離れてたらダメよ」な姑。姑を心配しながらも研修をあきらめきれないミナは想い悩むばかり。

一方、離婚の意思を固めたユジンは荷物をまとめて日本に帰国する。ジウンを置いていかなきゃならないから辛いよね~。ユジンからの謝罪の手紙を受け取ったミナは、あらためて家族の大切さを思い知る。

ソヌの転勤が決定し、ミナは最後の挨拶をするとともに研修を辞退する。

ソヌはスハンに会いに行き、ミナを研修に行かせて欲しいと頼む。スハンの勧めで研修に行くことにしたミナ。

すべてが丸く収まりました~。基本的に相手を大事に思っていても、ちょっとワガママして喧嘩しちゃったりって感じなので、安心して見ていられるドラマでしたね~。

オルトロスの犬 5話 [日本ドラマ未分類]

毎回、「来週からはおもしろくなりそうだ」と思うのだが、実際にはたいして面白くない。一応、事実は告げられるし、少しづつ設定が明らかになっていって、「これで舞台設定は終わりかな?これから人間同士のぶつかり合いが始まるのかな?」と思うのだが、延々と設定説明だけが続くのである。
この、多少子供だましっぽい設定でも、しっかりとテーマを絞って、ドラマとして起承転結をつけて見せれば、スピードミステリーとして成立するはずだ。しかし、設定を明らかにしない=謎がある=ミステリーと思ってないか?ミステリーとしては、初期設定や事実をあまりにも後だしするのはダメである・・・。
今回は演出は魔王の加藤さん。だから魔王と似た演出があってもパクリじゃない!のかもしれない。たが、その演出は「韓国版魔王」をトレースした演出だ。リメイク権を買っているのでは「日本版魔王」を作るときに限っては、トレースも許されるだろうが、ここでやっては「パクリ」と言われてしまう。で、適切な演出であれば、その演出手法そのものはそれほど斬新なわけでもないので、「パクリではなく基本にのっとってやるべき演出をしただけ」と言えるのだが、「ただ何となく真似しただけ」に見えてしまうのである。やはり、今井夏木の方が演出は上手いと感じる。

碧井ダーク化?というか、公安と手を組んだふりをして身を守りつつ、命令に従って熊切を殺したふりをして海に落としたダケっぽいですね。彼なりに、自分の力の意味を問いだしたのかな??
しかし、それにしても「力が社会を混乱させる」とかいう戯言に、碧井が流されやすい性格とは言え、何も混乱が起こってない状態ですんなり「殺人マシーン」となることを受け入れるんでしょうか?碧井が「ふりをしてる」にしても、公安が「碧井が味方になった」と思えるってことは、「説得力のある理由だ」と考えてるってことですよね。それとも、熊切が本当に死んだか、実はちゃんとチェックしてて、碧井が味方についたとは思ってないのかな?
ココも、公安と手を組む形になる説得力を持たせて、ダーク化した碧井に「止まって~」と視聴者に思わせつつも熊切を殺す→殺したように見せかけて、死んでない熊切を見せる→視聴者良かった!!とホッとするみたいな、見てる側の感情をアップダウンさせるストーリーにした方が良いと思うんですよね。謎は振りまいてるけど、ハラハラドキドキする機能がなさすぎ。

一方、悪魔として渚に忌み嫌われる竜崎ですが、フツーに「力に魅せられて変わってしまう周囲」に心を痛め、力を利用されることを嫌って公衆の面前で力を使いました。力を知られてしまえば、また幼少期と同じことになるわけですが、今度はコントロールする気みたいですな。力を知られずに身をひそめるために、10年前「殺人犯」として牢獄へ行くことを選んだのかなと思いました。あと、渚は「殺してなかった」ってのをアッサリ信じ過ぎです。


あらすじ↓(公式)
病におかされ余命わずかな歌手・レイ(平原綾香)。彼女が若い世代から支持されていることを知った榊社会厚生大臣(高畑淳子)は、竜崎(滝沢秀明)に彼女の病気を治すように命じる。次の総裁選を見据えた榊は、若い世代に絶大な人気を持つレイの支持層を取り込もうと画策していたのだ。レイと竜崎は女性初の首相を目指す榊の駒になってしまうのか?

一方沢村(佐々木蔵之介)は碧井(錦戸亮)の力は国家にとって有益なものだとし、反対に自らの力を使って神になろうとしている竜崎は危険な存在だと主張する。碧井に手を組むことを提案した沢村は、手始めに竜崎と碧井の力のことを知っている熊切勝(八乙女光)を殺すよう、碧井に依頼する。

コールセンターの恋人 7話 [日本ドラマ未分類]

悪くはないけど良くもない。批判するほど熱心に見る気にはなれないが、まったりダラダラ見るには最適。
一話完結型なのだが、もうちょっとカタルシスや謎を強めれば、テレ朝お得意の刑事ものなみのものが出来そうなんだけど、ちょっと中途半端な気がしてしまう。
都倉のキャラは一向にお客様窓口として成長しないが、憎めないキャラではある。アオキョウの「何も残さずにひっそりと死にたい」というのも「らしい」。そのくせ、めっちゃ目立つというか独自すぎる性格なところも悪くない。
今回は、メモリーが消えて思い出が録画できなかった!という話を、彼女に振られてショックな都倉とからめて展開。携帯の彼女の動画は消しても心には残しておくという都倉に、「それは永遠に何度も再生するってことだ」なアオキョウ。アオキョウが探してる人への思いは「永遠」っぽいけど、都倉はそれほど彼女が好きだったようには思えないんだが・・・・。


あらすじ↓(公式から)
超高性能デジタルビデオカメラ「思い出残しま専科」が発売になり、南極アイス(名取裕子)は「思い出は金で買える」と強引なセールストークを展開する。だが、恋人の静香(樋場早紀)に振られた渉(小泉孝太郎)は、ショックのあまり仕事に打ち込めない。
 そんな中、この「思い出残しま専科」、撮影したはずの映像が録画されていないというクレームが次々とコールセンターに寄せられる。プライベートでこのビデオカメラを使い、同じトラブルに見舞われたアイスも、賠償金を払えとご立腹。結局、クレームを訴える客に“思い出賠償金”を払うことになってしまう。ところが、割り当てられた予算が少ないため、なるべく賠償金を払わないように応対しろと命令されたコールセンターの面々は、電話をかけてきた客に、あの手この手で辞退を勧めるはめに。
 渉の元にも、とある男性客から電話がかかってきた。電話の目的は、賠償金ではなく、ビデオカメラの返品だという。安請け合いした渉だったが、改めて連絡を取ったところ、電話に出た妻は返品するつもりがないと言う。これは一体どういうことなのか?
 そんな矢先、トラブルの原因が判明した。録画されていなかったという映像は、実はプレシャス・メモリーとして保存され、無事に見られることがわかったのだ。“思い出賠償金”に頭を悩ませていたセンター長の酒巻(松重豊)もホッと胸をなでおろす。
 一方、電話をかけてきた客に会いに行った渉は、電話の主・岡村正彦(保阪尚希)が難病を患っていたことを知る。そこで、渉は、正彦と妻の沙代(井上和香)がこれから生まれてくる子供のためにビデオカメラでメッセージを残すのを手伝うことに。メッセージも無事に録画でき、手術も無事に成功。感激する渉だった。

任侠ヘルパー 7話 [任侠ヘルパー]

シングル介護が追いつめられていく話。

同じ状況で逃げた羽鳥のスキャンダルに胸を痛める涼太が同時進行で描かれる構成になっており、今回も複数のエピソードを重ねる形で奥行きを演出してる。
また、「母を捨てる」という意識に対して、「捨てられた」彦一が対応していく。息詰まるほどの濃厚な親子関係は、彦一が決して得られなかった夢でもある。彦一の夢は夢でしかない。理想の任侠が夢でしかないように。それでも、彦一は彼らに夢を見る。


訪問看護に頼んで出かける初美。母・孝枝は厳しいが生徒には慕われ、校長まで務めた女性。しかし、ヘルパーに敵意をむき出し。晴菜は、態度悪~な彦一をしかりつけながら必死にフォローするが、彦一は「てめえの世話なんかしたくねーよ。嫌ならヘルパー頼むなよ!!」である。
初美に依存しまくってる孝枝。初枝は、もともとの真面目すぎる性格もあって、同級生にも、優しく声をかけてくれる滝本(小市さんなので、ちょっと裏があるんじゃ?と思ってしまう)にも、気後れしてしまう。
でも、初美はとてもやさしい子なのである。母に「おむつを我慢してくれてありがとう」と言えるのである。

そんな初見は、タイヨウに仕出ししてる会社で働いていて、配達にやってくる。しかし、彼女は勤務中も母に呼び出されることが多く、遅れやミスがでてしまう。そのギリギリに、ヤバさを感じる彦一。危機に関する動物の勘は、それなりに修羅場をくぐってる彦一は敏感である。初美に、「あんたのせいで迷惑してる」と苦情を言いつつ、「自殺されちゃ、夢見が悪い。介護が必要なのはあんたに見える」と声をかける。しかし、父の介護をやりきった母を尊敬してる初美は、意地でも一人で面倒をみる気なのである。

初美は、勤務態度のせいで首になってしまう。そんななか、滝本に食事に誘われる。この二人の恋は、ホントにささいなシーンが良いです。電話するとき、ベッドでリラックスして長電話体制になる初美とか、高級そうな店に気後れする初美に合わせてジャケットを脱ぐ滝本など・・・。
が、母から何度も電話があって、心配になって中座してしまう。必死に走って帰ってみたら「リモコンがない・・・」。みつかって「馬鹿みたい」な母に、きれてしまう初美。おもわず包丁を持ち出してしまう。
しかし、初美クビから「ヤバイ」気配を感じた彦一は、麻雀にも行かずに初美宅を訪問。包丁を持った初美と対峙することに。目がほとんど見えない孝枝は事態に気が付いていない。気が付かせたくないから、彦一は声を出さない。素人の女相手じゃ、彦一に勝てるわけはない。しかし、包丁を取ろうとした瞬間、初美は包丁を押し出してしまう。とっさに包丁を手づかみ!の彦一。痛い~。でも、「血」がでることで初美は目が覚めた・・・。それでも、声を出さない彦一。
「親の前で良い子で居たい」気持ちは分かるのである。彦一も、母に極道であることを隠して生きる男だから・・・。しかし、それでダメになることもあるんである。
そして、まだ「自分で介護する」ことに拘る初美に、「しばらくうちでで預かるから。そんなに良い娘で居たいか?自分の人生棒に振るのか?」と言い渡す。ま、孝枝は少し娘と離れる必要があるだろう。

入居してもワガママ三昧な孝枝。面倒なので涼太を差し出す彦一。しかし、元教師の孝枝は「子供」を見ることでシャンとします。嫌われてるから、こんなところに捨てられたと思ってる孝枝に、「先生は嫌い?先生の子供はダメな子なの?」と、母をすてた母をかさねて尋ねる涼太。

そして、「あんたの娘は良い生徒だけど、卒業させないと。いい年して生徒じゃ辛いだろ?」と声をかける。彦一は、どう考えても「ダメ生徒」っつーか、不良だったろう。しかし、教師は悪い子ほどカワイイんである。訪問看護を受け入れて、彦一を指名してくる孝枝さん。きっと、激しく口うるさく、彦一はしつけを受けることになると思う。それは、彦一に引け目のある実母「さくら」にはできない役目なのかもしれない。
少し軟化した孝枝を、並んで見るリコと彦一がなんとなく夫婦のように見えた。この二人は、やはりベースに似通ったものを持っている気がします。

初美は「たまにはふらふらしても」という滝本の言葉に救われる。偶然に見た花火が、疲れ切った彼女の緊張の糸をほどく。

一方で、「母をすてた」羽鳥のことがスキャンダルに。羽鳥は、スキャンダルよりも病気の進行がヤバイ。必死に日々の行動をメモして、記憶をとどめようとする。

あいかわらずニンジン嫌いの彦一さんに、「注目が集まると素性がばれるし、そろそろ潮時だ」という六車君。しかし、彦一は羽鳥スキャンダルに胸を痛める涼太を、大人の話から遠ざけようと無理矢理引きずり出します。彦一が変わってしまたと思う五郎ですが、これまで組のものたちに配っていた優しさが涼太にも向きだしたってだけな気もします。ま、弟分としてまとわりついてた五郎ちゃんは寂しいんだろうけど・・・。寂しい五郎は、彦一の肩を揉んでしまったりして・・・。
彦一さん、涼太にジュースたかってる一方で、「しょぼくれた顔してもかわんねえぞ」なんて優しいことをいい、文句言いつつもジジイの面倒をみる彦一です。この幅が人を引き付けるのか・・・。

彦一さん、今回は120円でジュース買える!なのに出てこなくてガックリ。直後のリコが普通にジュース買ったのを見て二度見したのは面白かった。
涼太はヘルパーとして手伝いだします。彦一とおなじ衣装でも、涼太は可愛くてメッチャ人気者である。確かに、私も涼太>>彦一だな。

涼太は、母の手帳をみて、その緻密なメモから何かを感じ取ります。おばあちゃんが嫌いだった?と聞いてみる涼太。「大好きだったけど、ママは悪い子だったから」と寂しそうな羽鳥。
羽鳥は、母の13回忌に叔母から招待されて出向く。親戚は「捨てたくせに」というが、羽鳥は「オジサンが寝たきりになったら内で面倒見る。料金は勉強します」と言い捨てる。気を張ってないと崩れそうである。
涼太がヘルパーの仕事を手伝うのを見て、「強くなった」と感じる。しかし、病気のことを話すのは躊躇われる。「分からなくなったら」という恐怖。彼女は、その時の「捨てられた」という意識、そして「捨てることになる」と恐怖。
非常に緊密な親子関係が二つ提示され、病気で意思疎通が出来なくなる羽鳥親子。母に心配かけまいと色々なことを隠し溝が出来てしまう初美親子。さらに「長い時」が越えられない壁となってしまった彦一親子。

さて、次回に続く!なパート中で、彦一はじいさんばあさんに誕生日を祝われる。「極道が誕生パーティやってんじゃねー!(一話)からすると、彦一は極道から少し離れてきてしまっている。それを複雑な思いで見る任侠ヘルパーの面々。幹部を争っているハズだが、基本的に彼らは「組」という家族であり、外敵だらけのこの場所では、より強く結束する環境が整えられている。彦一は、タイヨウのことを「家族」と認識して、ヤクザ組といっしょくたに扱っているわけですが、一般社会と極道社会は「混ぜるな危険!!」である。
その問題が、鷲頭登場で次回クローズアップ!!


あらすじ↓(公式から)
翼彦一(草剛)は、美空晴菜(仲里依紗)とともに、長岡孝江(江波杏子)の自宅で訪問介護を行っていた。孝江の娘・初美(西田尚美)の依頼で来たのだが、白内障で視力がきかず気難しい孝江は彦一らの対応が気に入らず文句ばかり。そんな孝江の態度に、彦一も辟易とする。

夜になり、同窓会に出かけていた初美が戻ると、孝江は彦一らに酷い目に遭わされた、とさんざん文句を言う。それを聞いた初美は、もうヘルパーを頼んだりはしない、と約束する。

「タイヨウ」に戻った晴菜は、孝江の件をと和泉零次(山本裕典)に報告。園崎らは、かつて中学の校長をしていたこともありプライドの高い孝江の面倒を、初美がひとりでみていることを憂慮する。そんなところへ、二本橋賢吾(宇梶剛士)が来て、ホールに利用者の家族が来ていると告げる。家族らは、あんな記事が出て大丈夫なのか、と羽鳥晶(夏川結衣)が表紙になっている雑誌を指差す。そこには、晶に母親殺しの過去――認知症の母を捨てて男と逃亡。そのせいで母は死んだ――との衝撃的な記事が書かれていた。この記事が発端となり、ネット上での批判や、フランチャイズの契約解除を希望する声があがるなど、「ハートフルバード」への誹謗、中傷が広がっていく。四方木りこ(黒木メイサ)、鷹山三樹矢(薮宏太)、黒沢五郎(五十嵐隼士)、六車雅人(夕輝壽太)ら“任侠ヘルパー”は、このスキャンダルの余波で自分たちの正体がバレてしまうかもしれないと不安を隠せない。そんな中、涼太(加藤清史郎)が夏休みの間、「タイヨウ」で手伝いをすることになり、健気に働くその姿が利用者の癒し的な存在となっていく。

一方、初美は介護と弁当の配達の仕事をなんとか両立させていたが、それも限界を迎える。初美の部屋に練炭と睡眠薬があったことから、彦一は、ひとりですべてを背負おうとしている初美を心配し声をかけるが、ヘルパーに頼む気はないと拒絶されてしまう。

そんな折、仕事での不手際が続き、初美はクビになってしまう。初美が勤めていた弁当店は「タイヨウ」も利用していた店で、社長(不破万作)から初美を解雇したと聞いた彦一は、複雑な気持ちになる。

その頃、初美は同窓会で再会し連絡をくれた滝本誠一(小市慢太郎)と食事をしていた。思い切って滝本の誘いに応じてみたものの、初美は孝江のことが頭から離れない。実際、食事中も孝江から何度も何度も携帯に着信があった。食事を中座した初美は、急いで自宅へ戻る。息を切らせて家に入り孝江を呼ぶと、孝江は、テレビのリモコンが見当たらないと文句を言う。自分は、たったそれだけのために呼び戻されたのか――ついに、初美の思いが爆発する。見つけたリモコンを孝江に投げつけるが、それでも初美の気持ちは収まらず、台所から包丁を持ち出すと孝江に向かい始める。娘の突然の豹変に、孝江はおびえて床に座ったままなす術がない。

そこへ、彦一が駆け込んできた。初美はとっさに彦一に向かい包丁を構え、気づくと包丁を突き出していた。それを素手で受け止めた彦一は、事態を孝江に気づかれないよう無言のまま、「しゃべるな」とばかりに初美に向かい首を横に振る。切られた右手からは、血が滴り落ちていた。やがて、連絡を受けたりこと晴菜がやってきて、りこは彦一の手当てを、晴菜は孝江の世話をする。初美は自分がしてしまったことを詫びつつも、孝江にはこのことを話さないでほしいと頼む。すると、彦一は、明日から孝江を「タイヨウ」で預かると告げる。初美がそれを拒むと、このまま自分の人生を棒に振るのか、と凄んでみせた。緊張の糸が切れた初美は、孝江と心中することまで考えていたと涙ながらに明かす。

後日、孝江は1週間のショートステイで「タイヨウ」にやってくるが、すべてが気に入らずヘルパーらに当り散らす。それを見た初美は気が気ではないが、手を差し伸べることを彦一に止められる。そんななか、彦一は孝江の部屋に涼太をやる。自分はヘルパーだと名乗る涼太に、孝江は少しずつ心を開いていく。

その頃、初美は職探しを始めるが、孝江の介護のことを話したとたん断られてしまう。さらに、自宅にやってきた滝本を、母親が施設にいるのに自分だけフラフラすることはできないから、と追い返してしまう。

そんななか、孝江の部屋を訪ねた彦一は、あんなに懸命に親の面倒を見る生徒がいて、あんたは立派な先生だ、と声をかける。さらに、40歳を過ぎても生徒のままでは、先生も生徒もたまらないだろう、そろそろ娘を卒業させてやったらどうだ、と言葉を続ける。孝江は、それを静かに聞いていた。その後、孝江はそれまで拒んでいたヘルパーの助けを借りて、食事をとり始める。そんな孝江を、彦一とりこが見ていた。

同じ頃、自分を取り戻そうと決意した初美は、自殺用に持っていた練炭と睡眠薬をゴミ捨て場に捨てる。

1週間の滞在を終えた孝江が自宅に戻り、長岡家ではまた通常通りの生活が始まった。しかし、これからは必要に応じてヘルパーが手伝いに行くことができる。孝江は、その際は、彦一に来てほしいと指名までしてきた。

その日の夜、「ハートフルバード」の片隅で、人目を避けて誰かと電話をする晶の秘書・日野弥生(中別府葵)の姿があった。電話の相手に晶の病名を告げ、「機は熟した」と話す弥生。

その頃、怪しい男たちを乗せた黒塗りの車が「タイヨウ」の前で停まった。男たちは、窓を開け施設をうかがい見ていた。

一方の彦一は、涼太に手を引かれホールにやってくる。そこには、彦一の誕生日を祝おうと、職員たちだけでなく、利用者までが集まっていた。ケーキを差し出され、ローソクを吹き消せ、と迫られる彦一。嫌々ながらも、一息でそれを吹き消し……。

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