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大祚榮(テジョヨン)43-45話 [大祚榮(テジョヨン)]

43話
「安東都護府の牢獄には、親、兄弟がいる。このままでは、我々全てが唐の奴隷となってしまう。正門の前に高句麗の兵が正門を開けるのを待ち、待機している。出て、父母兄弟を助けよう」と民の前で叫ぶテ・ジョヨン。妙に力強くて、民は勇気付けられる。

こうして正門を開けるのに成功するテ・ジョヨン。中募山にいたコム・モジャムもまた、牢獄にいる民を助けよと叫ぶ。安東都護府を制圧したテ・ジョヨンとコム・モジャム。

テ・ジョヨンは、安東都護府に保管されていた高句麗の民20万人の名簿を燃やし、もう、自由だ、逃げろ、民がいる限り高句麗は滅びない、高句麗が再建されるまで生きなくてはいけないと叫んだ。

フクスドルとコルサビウは、新羅の支配が強い漢城のアンスンの処へ行くのにためらいを見せる。しかし、民がいるから戦闘状態の安市城には行けないだろうとジョヨン。

安市城に唐の大軍が押し寄せている。王の姪スジョンは、平壌城を取られるよりも、罪なく死んでいく民のことが一番悔しかった。何もしてあげられない無能な自分が嫌だった。民を生かせば、その子孫が戦う。そうすれば、高句麗はまた建てられるとテ・ジュンサン将軍に言う。その言葉に導かれるように、テ・ジュンサン将軍は、民を連れて逃げた。
しんがりとして残ったコ・サゲ。カッコよかったね。「遼東城をとられた敗残の将軍に、まだ使命があるのは喜ばしいことだ」とか言ってさあ・・・。唐につかまっても「ジュンサンは逃げたのではない!!お前らの得た城は抜けがらだ。」と笑い飛ばす。
正直、韓国ドラマ見てて価値観があまりに違うことでビックリすること多い(それも面白い)けど、こういう万国共通のカッコイイ「将軍」みると、やっぱり盛り上がるな。

意気揚々を入場したソリンギだけど、ジュンサンに「城を一時預ける。」なんて掟が見されて、なんだと???です。平壌の安東都護府をジョヨンが攻め落としたと聞いたイヘゴは興奮。
悩んだソリンギは「この安市城の全指揮権を与え将軍にするから、ジュンサン・ジョヨン親子の首をとってくれ。おれの恨みを晴らせ」とイ・ヘゴに託す。プ・ギウォンとサブクも徹底活用の予定。
安東都護府の監督官にイ・ムンが任命される。ソリンギともめそうです。ナムセンは唐へ戻ることになり、シン・ホンはイ・ヘゴの臣下に鞍替え・・・。

で、ジョヨン達はアンスン達を王として漢城にて建国準備中。でも、コム将軍が勝手に王の擁立に動いたことに対する不満もある燻っている。アンスンの方も、民衆やスギョンの信頼をあつめるジョヨンに不信を表したりして、不安定な感じ。


44話
ポジャン王の甥コ・アンスンが、新羅の後見を得て漢城で新生高句麗国の建国を宣言した。
国政を担う大莫離支にコム・モジャムが就き、陛下に仕え一般行政を行う国司にはテ・ジュンサンがなった。
テ・ジョヨンは兵部大臣として軍務、国防を統括し、コルサビウ、コクスドルは左右の上将軍に就任してテ・ジョヨンの補佐役にまわった。
しかし、新羅は高句麗を属国扱い。ジョヨンは、新羅に頼らずに平壌を得ようと提案するが、「まだ新羅の力が必要だ」というものも多い。

この建国が独立国として脆弱であることを知っているテ・ジョヨンは、コルサビウ、コクスドルに三人が義兄弟の契りを結び、いつまでも高句麗を守っていくことを誓うことを提案、それぞれが掌を切りその血を酒に混ぜ、すすりあった。三国志の世界!っすなあ・・・。

安東都護府では、ソリンギが新羅と高句麗の軍事同盟を知って、対策に追われます。新羅は「流民の自治区だ」という説明をしてるんだけど、後ろ盾になったのはバレバレ。
シン・ホンがイ・ヘゴに献策。「新羅を利用し、ジョヨンを殺す」という。気合だけのイ・ヘゴにシン・ホンがついたの悪いよなあ。シン・ホンも今までは「とりあへず高句麗とジョヨン憎し」ってだけで目的がはっきりしなかったけど、旧主のイ・ヘゴに仕えることになって気合い十分。
「高句麗の後ろ盾じゃないなら、ジョヨンを逮捕せよ」と唐に脅された新羅は、同盟の使者としてジョヨンを呼び出します。フクスドル、コルサビウ、チョリンが同行。
イ・ヘゴ、チョリンがジョヨンと居るのを見てショーック。冷静でいられるかなあ??
さて、新羅のムンム王の前に出たジョヨン「あなたは偽物だ」と・・・???


45話 目の前の新羅ムンム王に向かって、テ・ジョヨンは「高句麗を倒し、民族の統一を成した、英雄・新羅王はどこにもいない。自分を殺し新生高句麗を滅ぼしたあと、唐は次に新羅を征するだろう、それよりは現在の高句麗と軍事同盟を結ぶべき」と説得する。
ジョヨンの言葉には、ムンム王が感じていた思いが全て入っていた。
テ・ジョヨンは軟禁状態は変わらないが、丁重に客宮に移された。

一方、チョリンに「部族に帰ろう」と言いに来たイ・ヘゴに、私はジョヨンのものだ部族を捨てられるほどにジョヨンを愛してる。と髪を切り落とす。自殺すらいとわぬチョリンを止めて「ジョヨンを殺してお前を取り返す」とイ・ヘゴ・・・。チョリンのことになると頭に血が上っちゃうのねえ。
客宮に移されたジョヨンに再会したチョリンは、自分の居場所はここテ・ジョヨンの側だとその胸にすがりついた。

コム・モジャムはジョヨン救出に向かおうとするが、新羅とのパイプが強く、最初からジョヨン暗殺を知っていたアンスン王に止められてしまう。「コム将軍が傍にいないと怖いよ~」ってこの王ではだめだ。コム・モジャムは、命令を振り切っても行くと使節団を作った。しかし、アンスン使えね~。ひたすらにジョヨンの無事を祈るスギョンを女王にした方が、あまだ余計なことをしないし、民の信望を集められて良かったかもな・・・。

新羅にソ・リンギ到着。ジョヨンの身柄引き渡しを要求。ジョヨンは、将軍を人質にとってムンム王との一対一の面談を要求。ジョヨンは、ムンム王の半島統一の夢ろ唐への不信を上手く刺激。「国が滅びても民を唐に奪われるな」という信念を語るジョヨン。ムンム王は「唐軍と手を切る」という決断を・・・。スゲー説得力あるジョヨンも、受けるムンム王の決断力もすげーっすね。

高句麗に戻ったジョヨン。しかし、新羅に裏切られたソリンギは、怒り狂って大軍を準備。うーん、高句麗危うし。

ところで、ミモサが久々に登場。状況の解説役になってくれてます。高句麗・新羅・百済・唐などが絡み合う複雑な関係を見守っている。

スマイル 8話 [日本ドラマ未分類]

突っ込みどころ満載っすねえ・・・。作りが甘過ぎて、問題提起にすらなってないような・・・。

林が死亡。うっかり助かってるって展開もあるかなと思ったけど、すんなり死亡という形に・・・。それも明らかに殺意があっての銃殺。追い込まれてたとはいえ、その状況は「僕は信じてもらえない」という意識があって、派出所襲撃のあとにいいなりになった結果なわけで・・・。
ビドの抱える弱さや醜さを書くつもりで脚本が構成されているなら良いんですけど、「ホントはいい子なのに。人を信じてる子なのに。明るい笑顔の前向きな子なのに」ってのが、言葉で直接的に何度も何度も語られてきてるので、脚本家の意図はそこにないんだろうなあ。エピソードでは、「前向きになる」と口で言うばかりで、あんまり具体的じゃないし・・・。上手く実行できないことで、ビドがもっと自省したりもだえたりしてくれればよいんだけど、割とあっさりしてるし・・・。
で、さらに公共交通機関を使っての逃避行・・・。少しは隠れようとしなくていいのか~って感じ。これじゃ花も犯罪者になっちゃうし・・・。
伊東に電話して、「迷惑掛けてごめんなさい」ってだったら逃げるなよ・・・。
花は「守ってくれたんだ」とか脳内お花畑なこと言ってるけど、花がやばいってのにプラス「フィリピン野郎」がなかったら、殺さなかったように思う描写だったけど・・・。ビドも「一緒にいてくれてありがとう」とか言ってるけど、状況の激しさに比べてビドが孤独をかみしめるシーンがキッチリ書かれていないので、言葉が軽いんだよなあ・・・。

富士山だけはきれいでしたね~。やっぱ富士山って見れるとうれしくなるものだ。このあたり、ビドは外国人ではなく日本人なんだってのを強調するのに使えばよかったのにね。もったいない。
で、「自首して罪を償ってくる」とか言ってるけど、すでに自首じゃないんだけど・・・。脚本家がミスってるよなあ・・・。
で、旅館なんかにふらふら行くなよ・・・。罪を犯したって意識がないとしか思えないし、警察みたら逃げるって、それは自首するつもりないってことだろ~。機動隊到着早すぎ&なぜか立てこもり犯は笑った。それに、あの状況で突入するか?アリエンだろう~。だからって、猛抵抗するビドも可笑しいし・・・。伊東や花がビドを庇おうとするならともかくさあ・・・。

で、逮捕直後~裁判開始までの3カ月。自分が人を殺したという意識や、裁判に対する不安など、一番ビドが精神的に揺れたであろう期間をすっ飛ばしたのはもったいないなあ。あとから描写されるのかもしれないけどさあ・・・。

で、伊東が「好きだったけど、在日コリアンだったから結婚できなかった」という話をします。これは、一応は差別というよりも「違う文化背景を持った人の接触」だよね。伊東の家族の方も、日本人との結婚は望んでない。伊東は、やはり「異質な存在」と認識されることが苦しくて、日本人になりたいという気持ちがある。アイデンティティの揺らぎは、単純に差別がどうこうという問題じゃないんだよねえ。
海外には、移民として生きる人々の故郷と移民先に対する複雑に絡み合った秀作が沢山あります。客観的には「差別」と言えないようなことでも、当事者が感じる疎外感そのものはリアルに描かれて胸に迫るものもあるし、誰もが経験する孤独が「移民である」ということに簡単に結びつくことで感情として固定化される不幸な経緯なども、なかなかドラマとしては深いものがあります。
でも、この脚本じゃなあ・・・。流石の中井貴一も、この唐突な語りだけではキッツイだろうねえ。
あと、花はともかく、ビドが「運命を受け入れて笑顔で乗り越えてる」とはとてもじゃないけど思えないんだけど・・・。夢を持ってるとかいうのも、如何にも付け焼刃っぽいしさあ・・・。「俺の選択だ。俺の人生を肯定して生きないと」という言葉は、「選んだ道だ。差別だ、不遇だと言う気はない」って感じでつながるセリフだと思うんだけどなあ。そこに複雑な感情があるのはあたりまえだけど、それは「不遇だと訴えても仕方ない。だけど・・・」という流れで示された方が良いような・・・。やっぱり脚本家がテーマについて突っ込んで考えてないんだろうなあ・・・。

で、裁判員制度・・・。うーん。キャラクタがバラバラで多彩ではありますが・・・。なんかなあ。

僕は君にほれた 145・146話 [僕は君にほれた]

KBSWORLDの放送が見れませんでした~。VODと台本の自動翻訳で見たのをベースにレビューします。あとでKBSWORLDの放送見て書き換えるかも・・・。
再放送で見たので、全面的に改訂しました。
長いので、各話の先頭へのリンク↓
145話
146話
追記でジウォンとウジンの和解の問題について、軽く考察しました。

ミンソンが渡米の意思をウジンに伝えます。こんなに悲壮な覚悟をして、少しでも母親や家族の負担を減らそうとしているミンソン。
彼女、自分を責めてしまってるんだよねえ。ミンソンの何が間違ってるか?って気がするんだけど・・・。恋人が居る人を好きになったこと?ミンソンは、ウジンが嫌がるのを無理に誘ったりしてないんだけどなあ。

で、ウジンまでが責めるんだもん。ウジンが言うような「ミンソンの幸せは?」という問いかけは、何度もされてるのよ。それでも母親は「我慢してくれ」という。ミンソンの苦しみを理解してないなら、分かってくれと訴えることもできるんだけどねえ。
ジウォンにいたっては「ミンソンの不幸が私の幸せ」と露骨な態度をとっている。ドジンと幸せになるのすら「見たくないから海外に行かせて」とかいうジウォン。ミンソン父だけじゃなくて、もう一人異常な人格を持ったジウォンが加わったことで、ミンソンの家はもう駄目なんだよね。
ウジンと顔を合わせてるのが辛いとか、そういう甘っちょろいことで決定をしてるわけじゃないんだよなあ・・・。あの抱きついた時が、ウジンにとっての最後のチャンスだったのに、ウジンは、状況を知らなさすぎなんだよ・・・。言わないミンソンも悪い。
「家族ですら愛せないというのが私だ。そんな私をあなたが愛してくれるとどうして信じられるのか?あなたが心変わりするのを見たのに」っていうミンソンの気持はわからなくはないんだよなあ。ウジンにしてみれば、僕が家族になって君を愛するから、それを信じてくれ~って言ってるつもりなんだろうけどさあ。「愛してるんだ」ってことを上手く伝えられてないと思うなあ。離れていきそうなミンソンに対して「愛してくれ」とは言ってるんだけど、「愛してるよ」ってのは上手く言えてないように思います。ウジンは不器用だし、本気で捨てられる不安に捕らわれちゃってるから、仕方ないんだけど・・・。

正直、家族みんなに機嫌を取られてるジウォンに、むっちゃ腹が立つ。私は、ココロの狭い女なので・・・。結局は、実家の家族も、ミンソもミンソンも、ジウォンの望むどうりにしてやるんだもんなあ。あんたは甘やかされすぎだろ~。結局、切れたもの勝ちってことになってるじゃん・・・。「ホントは悪い子じゃない。辛くてああなだけ」っていうけど、ウジンに女神さま扱いされてた時も、ミンソと天秤にかけたり、浮気したり、ミンソンやヒョジンに攻撃的にふるまったりしてたのを、視聴者は知ってるからね。ジウォンの身うちは知らないけどさ・・・。
このドラマ、ジウォンに関しては「視聴者だけが知っているあくどいところ」が多く、ミンソンについては「視聴者だけが知っている健気なところ」が多すぎですよね。
今まで、ジウォンが事実を微妙に捻じ曲げて記憶して喋りまくってるのを見せられたから、ジウォン自身がかたる「辛い過去」までも、「ホントかよ。ウソだろ」としか思えないしなあ・・・。どうしてもジウォンに同情しにくい作りになってる気がします・・・。

ワガママし放題のジウォンに対して、たった一つ望んだことですら、家族に受け入れられないミンソン。ミンソンが辛いと分かっていて、見ているだけの家族。尽くして、尽くして、それでも非難されるミンソン。最後にはウジンと上手くいくんだろうけど、それでもミンソンの払う犠牲が大きすぎる。


145話
ウジンとミンソ。ウジンは「ジウォンさん、僕に怒ってる。出会ったころも僕を誤解してました。変態とよんだり、ぷー太郎と言ったり。」ミンソは「博士と知ったら、態度が変わりました?」とからかう。ウジンは「僕は分からないです。僕は最初から彼女が好きでした。全てがよく見えた。初恋だったから。聞き辛いですか?」と話を続けます。
ウジンが性的な接触が多くて、色ボケしてただけってのが強調されるような、序盤のシーンが挿入されます。ジウォンが、フェロモン撒き散らしてるから惚れたんだよなあ。だから、ジウォンがどんな人間かとかジウォンが傷つくかどうかなんて、気にもしなかったんだな。今でも、そういうジウォンを好ましく思うところは、やっぱりウジンも男だねえ。
「住む世界が違うことを知っていてジウォンさんは合わせてくれました(手ごろな結婚相手だったからなんだけどね・・・)。でも、私は違いを悟った瞬間に別れました。ジウォンさんを傷つけると考えられなかった。彼女が欺いた。裏切った、私が傷ついたし、痛い。私が・・・。傷ついてるのは自分だけだと考えて、自己中心的だった。それで、謝らなきゃいけないと思いました。私に腹が立って、他の人まで苦しめてる。ジウォンさんは、悪い人ではないです」ウジンにとっては、完全に過去で、良い思い出なんだね。ホントに埋葬された気持ちって感じでした。

ウジン、君は人が良すぎっていうか、男だねえ。別れても、過去を美化したいんだなあ。あなたは、ジウォンに傷つけられて、誰かほかの人を傷つけましたか?傷つけないでしょう?ミンソンにやった数々の悪行を具体的に知ってしまったら、それでも許せるのか?と思うよ。ジウォンがミンソンに何かしたらしいってだけで、ウジンは完全に戦闘モードに入ってたし・・・。 ウジンはジウォンと違いすぎるから、彼女の深い闇をはっきりとは認識できないんだろうなあ。ミンソの方が、ジウォンの悪いところにも共感できるし理解できてると思う。 謝罪については、別れた時も、結婚式前日の120話でも、理解できなくてごめんってウジンは謝ってた。ジウォンも納得してるはずなんだよね。恋愛だから、上手くいかなくなることはあるし、それを責めても仕方ないよ。もう一度同じ状況になっても、ウジンはジウォンと別れるだろうし、ミンソンと交際したと思う。 ミンソンがミンソに言ったことあるけど、「自分が大事にしなかった関係(ミンソの場合は結婚)が壊れたからって、大騒ぎするな。大事じゃないものなんだから、失ったことで傷つくな」って思うなあ。144話でも「好きだったのなら、どうして二股を?過ちをしたのはあなたなのに、どうして他人が罰を受けるのですか?」とミンソンはジウォンに聞いてたよね。ウジンはミンソンを、ジウォンはミンソが気になってて、相手をそれほど大事にしてないでしょ?だから壊れたんだし、大騒ぎするほどのことか?って気がするよ。原因は両方にあって、だからウジンは苦しみながらも受け入れてるじゃん? どんなに上手くやっても、人が別れるときは傷がつくものだ。過去の小さな傷を大げさに騒ぎ立てて八つ当たりしてるだけなんだから、あんまりマジに「傷つけてしまった」と捉える必要ないんじゃないか?(中学時代のかつらの先生をからかった時と同じで、ウジンがマジになればなるほど、引っ込みつかなくなる気も・・・・) 僕に腹が立って他の人まで苦しめてるっていうのも、ちょっと違う。ウジンに腹が立ってミンソンを苦しめてるってのは正解。でも、ミンソとトラブル→ウジン&ミンソン攻撃という事の経緯をしっている視聴者からしたら、「ミンソとの勝負に負けて腹が立って、ウジンやミンソンを苦しめてる」なんだよな~って、おしえてあげたくなりますね。 ジウォンの一番の問題は「家庭問題」で、家族になったミンソンはそれに巻き込まれてるんだよなあ。でも、ウジンは家庭の事情がは分からないし、家族じゃないからどうしようもない。ウジンがジウォンに出来ることは、過去の小さな傷をなんとかすることしかない。 ジウォンが傷ついてるという事実がある以上、誰が悪いのかってのは議論してもしょうがないことなのかもね。傷ついている人を癒したいと黙って自分を犠牲にするミンソン。自分の小さな過ちを謝罪するミンソン。ウジンもただ謝罪する。やっぱり、似たもの同士なんだよねえ。

ミンソは「理解できるでしょう?妻関係のあった男を、家族として受け入れられないです」と言い出す。ウジンは「それでも、諦めません」とハッキリ。ミンソも笑って「ファイト」だと??ウジンもミンソも事態が切迫してることを理解してないんだよなあ。
ミンソは、ウジンは良い人すぎてジウォンを理解できないって分かってる。ウジンが凄く純粋にミンソンを思い続けていることや、ウジンの純粋さはミンソンの馬鹿みたいに真っすぐで不器用な性格に似ていることも理解している。それでも、ウジンの純粋さを好ましくうらやましく感じるし、自分と同じようにジウォンも思ったのだろうと感じるから、ウジンを受け入れられない。

酔って帰ってきたミンソは、「愛する妹」なんてミンソンを呼んで、気持悪がられながら、水をもらいます。ミンソはミンソなりに妹を可愛く思ってるし、妹が傷ついていることも理解してる。でも、この人は何もしない兄なんだよね。「友達のカン博士と飲んだよ~」なんていうミンソに、一同???アボジにばれたら??なヒョンジャさん。ミンソは「友達いないからね~」なんてあっさりしてる。

アボジがちょっと暗いので心配なドダム。ウジンもウジョンも「お父さん、ごめんなさい・・・」です。ドダムは「ホント、恋愛はしてもしなくても心配のたねだね。結婚相手ができるといいねってママに行ったのに、相手が出来たら心配の種だ」と大人なことを・・・。
アボジは「彼女の家族に門前払いを食っても主張を貫き通すの?そんな酷い扱いは親として黙ってられん。最近、母さんを良く思いだすよ」とウジンに。ウジンは「ごめんなさい・・・」です。

ダイヤの指輪で懐柔されたと聞いて「お母さんが変わらなきゃ。お父さんのいいなり」と室長はミンソンに話す。でも、「何があっても、同情して、理解して、それが母の愛なんです」とミンソンは諦めてる。室長は「兄さんとカン博士がお酒を飲んだり、良い兆候じゃないか」と言うけれど、ミンソンは決断を下しちゃったからなあ。お母さんが殴られるのが嫌なばっかりに・・・。
科長も「兄さんと仲良くなって、可能性が出てきたんじゃないの?」とウジンを励まし中。ウジンが「アボジが心配してる」って凹んでると、「お父さんが反対なのは仕方ない!!大事に育てた息子が嫌がれると考えたら、俺だって血の涙が出るよ」とスッカリ親モードの科長がかわええ。

科長宅に呼ばれた、ウジンとミンソン。久々に並んで座ってるのを見ると和むよ・・・。
室長が病院に行ったと聞いて、二人して心配しまくる。科長が「心臓が三つある」とかいうから、またまた二人して「ええ??どうして?なんで?」と大騒ぎ。鈍感な二人にあきれて、科長が「妊娠したの」と説明。???となって、双子なんですか?となって、二人して大喜び。ホント、君たちは息がぴったりすぎです。似合ってるなあ。

チョ博士も話があるんでしょ?と言われたミンソン。ウジンの顔を見られない。「結婚して、サンフランシスコに行くことにしました。」と宣言。ビックリの一同に「知ってたハズ」なミンソン。室長が「それはお父さんの意見でしょう?」っていうけど、ミンソンは「決めました。生ハム研究が、最後の研究です」と・・・。ウジンの「チョ博士・・・」って言葉にこたえられないミンソン
ミンソンは淡々とした顔してるけど、絶対に平気じゃないんだよね。この決断の陰に隠れている、チョ家の大きな問題をウジンに気がついてほしいなあ・・・。ミンソンは、家の事情を語る気もないし、ウジンに何とかしてほしいなんて思ってないだろうけど、気がつかないまま逃してしまったら、ウジンが後悔することになると思う。 あと、ミンソンの「知ってたハズ」は、ウジンに対して「あなたは本気で止める気はないと分かった」という気持ちが滲んでる気がします。確かに、急いで止めなきゃならない事態なのに、目の前で見合い相手と去るのを見てるだけだもん。あれじゃ「別れることに同意した」と思われても仕方ないわ。

フィリップに迫られてるウジョン。それを見たアボジはビックリ。フィリップはものおじしないでアボジにも挨拶。ウジョンは、フィリップに家に来るなと怒るけど、勝手に抱きついたりする。ウジョンはチャンと婚約してるっていうけど、「関係ない」だって・・・。ジフンにも屈託なく話しかけて、「彼女が好きなんです」と自己紹介。
ウジョンは、アボジに「外国育ちで遠慮のない子で」と説明するけど、アボジは「大事なのは信頼。ジフン君の女性問題や、ジウォンさんの浮気を怒ったよね?相手の過ちは許せなくて、自分のことには寛大なのは良くないよ」と諭します。すぐに分かって「ごめんなさい」なウジョンは良い子。アボジやジウォンの視点ではそうだけど、ジウォンがコソコソと裏をかくようなことしてたのを知ってる視聴者としては、「ジウォンは怒られて当たり前」としか思えないんだけどね・・・。
ウジョンは、すぐにジフンを気遣うんだけどジフンは腰が引けてる。合格したことも言いません。

ジフンの合格は、家族とピアノ先生が訪ねてくれて、お祝を言ってくれる。
ピアノ先生は「ジウォンがああなのは親のせいじゃないです。ジフン君は立派に良い人になったでしょう?」とか励ましてる。ジフンの更生は、ウジョンとアボジとウジョンの叔母さんのおかげだけどなあ。ジウォンも、結局はヒョンジャさんが教育することになるんだし・・・。ピアノ先生は色々あって変わっただけで、もともと悪意のある子じゃない。ジウォンを咎めたり、非難しないで、優しくしてあげるのが作戦です」と提案。
いやいや、ドラマが始まった時点からずっと、ジウォンは自分を甘やかさない人(普通に接してるだけの人も)=悪人認定して、悪意で攻撃しまくってましたよ?ピアノ先生がめっちゃ甘やかしてた間も男をだましてたし、ウジンに優しくされてた時も上手いことやろうとしてウジンもミンソ父も騙したし、ミンソが甘やかした時も陰で暗躍しまくりだったでしょ?甘やかすと付けあがる→付けあがりすぎて怒られる・拒絶される→怒られたのが理不尽だと大暴れってのがジウォンの行動パターンだよね。これは「悪い子じゃない」っていうのは、やっぱり韓国ドラマだよなあ。日本ドラマではアリエンわ。まあ、とりあへず甘やかす処に戻って、話を聞いてもらえる状態にするしかないってのはあるんだろうけど・・・。 優しく、でも理屈で説明して「人を支配しようとするのは間違っている。あなたは浅はかすぎる」と諭すのが必要なんじゃないかな・・・。ヒョンジャさんのやってる、手をかけて面倒をみつつ、言うことは言うってのが、ジウォンの教育上は良いんだろうな・・・。やっぱ、ジウォンはプチ・ミンソ父なんだよねえ。ミンソ父との30年で、ヒョンジャなりに扱いを学習してるのかもなあ。

ジウォンとミンソは、ジウォン実家に。ジウォン家族は「ジウォン持ち上げ作戦」開始。

ミンソ父はヒョンジャに「痛い?私も痛い。どうして、私を怒らせるの?」と質問。ダイヤの指輪を贈って謝罪。ヒョンジャさん、「指輪は良いから、ミンソンを外国にやらないで」って言うことはできませんか?今ならアボジも反省してると思うんだけど・・・。
ジウォンは、ヒョンジャの指輪をみてビックリして大騒ぎ。でも、ミンソンは「オンマ、それが似合うと思ってる?騙されないで、パパ、今度あんなことしたら、警察に届けます」と反発します。そうだよねえ・・・。指輪は愛情表現なんだろうけど、そんなことよりも暴力が酷いって・・・。
ただ、「痛いなら痛いと言ってよママ」ってのは、そのままミンソンにもいることで、「苦しいなら苦しいと言ってくれよ、ミンソン~」って思うなあ。



146話
ミンソンが、結婚してサンフランシスコに行くと言い出す。ウジン、何も言えません。そして、半泣きで立ちあがって行ってしまいます。室長が追いかけた。

科長が「かなり失望したぞ。胸が痛くて言葉も出てこない。考え直せ。簡単に逃げ出すな。公務員として、博士として、お前には社会的責任がある。それに、ミギョンにも俺にも、お前は大事な人だ。お前を愛して必要としてる人の身にもなってくれ。あっけなく私達を見捨てて、逃げたりするな。私の双子が生まれる時、お前が一番にミギョンの手をにぎってお祝いしてほしい。」泣けるよねえ。科長との師弟愛。
でも、残るのであれば、父や兄を見捨てて逃げない限り、母が殴られ続けるんだよなあ・・・。ミンソンがウジンのゆっくりペースを待てないのも、待ってる間に被害が続くってのがあるわけで・・・。これが問題として重過ぎる。幼少期から植えつけられた暴力への恐怖心ってのは大きいだろうしなあ。ミンソンが兄に殴られた恐怖から脱することが出来ないのも、もともと暴力が常態化していることが影響してるんだろうし・・・。

さて、逃げ出したウジンは、室長が話してます。室長「蝶のように飛んで、ハチのように刺す?まだ、青虫だね。ごめんと謝ってる場合じゃない。謝りの手紙書いたり、承諾するまで訪問するんじゃダメ。お父さんに、ミンソンと寝たと言いなさい。殴られて死ぬかもしれないけど、やってみて。それでもダメなら、見合い相手に言って。どうしてダメなの?簡単に行かせないで。あなたが引き留めて。あなたが勇気ないせいで、私達までミンソンを失わなきゃならないの?責任を負いなさい」と怒ってる。ホントに、ウジン、勇気を出してくれ~。

科長がミンソンを連れて来たので、ウジンと二人で話し合い。ウジンはイライラして落ち着かない。
ウジン「逃げないと言ったじゃないですか?もう二度と。これが逃げないってこと?この程度?」と責めてしまう。ミンソンは「私はあなたが傷つくかと・・・」と説明しかかるけど、ウジンは言わせません。まあ、ウジンが傷つくってのは理由としては一番ではないもんなあ・・・。
「やめろ。言い訳はすべて捨てて。家族、両親、誰かを自分が傷つけるからだとか、誰かが大変だ。こんな言い訳は捨てて。そんなもの言い訳で嘘じゃないか。傷つけたくないんじゃなく、傷つくのが怖いんです。」ミンソンは「私の何が分かるの?」です。ウジンは「自分の方こそ。誰だって傷ついてる。いつまで、恐れの中で震えながら過ごすの?いつまで他人を思ってるふりをしながら、自分のことばかり考えて守るの?」と、結構厳しいことを言います。ミンソンは、怒られて言葉も出ません。
ウジンは、「僕だって家族に反対されて辛い。君を失う僕の辛さを理解してくれ。君だけが傷ついてるんじゃない。みんな傷ついたり、傷つけたりしながらも幸せになろうとしてる。怖がらなくても大丈夫だ」って言いたいんだろうけどなあ。 傷つくのが怖いのも本当だろう。期待して裏切られるのは嫌だから、ウジンとの未来を考えたくない。ミンソンは「ジウォンのことを諦めたウジン」を見ちゃってるから、ウジンが傷ついて諦めちゃうって思う理由がある。ウジンにとって、ジウォンとミンソンはまったく違う存在なんだけど・・・。 ミンソンにしたら「私もあなたを失うことで傷つきながら、家族と幸せになりたいんだ」って意識もあるんだろうし・・・。 そして、「誰かが傷つくのが怖いから、自分が傷つく道を選ぶ。自分は痛くない。痛くないなら、それは傷じゃない」ってのもウソじゃない。ウジンにはそんな選択するミンソンが理解できないみたいだけど、ミンソンはそういう子でしょ?片思いが辛いでしょう?とウジンが訪ねた時、ウジンを傷つけないために「痛くないから、それは傷じゃない。傷ついてないですよ」と笑ったミンソンを思いだしてくれよ。
「一体何が恐ろしいですか?お父さん?ママ?お兄さん?ジウォンさん?そんなものが怖いですか?恐ろしい?笑わせる。争って勝つ自信がないんです。自信がないから、またうずくまって隠れて、全ての傷を背負った被害者ぶって、すぐ逃げ込みたがる。それが楽だから。」とガンガン攻めます。
ミンソンが「どうして、そんなこと言うの?お願いだから、辞めてください」と泣きそう。ウジンは「馬鹿なの?君が不幸だと、家族たちが幸せになるの?」と怒ってる。ミンソンは「だったらどうしろと言うの?」だよなあ。
ウジンは「逃げずに争って勝ちましょう」って言うけど、ミンソンは去ろうとする。ウジンが腕を乱暴に掴んで「お願いだから家族から逃げないで。堂々と、幸せになりたいと言いましょう。私の幸せが家族の幸せだと言いましょう。お願いだから、力を出して。僕と力を合わせて立ち向かおう」

うーん。ウジンは、ミンソンの家のDV見てないからなあ・・・。家族が怖いってのが、ウジンには実感としてナイだろうし、ミンソンには「家族は怖いもの。自分を傷つけようとするもの」ってすりこみがあるから・・・。 ミンソンなりに「幸せになりたい」と主張して、それでも「我慢してくれ」と言われてるんだよ~。ウジンの知らないところで、ミンソンは一人で争ってきたんだよ・・・。ウジンが「味方になってくれる。ミンソンを力づけてくれる」と期待してる母親が、一番ミンソンの力をそいじゃってるんだよなあ。 最初は反抗してたミンソンが、結局は諦めたのって、やっぱり暴力への恐怖が根底にあるんだよね。暴力の理由に納得してしまったから、反発することも出来なくなって、その恐怖を運命としてうけいれちゃったんだよなあ。母親が受ける暴力が、凄い心の傷になってしまってるような・・・。 ミンソン自身が107話で「私は悪い言葉に慣れているから、悪い言葉を信じるのが楽なんです。」と語っていて、彼女にとっては希望を持つことよりも、苦痛に従うことが当たり前で楽なんだとは思う。ウジンは「みんな傷ついてる」っていうけど、やっぱりミンソンの受けてきた苦痛っていうのは異常なものだと思う。ミンソンに対しては「みんな君と同じように傷ついてる」って言い方すると、「だから私も傷つく道を選ぶのは当たり前のことでしょ?」ってなってしまうような・・・。「君の受けてる苦痛は異常なものだから認めちゃだめだ。頑張って抵抗しないと」って言ってあげないとだめだと思うなあ。 ミンソンは、隠れて何もしないんじゃなくて、母親を守るために勇敢に戦ってもいると思う。ただ、ミンソンの選んだ戦場は「家族」であって、「ウジンと自分の結婚」の方は、戦略的撤退しちゃったんだよね。 ウジンにとっての戦場は「二人の結婚」しかない。ウジンが見ているのは、愛するミンソンだけなんだよね。ミンソンが傷つく、ミンソンが苦しんでるってことばかりが見えている。「他人を大事にする前に、まずは自分を大事にしてくれよ~」ってのがウジンの言い分。ミンソンが戦ってる家族の戦争が見えてないから、「なんで戦わないんだ」ってなるんだろうなあ。 ミンソンが何とかしたいと思っているのは、愛情を信じられない家族たち(根本原因)。「家族が幸せじゃないと、私も幸せじゃない」とミンソンは主張してる。見てるものが違うから、話が食い違うんだよね。ウジン、実情を知ったら、すごーく後悔することになると思う。 ウジンも、ミンソンを責めないで、ゆっくり時間をかけて事情を聞いてあげないと・・・。渡米とか言われて、頭に血が昇ってるんだろうけど。

ミンソンは「あなたの世界には、正しくて、賢い人だけがいる。不当で、理解できなくて、理不尽な人はあなたの世界には存在しない。そんな世界に生まれて育った人は私や、私たちのような人は理解できない。理解してくれる必要ないです。だから、放っておいて」と言い捨てて去る。

ウジン、また責めてしまって、ミンソンが切れちゃったよ。この失敗、何度目だよ・・・。ミンソンは「ウジンは理解してくれてる」ってのが支えだったんだろうに、完全にウジンとの窓口を閉じてしまいました。ウジンのように家族に優しくしたいって感じでスタートしてるから、ウジンはなんだかんだ言って理解はしてくれると思ってたんだよなあ。 ウジンは、「自信を持って。勇気を出して。一緒に挑戦してみましょう」とずっと言ってきた。でも、別れはミンソンが「勇気を出して家族を信頼してみよう」として、挑戦し始めたこと。信頼してるなら「私の希望を聞いてほしい」となるべきなんだけど、ミンソンは「信じているから家族に従う。そうすれば幸せになれる」という母の方法論をとってしまってるんだよね・・・。「堂々と生きること=傷を恐れないこと=傷つく道を選ぶこと」になってしまってる。その辺の矛盾を丁寧についていけば、ミンソンは頭は悪くない人なので、自分の問題点を理屈で理解できると思う。 ミンソンは、感情では「こんなに辛いのは間違ってるからでは?」と思いつつ感情に目をそらしてる。自分の構築したロジックにハマってしまって方向変換できなくなってるように見える。かなり限界っぽいなあ。でも、ミンソンの構築した「家族のためにウジンを諦める」という理屈の土台が、大本の価値観を支えるウジンの批判によってかなり揺らいでいるのは確かです。 ミンソンは、自分の傷には痛みを感じなくなってるほどに傷ついてるんですよね。それで他人の痛みばかりを感じている。その繊細さや優しさが好きだし、ミンソンを大事にして来たウジン。 ミンソンが、自分の傷から目をそらそうとするとき、「こんなに怪我してるじゃないか」って怒ったり心配して、怪我を治そうというウジン。ウジンだって怖いし暗い経験はしてるけど、彼は「けがは治療できるし」と信じてる。それも、ソロソロ限界なのかなあ。ミンソンの気持ちを信じ切れなくなってきてるような。今回の衝突で、「私とあなたは違う」という、自分がジウォンと別れたのと同じ理由を持ち出されちゃったしなあ・・・。 ウジンの意識では、反対される原因は自分とジウォンの交際だから自責感もあるだろうし、ミンソンが置かれてる立場を知らなさすぎるし・・・。難しい。 正直、室長がいってるみたいに。ウジンが無理矢理でもミンソンを引っ張って家に行って「彼女が幸せになることが皆の幸せじゃないのか?」ってぶちまけて、「彼女と独立します。好きでもない男と結婚させて海外に行かせるんだから、海外に行ったと思って彼女のことは放っておいて。もう傷つけるな」ってやれば良い気もするんだよなあ。でも、ウジンはミンソンに自分で選んで、ミンソンに自分を肯定してほしいし、一緒に立ち向かいたいってのに拘ってるのかなあ。
ミンソンはボロボロで帰宅。ウジンもガックリして帰宅して、アボジに迎えられて、口だけで無理して笑い、アボジに抱きしめられる。
もう、この二人のボロボロぶりが酷くて、能天気に甘やかされるジウォンに同情できないんだよ。
ドクペさんはジウォンと一緒に料理。皆でジウォンを持ち上げまくり。あっという間に、傲慢になり、ジフンを見下すジウォン。いいのかな~。この持ち上げ作戦。ま、表向き譲ってやって、肝心な処はミンソが上手く誘導すれば良いのかもな。悪賢いけど馬鹿なんだから、ミンソのが上手だろうし・・・。
しかし、ミンソさん、ジウォン持ち上げも良いけど、あんたの妹の受けてる迫害がもっとも異常だって気がついてくれよ・・・。他人をいじめて発散してきた妻ジウォンよりも、自分をいじめて苦しんでる妹ミンソンのほうが重傷でしょ・・・。

ジフンとウジョンは、ジウォン夫婦と飲み。ジウォン、持ち上げ作戦は、ちゃくちゃくと進んでます。ウジョンはウジンと違ってズケズケいうし強い性格の子。「お兄さんと違うんだな~」とジウォン以外の3人がウジンの話で盛り上がっただけで拗ねるジウォン。ま、持ち上げればすぐにご機嫌。ホントに「雀の脳」だよなあ。そこが可愛いと言えば可愛いんだから、素直に馬鹿に徹して、ズル賢くしないでくれ・・・。「私は一人ぼっち」とかいう歌を歌ってたけど、あんたは周囲に甘やかされすぎ。
飲んでカラオケやって、楽しんで帰ってきたミンソとジウォン。酔ったジウォンは、ウジンの手紙を取り出して、「読んで」とミンソに。大騒ぎして、破った手紙をくっつけて読みます。
「ジウォンさん。ジウォンさんは何も悪くない。親思いなだけ。僕ならあそこまで出来ない。道徳を振りかざして非難した僕を許してほしい。ジウォンさんは暖かい人です。分かっていたけど、君を責めた。ごめんなさい。だから、僕のことで誰も恨まないで。君の周りにいる他の誰に対しても。ジウォンさんを大事にして、愛する人まで苦しめないで。ごめんなさい。それをいいたかったです。ごめんなさい・・・」ごめんなさいって何度も書いてあって、最後に「幸せを祈ってる」という手紙。
似たような話は120話でもやってて、今更って気もするんだよねえ。一度では納得できなかったんだろうから、納得できるまで何度も話すっていうのは、ウジンらしいんだけど・・・。 「愛してる人を傷つけないで」って、つまり「僕は君を愛してない」って宣言にもなってるよね。手紙書いた時点では「ミンソンは愛してるけど、ジウォンは愛してなかった」とはハッキリ自覚してないウジン。だから、ウジンは無意識なんだろうけど、ウジンにとっては「ジウォンは果てしなく遠くにいる人」なんだって気持ちがにじんでる。
ミンソが「謝ってる。許してやれ」と声を掛けたら、ジウォンは泣きだした。「嫌だ。今更謝っても遅い」と意地っ張りのジウォン。ミンソが慰めてあげます。
ジウォンは「あの時気がついてたら別れなかったかも?」と都合よく脳内変換してるっぽいけど、それで落ち着くならそういうことにしとけば良いかもね。ウジンも、あれは愛ではなかったと分かったってことには触れずに、自分たちは違うだけでどちらかが間違っているのではないという点だけに絞って語っているし・・・。 ジウォンは、ウジンが自分を認めてくれたことは嬉しいけど、文面から感じ取れる”ウジンがもう遠くに行ってしまった人だ”ってことは少し悲しいんだろうね。やっと、ちゃんと失恋出来て、過去になった感じはします。 で、ジウォンの家族として、彼女を大事にしようと努力してる人(=ジウォンの周囲にいる人)はミンソだけじゃないんだよ。一番、無理してるのがミンソン。ウジンも、ミンソンを苦しめないでって意識があって書いてると思う。 ミンソンが愛されてる→ムカつくからいじめる→ミンソンに譲られる&優しくされる→自分が優しくないからウジンはミンソンを選んだと思う→ミンソンに負けたくないと大暴れ→ミンソンはさらに譲る→やっぱり自分が優しくないから・・・って感じで、悪循環になってたから、少しは変わるかなあ。 何よりも、根本原因となってるミンソとの関係が好転してるので、希望は出てきたんだけど、ちょっと遅すぎるんだよなあ。

で、この手紙には、ミンソンとの愛に関する問題についての、ウジンの苦しみが滲んでいます。 ミンソンは過去の傷のせいで家族を拒絶して来た。彼女は彼女なりに、過去の傷を水に流そうとして、傍にいる家族を愛そうとしている。ミンソンは「誰も恨まない。悪いのは私だ。私が譲れば愛される」って自分に言い聞かせて、自分につけられる傷から目をそらしている。 ウジンの「逃げないで」というのは、「あなたは家族から傷つけられている。その現実から目をそらすな。」なんだよね。傷つけられているからと言って愛されてないわけじゃないし、ミンソンには愛される価値がある。みんな傷つけたり、傷ついたりしながら、謝罪して許しあって生きてるんだ。だから、不当なことは不当だと言ってよいんだってのが、ウジンの言い分なんだろうけど、上手く言えてない気がします。 ミンソンの方は、「(父や兄やジウォンのように)だれか傷つけることでしか、傷をいやせない人たちが居るんだ」という認識だから、傷つける人をそのまま受け入れようとしてしまってる。DV被害者の典型パターンのような・・・。 傷つき苦しむ姿をウジンに見せたくなくて、彼を遠ざけようとするミンソン。どんなに遠ざけても、精神的にミンソンのもっとも傍にいるウジンは、一緒に疲れ果ててしまう。だから「家族に傷つけられて苦しいからと言って、僕を拒絶しないで。苦しめないで。幸せになろうとしてくれ。あなたが幸せじゃないと、僕も幸せになれない」と訴えてる。

ただ、ジウォンにとってのウジンは「過去」だから捨て去ることで幸せになれるけれど、ミンソンは家族を捨てることは出来ないし、傷は増える一方。

どうしたら良いのかなあ。「幸せになりたい」なんて訴えることは、すでに失敗した方法だし・・・。家族なんて捨てちゃえば?とも思うけど、そうもいかないんだろうし・・・。
まずは、ウジンが「チェ家の問題」を正確に認識することから始めないとなあ・・・。



病んだ人間ジウォンとウジンの関係について。さらに、ミンソン父とミンソンの関係との類似性について考察。追記でどうぞ

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