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張禧嬪(チャン・ヒビン)96話 ヒジェの手紙 [張禧嬪(チャン・ヒビン)]

就善堂(チソンダン)に監禁されている禧嬪のもとに、嬪宮とパク尚宮(サングン)が食事を運んでくる。しかし、禧嬪は食膳をひっくり返し、王世子が来ないなら食事を抜いて飢え死にしてやると暴れる。オクチュンも、流石に兄やスクチュン、尚官が「助けてくれ」と訴える夢にうなされている。

一方、老論派とナム・グマンは、禧嬪の断罪を巡って次第に激しく対立していく。王は決断を躊躇ってる。

その頃、済州島を脱出したヒジェは都に戻り、南人派のミン・オンリャンと会い、兵士を動員して謀反を起こそうと計画を企てる。殿下は西人派にそそのかされてる~とかいうけど、だったら西人派を武力制圧すればよいんだよな。謀反なんて軽く口にしすぎ。
だが、都まで案内した男が密告したために、あっけなく兵士に捕らえられ、ヒジェは投獄される。「世子の伯父だぞ」しか言えない男。牢獄でスクチュンと再会。尚官にも「手紙を書いたじゃないか。何してた~」ですが、尚官はこの情けない男に軽蔑の顔を。ヒジェが「尋問もなしに裁かれてためるか」と暴れてるが、尋問されたらオクチュンを巻き込むことになるぞ。

王は尋問を決定。「利を求める人間を遠ざけて、公平さと正義を求めるものと政治をする」とナム・グマンに告げる王。王は、ひたすら安定をという考え方に、そもそも馴染まない人だしなあ・・・。

シラを切るヒジェに、禧嬪へ宛てた手紙が証拠として突き出される。呪いや東平君による謀反も述べられてて、こりゃだめだ。っていうか、手紙を残すなよ。ナム・グマンも庇いきれないって言うか、世子のためにもこの迷惑な男は殺しとけって感じだけどなあ・・・。
王は、ヒジェとオクチュンのp刑罰を決めよとまで言ってるのに、ナム・グマンは「世子は若く、心が弱い。心労でどのようなことになるか・・・」とか言うけど、そういう言質を与えると後継者争いで病弱のため廃嫡ってことになるぞ??王は、「罪幅かれたのだ。災いのもとを消すのが世子のためだ」とスクチュン、尚官、女官の処刑命令。

嬪宮の母が、最後なのだからといってオクチュンと面会。処刑の決断を知らず、「噂ばかり聞いて一人でいると・・・。薄情だ・・・」と嘆く。尚官たちの処刑と、ヒジェの尋問を聞いて嘆きまくり。
しかし、王はオクチュンの処刑を決断して発表。「死刑にすべきだが、自害を許す・・・」という決断。
自害命令を聞いたオクチュン、信じられない・・・。

チュンテクは、王妃が生きていればとむなしく思うが、過去の罪を取りざたされることは恐れてない。「罪があるならば償うべきだ。99の善行も1つの罪は消せない」とか言って・・・。

かけがえのない我が子84・85話 [かけがえのない我が子]

84話 母の墓参りして、語り合うジングクとドクペ。資金繰りも大変で、社員の動揺を抑えるために給料も少し上げたりしてるから、家を売ろうってことに。ジンスが嫌がるだろうけど、ヒスがきっと上手く話しをしてくれるだろうってジングクは信頼してる。

ヨンシルの「自分の物差しでしかものは見れないものだから、誤解は解きようがない」という言葉をジングクに伝えるヒス。

引っ越しのことを話したら、ジンスは「オンマに会いたい」とばかり言うんで、ドクペが連れて行った。

ところで、キム・ジョンヒさんとウンス。デートとかしてるけど、彼女はホントにヨンシルと関係ないの??

ジェミンの相談受けたソンエ。「バンテと会わないでほしい」という気持ちを聞いて、笑ってOKなソンエさん。ジェミンも、ジヘが好きだから嫉妬しちゃうってのを素直に表現して仲直り。しつこいバンテに、ジヘも「来ないで」とハッキリ言ってるのにしつこい。ジェミンが「出ていけ」ときっぱり。


85話
ドクペは、ヨンシル兄に「すまなかった」と一言だけ言って、ジンスを置いて帰る。でも、その後のジンスは、あまりしゃべらなくなってヨンシルは不安。
ドクペさんたちが引っ越して空になった家に来たジンスが「パパは行っちゃった。パパに会いたい」と泣く。

ウンスの小説。カギをこじ開けて呼んだヨンエさん。恨みの濃さにびっくりして、「こんな家に嫁がせたのか~」ってショックを受ける。ウンスに「こんなものを本にしたかったの?妹を売るの?」とか言ってしまう。ウンスがっかりして母親と喧嘩。留学までさせたのにって言う母に、「見栄を張りたい母さんに押されて行ったんだ。牢獄だったよ。意に沿わない子供まで出来たしな・・・」とか暴言を・・・。たしかにヨンエさん、押しが強すぎてウザイところあるよねえ。それはヒスにも言えること。ぬるーいのほほん性格の甘ちゃんウンスは、イラっとくることもあるんだろうなあ。
喧嘩が長引いちゃったヨンエさんは、ソンエに相談して仲直りの機会を作ってもらった。

客を選ぶのか?と絡むバンテ。ジヘは「今度はストーカーで通報する。二度と会いたくない」なジヘ。確かに、しつこすぎるんだよ・・・。
で、ジヘの実家に贈り物を送りつけてきたり・・・。で、中身は買った口紅・・・。誰だ??ってことになる。ジヘはすっかりジェミンが贈ったと思い込んでるのか?

愛しの金枝玉葉 46話 [愛しの金枝玉葉]

シノに会いに来たセラ。ポリと子供としるのを見ちゃって動揺しまくり。シノは見てられなくて、セラを車に乗せて連れ出した。ずっと震えてるセラが見てられなくて、抱きしめて「どうすれば?何ができる?」なシノ。セラは「全て忘れてえ逃げよう」なんて言い出す。セラらしくないよねえ。「シノもセラを忘れられないし、ポリも子供も私たちも不幸になる。一緒に暮らすだけが責任をとること?シノが間違ってる」と必死で訴える。でも、シノは「親を恋する気持ちを知らないだろ?ずっと恨んで生きてきた。忘れられなくて苦しんでも、俺たちはを耐えられる大人だ。何もしらない赤ん坊に負けてやろう」という。うーん・・・。分からなくはないんだけど、ポリとシノが上手くやっていける気が全くしない・・・。
ドンウもやっぱり嫉妬しちゃうというか、不安なんだよね。

で、インスンは血縁のシノと孫がかわいいだけだから、シノが子供に会いに来るのは嬉しいんだよね。拒絶するのをポリに任せて、ホイホイ家にあげちゃうんだもん。このインスンさんのワガママには、ホントにあきれるよ。ポリは、プレゼント攻撃のシノを追い払うのに苦労してる。「いい父親になりたい」なシノだけど、いい夫にはなれないってのをどうするの?

セラの方は、精神状態が完全に不安定。
セラの母親は「とにかく子供が居る男なんて反対」とシノに対する拒絶感が強い。ポリを傷つける形になったことを女性として怒ってる部分もあるんだろうしねえ。心配して、セラとカナダ旅行に行こうとするが、セラは「諦めない」と頑張ってる。

セラ父は、「子供を引き取ることも考えろ」というけど、それは無理だよなあ。でも、じゃあポリとシノで良い家庭が作れるかっていうと難しいんだよね。子供は不幸になりそうなんだよなあ・・・。っていうか、この状況でポリの両親が出てこないのが分からん・・・。まず、ポリが親に隠れて出産してるのを黙って見てるインスンさんも・・・。ドンウは結婚の挨拶に行くとか言ってるけど。

セラはインスンの家に・・・。ポリに「子供を抱かせてほしい」とお願い。引き取ることも考えてるんだろうなあ・・・。凄い覚悟だよね。ポリに対して残酷だって分かってるし、言いだせないよなあ。「ポリさんがうらやましい」とだけ言って去った。「引き取りたいんですか?ごめんなさい。産むつもりなら逃げてはいけなかった。シノにも家族にも申し訳ない。」なポリ。謝罪の前に「ひきとりたいんですか?」とかいうから、まるでセラが悪いみたいな意味に聞こえるよこういう状況に追い込んだのはポリの方だから、セラを悪者に思わないでほしいなあ。
で、セラは子供はやっぱり取り上げられないし、諦める決心をしたのかな?「愛してたか?」と電話して、それだけを確認して泣き崩れます。

子供を見に行くというので、イノもむりやりインスンの家に・・・。あんなヨンジュでも子供のけがを気にしていると知ったイノは、母親を少しは受け入れようとするんだけど・・・。
で、ポリは子供を見せはするけど、勝手に子供の名前をアボジがつけて「チャン家の初孫だ」とかムチャクチャだ。インスンさんは、それで家庭円満で満足か?ドンウは?あんたが育てたみたいな子なんでしょ?ホント、インスンさんの配慮のなさ・・・。これで店が繁盛してたってのが信じられない。

さて、イノですが、ウヌが「家族」の絵にイノをママと書きたいという。結婚を急ぎ、ハルモニの同居も考えようと言うイノ。でも、まだ障害があるんだよねえ・・・。本人たちは何も知らないけど・・・。
上京してきたハルモニにも会ったイノ。子供たちが慕い、孫が愛してる女性だから、ハルモニはイノに凄い好感を持ってるんだけど、アボジにあったらなあ・・・。また、チョンソルが「ヨンジュの件で反対されてる」ってのを言ってないから、上京ついでにあいさつをとかいうし。

あっという間にオバサンにばれて、「まだ懲りないの?」と大反対。そこからアボジにも報告が言って、いますぐ帰ってこい~だって。「ヨンジュのことを忘れたのか?父さんの心を踏みにじるのか?勝手にしろ」なアボジ・・・。ヨンジュの憑き物がおちたような様子を見れば、少しは印象が変わるかなあ。

ベートーベン・ウィルス16-18(最終)話 [ベートーベン・ウィルス]

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カンマエは口は悪いけど、正論ばかりだし、音楽を愛してることだけは揺らがない人なので、気持ちが良かったです。ゴヌ、お前は甘すぎると思うことの方が多かったかな。

音楽面の掘り下げや、演出の雑な処はちょっとどうかな~ってところもありました。
アマチュアということの捉え方とか、もうちょっと突っ込んでも良かったような。
ゴヌを「天才」と設定してスタートしたけど、ドラマで天才性を表現するのが難しくて、途中から「アマチュアとして楽しみながら夢を見続ける」という方向に少し変えたのかあ?という印象です。変えて良かったと思います。このドラマで音楽の天才性を表現するのは無理だと思うんで・・・。やっぱり取材不足感は否めない・・・。

ただ、生活しながら音楽をしている人々のドラマとしては、なかなか良かったです。カンマエの音楽に対する真摯さも、音楽だけでは生きられないと迷いながらも音楽を捨てはしない凡人たちも・・・。あと、ハラボジとイドゥンの交流とか、経歴も性格も年齢も違いすぎる人たちが一つになる感じとかはよく書けてたんじゃないかなあ。韓国ドラマはこういう年齢差のあるキャラクタを絡ませるのは上手いですよね。


16話沈黙の戦い
カンマエは新市長に「委員会を通過しなければやめさせられない。」というけど、市長は強硬。カンマエは「やめてやる」な勢い。でもヒョッコンに、団員の給料が停止されてることや、カンマエがいなくなったらオケは解散になると言われてしまう。

ゴヌ達は、スメタナの「モルダウ」に取り組んでます。練習中に、浮気してるっぽい夫にメールしたり集中してないヒヨンを叱るゴヌ。他の団員にも叱りまくり。「カンマエの悪いところだけ似てきてる。」と言われて、「強くなれ、っていわれた。」なゴヌ。うーん、それは「自分の音楽を確立しろ」ってことだと思うけどなあ。

浮気問題で泣きだしちゃったヒヨン。

ルミは作曲の講義を受けています。イメージするのはカンマエの姿。
辞めるって話を聞いて愛に行って、「ウソをついて逃げる姿はもっと見たくない。音楽を守る先生の気持ちはわかる。音楽のために私から逃げるのは理解できる。だけど、自分のためにできた市響を捨てて出ていくのは嫌でしょう?先生には堂々と音楽をしてほしいのです。」とルミ。しかたなく、就任式での演奏を承諾。

「マイウェイ」を演奏すると聞いて、主義を曲げるのか?な団員達。カンマエは「カッコ悪く生きてみる」などという。でも、カンマエにとっては、自分が良い演奏をすればってのもあるんじゃないのかなあ?でも、練習もせずに、素直に接待に時間をさいたり、らしくない。

そんなカンマエの噂に、「カンマエだって普通の人間。楽に生きようと思うこともあるし、ひとを憎んだりもする」とかイライラしてます。
カンマエに「音楽についてウソはつけない人じゃないですか!どこまで僕を失望させるんですか?就任式の演奏をして後悔しない自信がありますか?」と聞くゴヌ。「自信はない。簡単な決心じゃないんだ!いまもやるかやらないか迷っているんだ!」とカンマエがこたえる。

就任式。まだ迷ってるカンマエ。しかし、ゴヌの団員達が「市長に折れるな」とか書いたボード持って登場。ルミも「先生の決められたことなら、信じます。」だって。

で、カンマエは曲の変更。「この4分33秒という曲は、何も演奏しないで、その間会場の音をそれぞれが感じてみるというものです。」と説明。「市長の心にあるのは憤怒?それがあなたの音楽なのですから。マイウエイもこんなふうに演奏しましょうか?」と言い放つ。いやあ、痛快。

ゴヌは「自分のやり方」が大事なんだと感じたみたいで、無理をさせる練習方法を変えて、自然に「もっと」と思うような方法を選びます。

ゴヌ達の公演日。キムさんのところに行ったイドゥン達が来ない。もうオーボエが上手く吹けなくて、苛立って消えてしまったキムさん。
ヒヨンは、夫の浮気問題で喧嘩になって遅刻。「話を聞いてくれる人が欲しかった」な夫。
もう出発しないと・・・。こない人たちの分は、カンマエがエキストラを貸すというけど・・・。決断を迫られるゴヌ。「僕は見捨てられない。いっしょに行きます。」ゴヌらしいね。

もう、カンマエも「それがゴヌだ」と理解してて、「回り道をして進む。それがあいつの力だ」とグチグチ言いません。


17話私の弟子
ヒヨンらを待っていて遅れたゴヌ達。結局、間に合わず・・・。スポンサーには平謝り。アレで良かったのか?なゴヌだけど、団員は「楽しくて始めたことだ。彼らを見捨てたら気分が悪かった」と言ってくれる。ステージをつくって、野外でモルダウ演奏する彼ら。

失敗したけど最後まで見てほしいとカンマエに言うゴヌ。でも、カンマエは「もうすぐ市長が私を首にするから、すぐにさるぞ」と。しかし、カンマエは指揮を解任され、顧問に就任することに。
新たに来た指揮者は素人。カリスマ性ゼロ。経歴もなし。団員が馬鹿にしまくって、ガンガンと解釈を求める。そして、カンマエに戻ってきてほしいとコンマスが交渉。

カンマエは市長に曲を聞かせて、感想を言わせる。対して浮かばない市長に対して、あふれるように情景を語るカンマエ。そして、「市長自身が耳をふさいでいるのはかまいませんが、そういうひとが市長になっているのが問題です。音楽を感じることのできるソンラン市民まであなたのようになってしまわないことを祈ります。」とビシリ。

イドゥンはコンクール。一番見て欲しいキムさんは、施設に入る日で来れない。出演前にhラボ時の家に行くイドゥン。いつの間にかハラボジの世話をすっかり熟知してる・・・。やってきた家族にイチイチ全部「こうしてあげて」って伝えるのが、切なくて・・・。そうやって別れてから会場へ・・・。演奏が終わるなりハラボジのところへ・・・。何とか、間に合って最後に「イドゥン」と呼んでもらえた。入賞したことよりもハラボジと別れたことがイドゥンには大きなこと。

カンマエはゴヌのことを心配してるのね。スポンサーなんて見つかるか?傷つくからやめろなんていうけど、ゴヌにしては気にかけてくれるだけで嬉しいわけで。「うまくいってないだろ、やめてしまえ。音楽はプロになったら楽しいものじゃなくなるんだって言っただろ。おまえたちに金もない、金をくれるひともない、おまえたちの音楽を聴きたがるひともいない!」なんて、わざと冷たく言う。
ゴヌは、アルバイトでやる「がちょうの夢」という歌謡曲が最後になるかも?という。カンマエは歌謡曲ってのに拒絶反応・・・。「いまの俺にはそれだけしかできないんです。それにルミのはじめての編曲で、一生懸命練習しているので、きっと最善をつくしてます。」と訴えるが、カンマエは不愉快そう。

市響の練習場。団員は指揮者を閉めだして練習。市響の団員たちは、市響廃止案まで市長が提案しているとキム秘書からきき、徹夜の座り込みも辞さないと激怒。でも、団員も収入を断たれて大変。
辞表をだすヒョッコン。「面目ないです、年をとると卑怯になってしまって」というヒョッコンに、「私には、自分よりまず妻子のことを優先するするあなたのほうが、ずっと立派にみえます。私なんぞ自分の幸せで精いっぱいだ」という。ヒョッコンは、学生時代にオケのリーダーをやってたこともあって、指揮者として先頭に立つカンマエの苦労やなにやらを、理解してて、かなり好きなキャラです。年代的にも近いしね。

カンマエの指揮者室もなくなるときいたルミは、カンマエに「見ていられないからやめてほしい」と言う。でも、「平気だ」なカンマエ。ルミの歌を聴いて、穏やかに音楽だけを楽しめる時を夢想するカンマエ。でも、「まだ先だな。自由にならないと。」とつぶやく。カンマエは、辞表をかいた。

ゴヌのオケも「やるだけやった」といって団員達が辞めていく。ゴヌも「来週の『がちょうの夢』の演奏を最後にオケを解散します。本当によく頑張ってくれました。本当に立派でした。ご苦労様でした。」と泣きながら頭を下げる。

でも、「がちょうの夢」公演の主催会社の担当者が、カンマエとゴヌの名前を間違え(同姓同名だもんねえ)、本当はカンマエに指揮を頼んだつもりだった、ということが判明。ゴヌは、頼み込むが、ゴヌには経歴がないって断られる。
しかし、カンマエは怒って「私の指揮なら、一億は出せ。あと音楽会の歴史は?」とか色々とこまかく条件付けて文句言う。「欲も私の弟子を傷つけたな。許さん。」と悪態をつくカンマエ。カンマエって、ホントかわいい。ゴヌを心配して、イライラとその帰りを待っているカンマエ。「おまえは立派だ。」と言って、泣きじゃくるゴヌを抱きしめて慰める。


18(最終)話始まりの終楽章
「おまえは立派だ。」ゴヌとカンマエは、同じ危機を前に和解。
しかし、カンマエにはミュンヘンフィルハーモニーから指揮者招請の手紙。実直さが売りの指揮者が振っていた好きなオケだから、嬉しいカンマエ。
カンマエが遠くに行くようで寂しいゴヌ。「私はもともと次元の違う人間なんだ。」ってカンマエらしいすねえ。メールアドレスをっていうゴヌに、「もっと勉強して・・・」とうるさいカンマエ。大学に入って成績優秀で、なおかつ課題をいっぱいだして・・・。でも、期待してるから要求するんだよね。

ルミは会いに来るけど勇気がない。カンマエも気が付いていて追いかけない。

カンマエの出発準備をするヒヨンに「指が堅くならないように、毎日弾いたら?」なカンマエ。ヒヨンは一度舞台に立てて満足したという。カンマエは、音楽を辞められる人間ってのは理解できないだろうねえ。

カンマエはルミが編曲した「がちょうの夢」の楽譜をみつける。皆を集めて「今日の公演を私の指揮で行います!」宣言。「先生がここまでやってくださる必要ありません。」なゴヌに「名曲だ。私も元はおまえたちのような立場だった。私もお前たちもこの曲も名曲になれる。」でも、その場でスコアチェックして「直せ」だって。「だが、このことは口外するな。カメラは禁止」なのが可愛い。
最後の公演。「私には夢がある」って感じの歌で、色んな思い出が・・・。この後は、それぞれオケとは無縁の生活が待っている。ヒョッコンが楽器を売っちゃうのはすごくさみしかったなあ。

送別会。前市長に「カンマエ先生は変わった。」という評論を読ませて自慢するカンマエ。市長は「先生変わったんですね。私のオケだなどと言うようになって」と言われて、「変わってない」と意地を張るカンマエ。
市響の団員の廃止反対運動を継続中。別れの挨拶にきたカンマエ。皆、カンマエが努力してくれたことを理解して、新たな場所での音楽へ向かうカンマエを送りだしてくれる。

最後に「トーベンが会いたがってる」とルミにメールするカンマエ。「来週出発。見送りはいあらない」なカンマエ。でも、小指の指輪をルミに渡す。「ほかの女性からもらったものなんて」なルミに、「若い頃、食事を抜いてベートーベンの生家で買ったものだ。指揮者は指輪が禁物だが、自分を強くするためにずっとつけていた。お前の番だ。私にはもう必要ない。完璧だからな。」と言う。いやあ、流石なカンマエ。

ルミはカンマエを、ステージのある小さいホールにつれていく。振動をからだで感じて演奏する人のように、ホールの響きでカンマエの声を聞くと言うルミ。カンマエは「曲の解釈をまじめにやれ」なんてことしか言わない。ルミは「ルミ、かわいいな、性格もいいし・・・」とか、自分の言ってほしい言葉に勝手に変換。

ルミが本音で話してというと、カンマエは「おまえが憎くてつきはなしたんじゃない。同じことがあるかもしれないのに、逃げてばかりもいられない。そうやって少しづつ前に進んでいる。いつかは・・・ありがとう。」という。ルミも「涙をこぼして、「ありがとうございます。」とつぶやく。ルミが可愛かったねえ。

イドゥンに、ハラボジからの手紙が・・・。「イドゥン、きっと立派なフルーティストになって」泣ける。

ヨンギはヒョッコンやヒヨンを誘って、室内楽オケをまたやろうとしてる。市響の方もメンバーが減ってきてるので、そっちと合同で演奏会をして、市長にアピールする作戦。
ゴヌは、カンマエに合同公演の指揮を頼みたい。が、カンマエは合同公演と聞いただけで心配で怒りだし、「成功したのは私が指揮したからだ。おまえたちは楽観的すぎる。失敗ばかりだったろう」というが、「ぼくは失敗だったと思ってない。楽しかったし、学んだことも多かった。」と言う。「傷つくことばかりしてないで諦めろ。諦めることも勇気だ!」と話をうちきる。

でも、ゴヌ達は頑張ってます。公演日。でも、カンマエはその日が出発。気をとりなおして、カンマエにもらった指揮棒で指揮をするゴヌ。
カンマエも結局心配でやってきて「無理だと言ってるだろ。」といきなり怒鳴る。でも、ゴヌは「終わりじゃなくはじまりです。ぼくらも名曲になれますよね。」とゴヌ。
カンマエは「一曲だけ指揮してやる。そのかわり指示に従え」といって、第9を演奏。そして、カンマエは去って行った。音楽をそれぞれに残して。

ぼくの妹 9話 [日本ドラマ未分類]

九鬼の肺がん。せっかく、それなりに幸せに楓がやってるのに。キャバで鍛えた接客技術は伊達じゃないっすね~。

がんだというのを告げるのは九鬼の役目だと思ってた盟。でも、医師としての意見を求められてしまうと、言わないわけにいかない・・・。楓がトイレにこもって泣くのが・・・。医者でなかったら、こんな悲しい場面を見ないで済んだのに・・・。
ひととおり泣いたら、「どうするのが一番??」な楓。「大病院に早くいって再検査して、手術できるならした方が」と聞いて、すっ飛んで帰って行く。強い子だよねえ。

おしかけ看護師の英(はなぶさ)さんが、なかなか良いキャラクタですね。影があまりない楓って感じ。たくましくて、前向きで、おせっかいで、突進型。
春名の方とも、約束のデートをこなしてる盟。どっちも捨てがたいなあ・・・。

さて、楓に何も語らない九鬼に苛立って、「一緒に心配する。私はそういう病気なんだよ」な楓。盟の病院での診察を嫌がる九鬼。拗ねて「君に救われたから感謝する。でも、兄貴はお”お前はどれほどのもんだ”という目で俺を見てる」なんて拗ねてるなあ。

楓は意地を張る九鬼に怒って消えてしまう。探しに来た九鬼に「病気を認めれば帰って来る。俺は探さない」とつげる盟。そう言いながら、探しはするんですよね。
楓は英のところなんだね~。妙に気があってるのが笑える。

九鬼が「楓がいないと花が全部同じに見える。こんな苦労してなんになる?と思ってしまう」という独白。孤独を愛してるようで、誰かがいないと生きていけない寂しい男。盟のようになれなかったから、みじめ気持ちになるから盟が嫌いだという九鬼。盟も「俺はお前が嫌いだ」という。兄妹だけど性格が違うから、分からない部分もある。そういうことを九鬼という不思議な男を通して、盟は味わっている。

会いたくないという楓。しかたなく、窓の外までよじ登って、「戸山医大へ行く」の紙を掲げてみせる九鬼。ロミオとジュリエットかよ~。必死な顔に笑ってしまった。恋って、こんな風に間抜けなものだよなあとか思ったりして・・・。盟には「まぬけ」になれない部分があって、そこが楓や九鬼の奇妙な純粋さをもつ人間との違いなんだろうなあとか思った。

医師としての治療を急げという気持ち、兄としては妹を悲しませたくないけど、九鬼は気に入らない・・・。この色んな立場が入り混じる盟が、とっても良い。優柔不断キャラなのが、こういう複雑さを生んでいて良かったですねえ。


あらすじ↓(公式)
細々とではあるが、九鬼研次(千原ジュニア)とふたりで生きがいを見つけた江上颯(長澤まさみ)。そんな妹の幸せを、複雑な思いを抱きつつも陰から願うことしかできない盟(オダギリジョー)は、ひょんなことから九鬼が肺癌に侵されていることを知り、颯にそれを告げるべきか否か悩んでいた。
 
ある朝、颯が九鬼の検査データを持って盟を訪ねてきた。颯は、肩が痛いというだけで肺まで検査したことに不安を覚えていた。盟から九鬼が肺癌であること知らされショックを受ける颯だったが、一刻も早い再検査が必要だということを確認すると帰って行った。その際、一枚の検査表を忘れていった颯を追い掛けようとした盟の前に、英機美(西原亜希)が待っていた。盟から検査表を取り上げ、颯を追い掛けた機美は、間一髪バスに飛び乗り、颯に渡すことができた。その際、颯は、看護師である機美に、癌の患者についていろいろ教えてほしいと頼み込む。
 
一方、痛みを我慢しながらも花づくりを休もうとしない九鬼。颯は、自分に正直に話してくれない九鬼に苛立ちを覚えていたが、改めて本人の口から「肺癌」であることを聞いた颯は、盟のいる戸山医大で再検査をするよう勧める。手遅れにならないよう、そして、手術すれば治ると励ます颯だったが、九鬼は、盟に診てもらうくらいなら手遅れでいいと言い出す。
 
数日後、颯がもう3日も帰ってこないという連絡を九鬼から受けた盟。九鬼と会った盟は、颯が出て行った理由を聞くと、九鬼は、戸山医大に行かないと颯に言ったこと、自分は癌ではない、誤診だろうと言う。盟は、自分の病気を認めないと颯は帰ってこないと告げ、颯を探せという九鬼にきっぱりと断る。

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