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魔王 スンハは止まれたのか? [魔王]

魔王日本版のDVD発売がもう直ぐ。で、また魔王のことを考えて見ました。

日本版を見てて思うのは、「成瀬は止められたかも」ってこと。成瀬は「自殺したい」ことや、「加害者たちを殺したい」と思っていることに無自覚で、「秀雄のため」っていう部分ばかりを強調してますよね。それは真実なんだろうけど、計画と行動だけを冷静に見れば、「緩慢な自殺に芹沢を利用する」「加害者を殺害する」のが目的としか思えない。本音を追求していけば、そこに行き当たる。
だから、誰かがビシっとそこを追求して、「あんたは死に魅せられた」って部分を理解させれば、自覚がない成瀬にはかなりのショック療法になると思うし、もしかしたら「生」に戻ってくるかも知れない。「あんたは正義と言う光を求めて行動してるつもりだけど、本心では暗闇を求めている」ってことを理詰めで追求されたら、成瀬は「醜い罪を犯す自分」を受け入れられないだろうし、復讐は破綻するか暴走するかだと思う。

日本版のスタッフは「復讐をしなければならない成瀬の真実」を明確に書いたと言っていましたが、「分かりやすい理由がある」からこそ、その理由を崩せば、復讐は止められる。
誰かが成瀬に言わなきゃならなかった。
”真実を追究するには、あんたが生きて見張ってなくちゃ。警察は事実をまたもみ消すかもしれないよ?こんな計画じゃ目的の達成度は低いよ?つまり、こんな計画たてるってことは、あんたは単に死にたいんだよ。11年前にすでに死んでたんだから、死にたい?あんたは11年前に死んでなんか居ないよ。毎日、食べて寝て仕事して、悲しんで苦しんで、それが生きてるってことだよ。生きてるじゃん。死んでるなんてのは間違いなんだよ。何、馬鹿なことを言ってるんだ”
傷ついた成瀬を鞭打つ言葉かもしれないけど、何度も語りかけたら、いつかは成瀬にも届いたんじゃないかと思う。

しかし、韓国版の復讐者・スンハは、自分のやってることが緩慢な自殺であることも、目的が殺人であることも分かってる印象があるんですよね。数々の演出はあくまでも「オスを苦しめるため」のロジックとして採用している様に見える。
実際、オスはスンハのロジックに嵌って翻弄される。ただ、オスはギリギリで、スンハのロジックが「死」を基本としていることに気がついて、生をぶつけていった。相手の問題をキッチリと見定め、「一度は死のうとした」オスが「生きろ」というからこそ、復讐は止められた。
スンハは分かってやっているから、「死にたいんだろ」とスンハ自身の闇を見せ付けるだけでは止められなかったと思う。だって、暗闇に向かって歩こうとして歩いてる人だから。
結局は、「どんなに苦しかろうが、卑しかろうが、醜かろうが、人は光を求めて生きるべきなんだ」ってのを体現してるオスとぶつかることでしか、スンハは止まれなかった。スンハは暗闇に向かって歩いていったら、もっと暗く醜いところから光の方に歩いてきたオスと正面衝突した。それでやっと止まれた。

やっていることも、描写の大半も殆ど変わらないのに、オスと成瀬の印象が違うのは不思議な感じがします。スンハも見ている途中は「どこまで自覚して、どこまでコントロールしてるんだろう?」って疑問だったんですよね。終盤になって全貌が見えてきたときに、「スンハは分かってやってるんだろうな」と印象が変わっていきました。おそらく、スンハは神との対話をイメージさせるシーンが多かったのが影響していると思います。

じゃあ、スンハをもっと手前で止めるには、どうしたら良いんだろう?計画を全部知ったとして、神を試そうとしている男に、何を語りかければよいのか。神を試すほかの方法を提示する?それはスンハの計画を上回る計画・手法じゃないと説得力に欠けるんだろうしなあ・・・。神を試すのではなく、神を信じて貰うようにひたすらに愛するか?でも、愛するものがあることで、スンハはより強く神の所業に反発し先鋭化したって気もするしなあ・・・。結局は、”滅びと再生”を見せることが必要なのかな?オスは自らの生き様で、それをスンハに見せたんだよね。でも、それは復讐の最終段階まで行って、究極の状況にならないとスンハの心に届かなかったしなあ・・・。

止められたんじゃないか?と思う一方で、「どうしたら良かったんだ・・・」と思ってしまう。いつまでも、答えが出ない問題が残っているから、こうやって、ドラマを思い返してしまうんでしょうね。

アグリー・ベティ S2 10-12話 [海外ドラマ]

10話
ブラッドフォードが後継者を指名したビデオを残していたが、肝心の名前のところで切れていた。お互い自分が後継者だと主張して譲らないダニエルとアレクシス。パパの使ってた椅子取り合ったり、殆ど子供。
なんとサバイバルゲームで決着をつけることに!って、会社でか!アホすぎる。でも、楽しい。散々遊んでから、ダニエルは「共同経営に」って言うけど、アレクシスは感動した振りしてだまして勝利!強い!この強かさがあれば、やっぱアレクシスがトップの方が安心だけどね。

ヒルダの開店準備を何故か手伝ってるジオ。ベティが気になってるんだね。
週末はいつもヘンリーと家でアイスを食べながら映画を見るだけのベティに、「もっとロマンチックに過ごすべき思い出作りをするべきだ」とジオは言う。
ヘンリーはちょっとジオに嫉妬。稼ぎはなくても、器用に何でもこなすタイプの男だもんね。要領悪いヘンリーとは違う。
ベティの提案で、ヒルダ&ジオと合流して踊りに・・・。でもヘンリーはこういうのが苦手。
ちょっとけんかになりかけるけど仲直り。

ウィルミナは新雑誌創刊の資金調達のために、イメージアップ作戦を開始。それなのに、TVスター、ベティ・ホワイトとタクシーの取り合いで酷いことしちゃった。これが撮影されてて、イメージダウン。新雑誌を諦めたウィルミナは、プランBに移行。なんと、ブラッドフォードの子供を生むのか・・・。怖いなあ。


11話
業界の一大イベント、ファッション・ウィークが近づくなか、ジャスティンとクラスメートたちが編集部の見学に来る。細いモデルたちにあこがれて昼食を抜く女の子たちを目にしたベティは悪影響だと一念発起。もっと健康的な体型のモデルをつかうべきだとダニエルに訴える。
アレクシスはOKしておきながら、モデルの体重をごまかして、実際は細いモデルを使う。ベティはアレクシスに文句を言うけど、「ダニエルのアイデアよ」と言われちゃう。
ダニエルは「僕には発言権がない」と言うけど、ベティのような子が小さいとき辛い思いをしてるってのは分かってくれたみたい。自分は苛めてたほうだって思い出したダニエル。
ファッションショーの最期に、色んな体型や年齢のモデルを使ったパートを用意した。BOWOWまで協力してくれて!
プレスには評判だけど、子供達には伝わらなかった・・・。でも、分かってくれる子もいたよ。

ウィルミナは人工授精でブラッドフォードの子どもを産む計画を着々と進めていた。夫の治療費で困ってるクリスティーナに頼むの???

実の父親探しが難航しているアマンダは、霊能者リンダに助けを求める。

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ロビイスト 16話議員からの忠告 [ロビイスト]

CDは奪われたが、命は助かったハリー。
チャン議員、マダム・チェ、ハリーの3人は競馬の国務総理杯に行く。ハリーが面倒を見たチャン議員の持ち馬が見事優勝し、議員のセジョン側への鞍替えは決定的となる。
競馬場を去ろうとしたハリーは記者のソンに会い、エバ事件の犯人は、チャン議員ではないかと聞かされる。実行犯として見せられた写真は、CDを奪いに来た男・・・。

ハンソンとセジョンは潜水艦の造船受注のため、激しく争っていた。セジョン側が優勢だったが、判断を下す国防長官と親しいマリアと再度契約したハンソンの働きかけで、最終段階のプレゼンテーションが設けられる。
長官との個人的な付き合いが功を奏し、ハンソン側の狙いであった「決定延期」に。それに納得できないマダム・チェは、2人の関係を仄めかして挑発。

スージーは舞台に立つ夢を叶えるために、恋人アンディとレッスンを受けていた。ハリーの新しい事務所を訪れたスージーは、自分たちが今まで暮らしていた環境、また兄も変わったと感じる。

マダム・チェは、マイケルをハリーに付けるが、コレは火種となっていきそう。

週末、大統領の息子ソンジュの出版記念パーティーが開かれ、マリアとハリーは出席する。そのパーティーにはチャン議員が出席しており、マリアは初めて議員と対面。何とか堪えたが、マリアは動揺。一方、金銭を大統領に渡すことにためらいを見せるハリー。

ファンタスティック・カップル 9-11話 [ファンタスティック・カップル]

9話
あなたを見るとドキドキする。好きだったころの感覚が戻ってきたとか言い出すサンシル。待て待て・・・なチョルス。

ビリー写真がない!って気がついた。カンジャのところに取り返しに行くけど、カンジャはチョルスの家に逃げた。見つかったら大変だし、ビリーご苦労様です。
チョルスが「記憶が戻って行き先が決まるまでは見捨てられない」とかいうのを聞いて、チョルスが投げ出したあとにアンナを迎えに行くって計画は無理?と気がついたビリー。さあ、どうする?
で、アンナを忘れられずズット見守っていたという設定で、再びアンナの心をゲットするぜ!そしたら、記憶が戻っても怒られない!と、純情作戦開始。

チョルスは再検査だってサンシルを病院へ。ロビーのピアノを見て、演奏するサンシル。すげー上手くて観客集まっちゃったよ。

連絡取れなくて面倒だからってサンシルに携帯買ったチョルス。ユギョンの友人が「今日はユギョンの誕生日。チョルスさんとお祝いしない?」てチョルス弟分トックを誘ったから、トックは「ユギョンさんにあげるのかな?」と話しちゃう。期待してたユギョンはしょんぼりです。
で、酔っちゃった~ってチョルスを呼び出した。一緒に言ったサンシル。でも、酔った振りしてるだけなのね。サンシルは「この女狐~」です。「あの女は結婚する。今となりに居るのは私」とギュッと掴んで引き止めたけど、「お前だっていつか去る」とかいうチョルス。「私は1人で帰れるから・・・」ってサンシルの後姿が寂しそう・・・。
バス停にずっといるアンナをお迎えに。でも、電話したら「一時間は帰りたくない」とか言うから、そのまま付き合ってあげる。「バスが来ないよ・・・」って電話してきたから、拾って帰る事に。サンシル嬉しそう。

翌日、サンシルが居ない。「記憶が戻ったら明日にでも出て行く」なんて言ってから、思わず焦ってしまうチョルス。惚れてるなあ。


10話
携帯かって貰って嬉しくて頻繁に電話するサンシルかわいい。

ビリーはプリンセスを抱えてアンナに会いに。「見つけてくれたお礼に」って言い訳で会いに行ったのね。でも、チョルスに食事に誘われたサンシルは、ビリーほったらかしで飛び出して行っちゃう。

サンシルは「記憶が戻っても、あんたのことはきっと好きなままよ」とか言うし、子供たちのことまで心配してくれるし、チョルスもサンシルが愛おしくなってるね。子供たちを任せて、ソウルに仕事に。実は、ソウルに居る後輩のヨンホが、あの船で働いてたけど、詰まんない事で首になったという話しを聞いて、確認に行ったのね。でも、ちょっと違う船だった。調べてもらうことに。
ついでに失踪者センターに。

留守中に子供たちが風邪に。注射したりはしてもらったけど、夜中に悪化。電話しながら必死に看病するサンシル。肉親が次々となくなった子供のころの経験もあって、不安でたまらないのね。

翌日、訪ねてきたユギュン。看病の知識がないサンシルは、ユギュンの言いなり・・・。そこにチョルスが帰ってきて、まるでユギュンが全部面倒見たみたいになっちゃうんだよね・・・。サンシルにも「お荷物にならないで」とか言うし、性格悪いなあ。
ユギュンは、サンシルが体温計探してひっくり返した引き出しの中身を見て、自分との思い出の時計を見つけて、「この時計貰ってよい?」とか言って、あの時計も取り返したよ。
そして、サンシルを呼び出して「アメリカには行かない。彼を愛してる。あなたのは愛じゃない」とかいうユギョン。あの時計をしているのを見て、自信がなくなっちゃう。

アンナ、家をでるつもりなんだね。「今日はマッコリとジャージャー麺を奢って」とお願い。一緒にクレーンゲームして、ぬいぐるみをゲット。帰りのバスで寝ちゃったサンシル。見つめるチョルスの目が惚れてます。

翌朝、「ありがとう」と言葉をかけるサンシル。皆が家を出た後に、そっと家を出た。チョルス、「サンシルが英語とピアノで稼げるかって聞いてたよ」とオバサンに言われ、失踪者センターから「福祉施設の資料届きました?」と連絡受けて、あれ?と思ったね。電話するけど、携帯は家に置いてってる。
慌てて家に戻ったら、サンシルの置手紙。「記憶が戻ったの。心配しないで。ナ・サンシル」って。ナ・サンシルって名乗ってるってことは、戻ってないのよね。チョルスの豊富な人脈を使いまくって、サンシルを探します。バスに同乗してた人が気がついて、連絡入れました。チョルスが捕まえたよ。
「記憶が戻ったのに、サンシルだって?お前はサンシルじゃない」と・・・。

秘書のヨングさん、トック母に惚れてるの?プレゼントしてた漫画「愛してる」って、ドラマ「愛してる」でも出てなかったかな?アン・ジェウク演じる漫画家チョルスの作品で、主人公もチョルス。絵柄も似てる気がするんだけど、コラボ?それとも有名な奴なのかな?

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いいかげんな興信所 2話死体はおしゃべり [いいかげんな興信所]

ムヨルは全身高級品の謎の女ウンジュが倒れてるのをビル屋上で発見。
ウンジュは、首吊りを目撃したトラウマを持ってるみたいですな。あの死体か?さらに、あの金の葉っぱをやりとりしてたのを見たらしい。
屋根裏部屋に越してきた。「遺体の身元が知りたい」という。金葉っぱを見せて「弟の身代金として渡したんじゃないか?弟は行方不明のままで」と事情説明。死体が誰なのか?誘拐犯では?ってことなのね。
高額の料金にも釣られて調査することに。ヒギョンが作り話を熱演して、情に訴えて金鉱の社員名簿を見せてもらう。

しかし、ギャンブルに脱線するヒギョン。すっからかんになって帰りの電車賃がない。質屋にバッグを売りに言った。ヒギョンのバッグは偽者だったけど、質屋のオヤジのつけてる指輪が、死体についてた指輪に似てる!しかし、ヤクザが登場して結局追い出された。

翌朝、質屋のオヤジの店で、餅を詰まらせた女性を応急処置して助けたムヨンとヒギョン。これで、食事を奢ってもらい、失踪した人の調査を引き受けてもらった。
ウギョンから死体は多指症だったという情報が入り、チョ・マンギと言う人。カンの良い人だったけど、鉱山は辞めてる。息子がソウル大を受験するとか言ってたな・・・。
ウギョンは、「彼の妻や息子には会わない。日記を手に入れて」と言う。

残ったムヨルはウギョンの気を惹くのに必死だけど、ずっと不発。一目ぼれした!と叫んだところにウギョンが・・・。聞こえてたはずなのに無視。

遺族に「警察に行けば遺骨と金塊が受け取れる」と報告したけど、父に恨みがあるのか、息子は拒否。
妻の方は少しは取り付く島がありそうなので、説得に当たりますが駄目。でも、事情を聞きだしたヒギョンが、「お父さんが霊となって取り付いた」って芝居をして、「ゴメン」と謝った。嘘なんだけど、それで恨みが晴れるならっていうヒギョン。
日記帳や何かの設計図?みたいなのを預からせてもらった。1989年失踪。
「弟さんの誘拐の事情を聞いてなかった。あれ、嘘だよね?」というウンス。意外にカンがさえてる?

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